室町無頼のレビュー・感想・評価
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人々の繋がりと才蔵の成長に胸を打たれる作品
先行上映で鑑賞しました。
現代社会にも繋がる目を瞑りたくなるような社会問題がリアルに描かれて、そんな社会を変えようと団結して闘う人々の姿に終始圧倒されました。
兵衛と蔵の師弟関係、またその2人に救われた人々が身をもって恩を返そうとする姿、一揆での民衆の団結
からわかる人の人の繋がりの強さは現代人が思い起こすべきものだと感じた。
特に、はじめに生きる希望を持たない死んだような目で汚れていた才蔵が、過酷な修行シーンからラストの一揆のシーンでは1人の少年が人の優しさに触れて強い青年に成長していく様子がたった2時間少しの作品の中で描かれていた。何年も時間が経過したように感じさせる成長ぶりでした。長尾謙杜さんの今後の俳優活動にも注目したいと思える作品でした。
劇場で何度観ても見応えが作品だと思う。
本作品公開後、また観に行きます!
無頼漢、マクロファージ嬢と同衾す!
はなから、世直しのビジョンなど持ちあわせていない無頼の輩。所詮、鬱憤晴らしの打ち壊しにすぎないものの、史実から蓮田兵衛の存在を見いだし、それに肉付けして物語としたアイデアは買える。
野ウサギって簡単につかまるか?
大泉洋と堤真一の悪友同士通じあう掛け合いが心憎い!何よりも松本若菜が(マクロファージでも活躍)サウナ(この時代あったのね)でヘソ出し姿で啖呵を切るなんざしびれますね。大泉洋が彼女と同衾!羨ましい。ラストで“面倒みてやった”童貞君との再会シーンの表情も良かった。今後も時代劇登場期待しております。
ウサギ素手で捕まえられるか?
このところ時代劇の盛り上がり、勢いがあって例の『将軍』なんかでもテイストはアメリカだけど、高評価はありがたいし時代劇の可能性が広がりました。
ふとおもったのは、『侍タイ』の後日譚で、主人公がまた雷に撃たれて過去に戻って行く話で、名前も心配無用ノ助に替えて活躍するというのはどうだろう、とか………
いずれにしても、昔の“ああ東映のチャンバラ劇かぁ”なんて声もなく欧米のスペクタクル劇に比肩する現在、日本時代劇の未来に多いに期待しております!
だから、ウサギ素手じゃ無理だって!
初IMAXレーザーがこれ
というのは、正解だったのかな?
原作をだいぶ前に読んでいた。映画が公開されるというので、もう一度読んで映画館へ。
原作では、才蔵の成長、修行の様子に多くのページをしているが、映画では、これだけか。
修行の前半が原作に比べるとイマイチ。水車では絵にならないのかな。
鴨川の河原の惨状は、映像でみる方がより悲惨さが出るが、、、。
2時間チョイでは難しいのか。
蓮田兵衛の真意がストレートに出ていない。原作とは違うものと見るべきなのだな。
ただ、劇中の音楽は私にはフィットしてないように思えて仕方なかった。音楽が気になって仕方ない場面があったな。
あれは、マカロニウエスタンの音楽。
芳王子もなんかはすっぱな女に見えて、匂うような色気と醸し出す教養は、、、。
将軍に徳政令を出させるのが目的だったというのは、矮小化しているな、と思う。
まあ、アクションとこの時代の庶民の置かれた状況は出せたのかな。
無頼、って?
通常館?で、二度目。通常で良い。音楽がやはり合わない。セリフも不明瞭なのは変わらない。
メイク?汚し?がやはりくどい。
猿と呼ばれる若者が剣術修行で成長する姿がGOOD!
