室町無頼のレビュー・感想・評価
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武器
マカロニウェスタン?
殺陣の迫力がすごい
熱血時代劇エンターテインメント!
無頼が
だいぶクソオモロいやんけ!
やるぅーーー入江悠!!
ヒーローが弱者のチカラと成り、正しさを信じ悪政を叩く俺達いっちゃん大好きなヤツ。
時代劇チャンバラと思わせといて作りは西部劇だ!!
ウエスタンなBGMに荒野と夕陽、吹き荒ぶ砂埃。
食うや飲むやも苦しい庶民の生活に、登場人物全員汚いのも良い、全員歯が汚いのが特にサイコー!
と、西部劇X時代劇のハイブリッドかと思いきや香港カンフーも上乗せだー!
もう、強く成りたい若者にムチャな修行って、酔拳にしてベストキッドやん。
こんなにも俺達が大好きなソレ盛り盛りされたら面白く無い訳無いじゃん。
もう、自分の命じゃ無く、信じる主義、意志のみに身を預け信じ生き死ぬのがヒーローで有りクソカッコいいぞ。
歴史に一行だけ残る人物に乗せたこの作品、かなりエエやん。
花の慶次に並ぶ凄さ有るでやでーー!
無謀な戦いだったんだ!
時代西部劇?
BGMもなんかもそのテイストがあり、ウエスタン調時代劇、みたいなものをやりたかったんでしょうか?
荒廃した世界を表現したかったのかもしれませんが、やたら風がビュービュー吹いて岩ゴロゴロ、に違和感。アメリカ開拓時代のイメージかもしれませんが、景色が日本ではない。美術設定、世界観の描き方が中途半端に見えました
独特の世界観で、話はテンポもあって面白かったですが、基本は時代劇風のユルユル&ご都合主義なのに、一揆シーンはリアルテイストも出そうとして結局そうでもなかったり、と映画としては中途半端感が否めない微妙な仕上がりに
才蔵の修行から大立ち廻り、ラストシーンへの流れは往年のカンフー映画さながらでワクワクして楽しい。演じた長尾謙杜さんは、セリフ回しなど正直、役者としての技量不足感は否めず残念ポイントもありますが熱演でした。脇を固める堤真一さん、松本若菜さんも渋い存在感を発揮されてましたね。主役は流石の安定感ですが、兵衛というより二枚目を演じている大泉洋さんそのもの、という感じも(苦笑)。一揆が起きるような飢饉続きの世界感に合わせて、その他多くの出演者の役作りは何れも素晴らしい仕上がりです!!
劇場で観る価値のある映画
荒廃した時代設定。とにかく人々が疲弊しきっている。民の生活を顧みることのない無能な権力者とそれに立ち向かう民衆という非常にわかりやすい構図
あまり歴史に興味がない方にも受け入れやすい内容になっている
主演の大泉洋は、人たらしの魅力的なキャラクター
謳い文句どおり大泉洋史上1番かっこいい。
堤真一の演技も安定感が抜群。
評判どおり音楽が合っていないので、拍子抜けする感はある。
特筆すべきは長尾謙杜。台詞廻しがやや拙い部分はあるが、演技力とアクションで充分にお釣りがくる
一介の汚い少年から兵法者に成長する姿は目を瞠るものがある。アクションは、るろうに剣心の佐藤健に匹敵する実力。
ラストのアクションは必見。
一揆のシーンもアクションも見どころ満載なので、劇場に足を運ぶ価値のある作品である。
先鞭の徒
室町時代?
レビュー評判は良かったのですが…
ただただ劇伴が残念!
大泉洋さん、堤真一さんの殺陣が観たくての鑑賞。
一言でいうと、黒澤明監督作品と、マカロニウエスタンと、「酔拳」と「レ・ミゼラブル」をごちゃ混ぜにした作品。
監督が「リスペクトしてます。オマージュです!」と言ったらそれまでですが。
話の筋も分かりやすく、せっかく殺陣もちゃんとしてるのに、劇伴で映画の生死が決まると思っている身としては、マカロニウエスタン風味の劇伴は本当に興ざめ。
一気に昭和40~50年代のテレビの娯楽時代劇風味になってしまった。
あれなら、風の音や足を動かす時の地面の音の方が、緊張感が出るのでは。
こんなに劇伴が耳障りだと思う映画は、なかなかない(笑)
やはり、「劇伴で映画の生死が決まる」と言う自論は過言ではないなと、改めて思った。
あと、個人的には松本若菜さんは、殺陣をする側の役が観たかったな。
民の為に使わずして何の為の税か?
「SRサイタマノラッパー」の入江悠監督が東映京都撮影所に乗り込んで撮った大型時代劇で室町時代の大飢饉後に起こった「徳政(債権放棄)」を求める土一揆を題材として垣根涼介が2016年に出版した本屋大賞小説が原作。東映の須藤泰司プロデューサーが何故か入江監督にオファー(まだほとんど実績の無い時期である)してスタートしたのだがコロナで一旦頓挫し2023年から再び動き出した足掛け9年の大作で入江監督の表現を借りれば「東映が少し狂っていた」おかげで出来上がった。白石和彌監督の「十一人の賊軍」から「侍タイムスリッパー」そして本作と東映京都はここのところイケイケで攻めていて日本のハリウッドとも呼ばれた京都太秦の復活を目指すのだろうか。入江監督が述べているように本作は若者や子どもにも時代劇の面白さを知ってもらいたいという魂胆がありひねりの無いシンプルな構成で誰一人おいてけぼりにしないよう分かりやすく丁寧に作られていて原作にない北村一輝演じる超悪キャラも対決のカタルシスがために加えたという(そもそも一揆が勝利しても足利義政将軍は涼しい顔なのだ)。「分かりやすさ」ゆえにちょっと許せないシーンもいくつかあるのだが、何といっても大人の階段上るなにわ男子長尾謙杜の棒術修行と成長物語が若者ならではの身体を張った演技で素晴らしくクライマックスでの「みんなぶっ飛ばす」から屋根に駆け上がり地面の書状を拾いの超長回し1カットアクションに昇華していて心の中で拍手喝采、全てのダレた部分を帳消しにして余りある映画史に残る傑作シーンとなった。
室町時代の民衆の暮らしの過酷さを肌で感じた
事前に調査せずに、大泉洋さんが主演だからという理由だけで、すこしポップな内容にも期待した軽い気持ちで鑑賞しました。しかし、映画が始まてすぐに、そうではないと気づかされました。
映画の登場人物たちは多少の脚色が施されていますが、
室町時代の民衆が多くの理不尽に晒されていた現実を、非常にリアルに描写していることが私には一番興味深いポイントでした。
そのため、登場人物たちの心の葛藤や悲しみ、怒り、そしてそれでもなお楽しく生きようとする思いに心から共感しました。
室町時代は、それまでの時代での成功・失敗の経験が積み重ねの上でさらに高度化された社会システムを形成し、それが権力者と民衆間の圧倒的なパワーバランスになっていたと理解しました。この仕組みは容易には変えられなかったのだろうと、映画を通じて社会の現実に深く触れることができました。
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