「室町無頼」熱い映画です
IMAXで先行上映を観ました。
時代劇というより、エンタメとして2時間ずっと楽しめる映画でした。
入江監督の作品を初めて拝見しましたが、登場人物の台詞や魅せ方、アクションシーンの斬新なカメラワークなど、こだわりを持って作られているのを要所で沢山感じて、印象的な場面がたくさんありました。
ただ、他の方も書いているように劇伴がたまに気になってしまったので−0.5とさせて頂きました。
主人公の蓮田兵衛、旧友の骨皮道賢を大泉さんと堤さんが魅力的に演じられており、2人の掛け合いや殺陣の重みがかっこいいです。
登場人物で1番の見どころは、長尾謙杜演じる才蔵の成長だと思います。何者でもなかった青年が、信頼できる兵衛に出会うことで修行して強くなっていくストーリーは、少年漫画そのもので熱かったです。
一揆のシーンはIMAXで見ることで、参加してる村人の動きなどをまざまざと感じられ、まるで自分も参加しているかのような迫力がありました。
歴史に名を残さなかった者たちの政府に対する不満が一揆で爆発する構成は、現代社会に通じてグッとくるところがあり、村人の叫びや台詞で泣いてしまいそうになる場面もありました。
作品としても、描かれている登場人物、カメラワークがすごく魅力的だったので、全国公開が始まったら、もう一度観に行こうと思います。
あえて「意外と」面白かった、と言おう
シナリオも物語の見せ方も、アクションも画面の雰囲気もレベルは高いなと
感じた
応仁の乱より前の時代、いわゆる戦国時代とは違う世界、甲冑をまとった武士というよりも寄せ集めの僧兵、山賊団のような描き方は、一揆勢力との衝突の描き方にリアルさを感じさせてくれてよかった
ただ、ただどうしてもどうしても大泉洋さんにはこのシリアスとコミカルさを上手く演じる必要がある役回りに無理を感じる。コミカルさは抑え気味にしていても違和感だし、シリアルさ全開のシーンでも「大泉洋」が出てきてしまって違和感が最後まで拭え切れないんだよぉ・・・
大泉洋さんは大好きなんだけど、洋さんじゃなくて鈴木亮平さんかちょっと雰囲気違うが浅野忠信さんなんかが演じたらまた全然違った印象になったんだろうなぁ
ただ、還暦の堤真一さんとのあの難しい関係性にも納得感を持てる世代となると違うかぁ
ただ、やっぱりあの役は洋さんでは陽のイメージが付きすぎていて・・・・・・・・・・・洋(陽)だけに
おあとがよろしいようで・・・・・
圧倒的スケール!
先行公開で鑑賞。
とにかく臨場感、スケールの大きさに圧倒されました。
話の内容を簡潔にまとめてと言われれば大筋はまとめられるが、それだけでこの作品の良し悪しがわかってたまるかと思うくらいには観てほしい…
登場人物の心情の動き、友情、尊敬、敬愛、勇気…自分の中に誰しもが持っている感情をいろんな方向から掘り返されるような、そんな感覚になりました。
豪華なキャストのなか印象的だったのは、私は長尾謙杜さんのファンなので彼を除くと、武田梨奈さん演じる超煕の異彩放つ存在感に目を奪われて仕方なかったです… 彼女が一揆シーンに出てきたときの安堵感、すごい。
本公開されたらまた観に行きます!
最後まで飽きずに見れる映画
時代劇かつ室町時代という馴染みがなさすぎて不安だったのですが最後まで飽きずに見れて最後の一揆のシーンと才蔵のアクションシーンは圧巻すぎました。これはIMAXで見る価値があると思いました。良い映画に出会えてよかった
大迫力のアクションにも緻密な演技が光る傑作
悪政の世をを憂い時代を変えようと動く主人公を軸に見るもよし、才蔵という一人のか弱き少年の成長物語として楽しむもよし!何度も見たくなるVFXを駆使した大迫力アクションがとにかく凄い!!テンポよく話が展開していき飽きさせないがアクションばかりで疲れるということもない素晴らしい脚本。構想8年との事だが本当によくできている。
アクションばかりで大味になるかと思いきや、セリフのないシーンでも大写しになる瞳の表情や、風を使って感情の動きを表現するなど緻密な演技も光っている。特に大泉洋さん演じる兵衛と、堤真一さん演じる道賢については二人の関係性を示す感情の表現が素晴らしい。長尾謙杜さん演じる才蔵については圧巻のアクションも去ることながら短期間で演じているとは思えない顔つきの変化や目の演技が印象的だった。
あえて懐かしさを憶える劇中音楽が時々浮いてしまっていると感じる場面があったので☆-0.5。時々クスッと笑える場面もあり、感情を揺さぶられ涙するシーンもあり、見終わってすぐ「あのシーンもう一度みたい!」と思えるシーンがいくつもありリピートしたい大満足の作品でした!
圧巻の時代劇アクション!!
大泉さんが仰ってた言った通り才蔵の成長物語
初めてIMAXで映画を鑑賞しましたが、臨場感がとてもすごく大きなスクリーンにスピーカー、映画の世界に入り込みまさに室町時代に自分もタイムスリップしたかのような感覚になりましたジャパンプレミアで大泉さんが「この映画は僕が主演だけど、長尾くん(才蔵)の成長物語だ」と話しておりましたが、まさにその言葉の通り最初は拾われた子犬のようにちょこちょこと兵衛の後ろについていっていた才蔵が厳しい修行を乗り越えみるみる成長し、逞しくなっていく姿に涙が溢れました。後ろについて行ってた頃は様々なことに吠えていた才蔵も物語が進むにつれて静かな落ち着き、貫禄を備えていく姿、それを目で表現する長尾くんの演技が最高でした。また、六尺棒という長い棒を私はこの作品を通して初めて知りましたが、ワイヤーアクション含め代役を使わず全て自分でこなす姿に胸打たれました。大泉さんの殺陣も初めてとは思えないほど美しかったです。堤さんと一騎打ちになるところはとても興奮しました。師弟の絆、古き友人同士の絆、同じ思いを思った仲間たちの絆、色々な絆が描かれていました。そしてなにより一揆のシーンの迫力、事前番組や雑誌のインタビュー監督のお話などを通して大変だったということは沢山目にしていましたがこんなにも大規模で大人数の撮影、まさにIMAXにピッタリですごい迫力で気づいたら前のめりになって鑑賞してしまいました。時代劇は言葉が難しかったりするイメージがありましたがこの作品でそのイメージは覆されました。本当に胸打たれるとても素敵な作品でした。何度も何度も観にいきたいです。
IMAXでの鑑賞
室町無頼をIMAXで鑑賞してきました。
歴史物はあまり見ないのですが、分かりやすく、全体的に楽しく見ることが出来ました。
一揆のシーンなどアクションシーンは参加人数が多いこともあり、迫力があって良かったです!
無頼(頼るところがないアウトロー)が仲間と共に立ち向かうというよくあるものの定番な内容で良かったと思います。
血が流れるシーンや死体など少しグロいところもありましたが、耐性があまりない私でも大丈夫なほどでした。
キャストとしては、主演の大泉さんをはじめ、立ち振る舞いと声がとにかくかっこいい堤さん、色っぽい松本さんなど皆様素敵でした。その中でも才蔵役の長尾さんがこれ程アクションができるのか、と驚きました。可愛らしいシーンもよく、将来が楽しみです。
才蔵の成長や目の表情等がとても良くとても惹かれる映画でした!
兵衛と才蔵の関係性がとても良く、才蔵の成長にとても圧巻されました。歴史にはあまり詳しくないんですけどとても興味が湧きました!才蔵の目の表情が良く、前半と後半で全然違ってかっこよかったし、才蔵の殺陣にもとても目が惹かれます!!とても素敵な映画にめぐり逢う事が出来ました!また見に行こうと思います!
むしろ「かえる」の縦横無尽な殺陣に惚れた!
大泉洋さんの力が抜けた飄々とした立ち居振る舞いは、時代劇こそ生きるもんだと、以前、主演の「駆込み女と駆出し男」を鑑賞した際に強く思いました。
駆け込み女の際は、彼の口上というか長台詞がもう既に板についていてめちゃめちゃ格好良くて・・・また時代劇で主演やってくれないかな、と思ってたところの「室町無頼」で剣豪役じゃないですか!待ちきれずIMAX先行上映で鑑賞した次第です。
ただ、今回目を引いたのは大泉洋さん演じる蓮田兵衛よりも、彼に拾われた弟子の「かえる」を演じた長尾謙杜さんの一本気で感情が突き刺さる様な強い演技と、六尺棒を使った縦横無尽な殺陣でした。たぶん、師匠よりも殺陣は上手いと思います(笑)。有名なアイドルってことらしい(知らないです。すみません)けど、良い意味でアイドルっぽくなく突き抜けていて見せ場が十分でした。
主人公蓮田兵衛は無頼かつ、弱きを助け強きを挫くという人物で、大泉洋さんにぴったりの魅力的な役どころでした。今回大泉洋さんは殺陣やアクションは初めてとのことですが、剣豪っぽい雰囲気はかなりでていて良かったと思います。
ただ兵衛はクライマックスの殺陣においては、トリックスターみたいなイメージが先行して演出的にも剣豪の重厚感がやや表現できてなかった様な気がします。実際、太刀筋も軽くて斬れずに防具に阻まれたシーンがあったような。そういう設定なのかもしれませんが、主人公の魅せ方、重さの表現にもう少し改善の余地があったのではないでしょうか。
そんな乱戦の中、まってましたの登場感、圧倒的達人感を演出し、間違いなく師匠を上回ったのが、弟子のかえるの殺陣でした。正直、ワイヤーアクション?はちょっと違和感ありましたが、満身創痍で全力疾走し、挫かれても何度でも立ち上がる若者の清く尊い姿には真面目に感涙してしまいましたよ。
最後も無頼の意志が脈々と繋がれる感じで、素晴らしかったと思います。
ぜひご鑑賞を!
全428件中、361~380件目を表示