室町無頼のレビュー・感想・評価
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無法地帯の狂った様は見ごたえあるも・・・
室町時代を舞台に、世直しを図ろうと立ち上がった無頼漢を主人公とした時代劇。その世界と乱舞・そして狂ったシーンは他の映画にない見ごたえを感じましたが、自分としては高い評価をつけれない作品でした。
室町時代に起きた「寛正の大飢饉」。餓死者は増え、京に浪民がなだれ込むも幕府は大きく手を打たず、農民たちは税と借金に苦しめられていた。それを見て嘆く無頼漢:蓮田兵衛は、弱い民を助けようと立ち回る・・・てな感じのストーリーです。
まず、飢饉が生じ、土埃を顔に浴びながら苦しむ様と、それを意に介しない武士・金貸し・そして幕府重役の対比という、えぐいほどの差をいきなり見せつけられる。むしろ良い。上級国民と下々の民の違いが一揆を引き起こしかねないと上手く描いている。そして、一揆で起こる笑い・踊り、嘆きが一か所で起こるシーンはホンマに見物。法的に整えられた現代では考えられない狂気がそこにあり、「この世が狂っている」と肌で感じてしまう。これはただの娯楽映画には終わらない。もちろん、乱舞や一揆のシーンも見ごたえがあり面白いのだが、背景として歴史の恥部を見せる事をきっちり描くことによりリアルが十分感じ得る、説得力ある見事な描写と思う。
しかし、音楽が全然合わない・・・。
1シーンのみで切り取ったならまた違った視点で感じるんやろう。しかし本編を通して一貫性のない音楽は、見応えを思いっきり削ぐには十分すぎた。重たさを感じる音が奏でられたと思ったら、違う場面ではポップな音が出るとか。和食のフルコースでハンバーガーやカレーライスをいれるような感じか。んなもん酒と合うかいと感じるような不協和音だ。映画音楽は映画が誕生した時から演出に重要な要素として取り入れられてきたが、そういう意味では大きくダメにしてしまったと自分は思うています。
また、これも個人的意見ですが、大泉洋、悪くはなかったが、時代劇としてはどうか?
自分としては、時代劇、娯楽だけでは終わらないような感じの作品であればやはり役者の“重さ”が大事であると考えています。大泉洋も良い演技はしていたとは思いますが、そういう意味ではまだ軽い。主役を張るにはなにか物足りなさを感じてしまいました。逆に悪友の役で出てきた堤真一はまさにそれ。“重さ”を十分に感じさせるその演技は、主演を喰ったといっても過言ではない。また、主役の手下になった役で出演している長尾謙社も見事。若いながら“格”が見え隠れするような演技は今後期待か。
無法地帯のような狂った時代と、それに抗う人の様を上手く描いた時代劇だとは思います。しかし、とにかく音楽という演出が本作の点数を大きく削いだ原因であると自分は思ってしまいました。非常に残念。また、やはり娯楽だけではない時代劇の主役には“重さ”が必要やなと改めて感じてしまいました。ただ、人によっては「娯楽作」と思う人がいると思います。そういう方にはお勧めできるかなと思います。
「服装の再現度が凄い」
アクションシーンに注目
主演の大泉洋さんはもちろんのこと、脇を固める堤真一さん、松本若菜さん、北村一輝さんなど安定感のある役者陣で固められていて見応えがありました!
中でも特に、長尾謙杜さんが演じた才蔵が修行によってどんどん技術を身につけ成長していく姿は圧巻でした。彼の棒術のアクションシーンは見どころだと思います。
とても良かった
現在の日本。
おもしろかったけど
勧善懲悪エンタメ時代劇
大泉洋さん、堤真一さんと言う
安定感抜群なキャストに惹かれ、
鑑賞しました☆
飢餓や重税に苦しむ民衆の苦しみを
少しも理解せず、
遊興にふける権力者に対し、
歴史上初めて浪人の身分で
一揆を起こした蓮田兵衛さんを
主人公として、
兵衛さんに心酔し心から尊敬する
才蔵くんや、
苦境を少しでも変えたいと
もがき苦しみながら
共に戦う決意をした民衆たちの物語!!!
勧善懲悪度100%の作品でした。
ストーリー的には
お決まりの展開ですが、
敵役として登場する
骨皮道賢さんとのシーンは
さすが大泉洋さんと堤真一さんだなと
思わせる見応えがありました。
殺陣さばき、乗馬シーンも
言わずもがなです。
そんな大御所の中でも、
才蔵くんのシーンが
丁寧に描かれていくことで
埋もれることなく、
ラストシーンを生き生きと
魅せてくれたのだと思います☆
大泉洋さんの人を惹きつける姿が
一番良かった٩(ˊᗜˋ*)و
横暴な権力者に屈せず
戦いに挑んだ蓮田兵衛さんの姿は
現代の私たちにも勇気をくれます。
こんな人が周りにいてくれたら
ステキですね。
テレビの宣伝につられて見ました。
兵衛→堤真一、道賢→北村一輝、北村さん演じた大名を大泉さんの方がハマったんちゃう!?
昨年から邦画は、時代劇をよく観てる気がします!
制作発表の時も予告解禁の時も感想は同じで・・・
大泉洋さんは、いい役者さんですが・・・
この役に関しては、違和感しか無いって思いながらの鑑賞
作品は、昭和な時代の綺麗な型にハマった時代劇ではなく、画面から異臭がしそうなリアルな描写
内容も分かりやすいのですが・・・
ベストキッドのオマージュのような才蔵の修行シーンが私的には良かった!
でもやっぱり兵衛役は・・・
私的に内野聖陽さんなら凄みも迫力倍増で、堤さんとの対決も手に汗握ったと思うけど・・・
現キャストなら兵衛→堤真一、道賢→北村一輝、北村さんの演じた大名を大泉さんの方がハマったんちゃう!?
知り合いのドンペイさん今回もいい味出してました^^!
長尾謙杜さんの殺陣が素晴らしい
奇しくも"トワイライトウォリアーズ(TW)"を観た直後に鑑賞、TWが素晴らし過ぎて、その余韻が冷めやらぬ内の鑑賞は"室町無頼"に分が悪いと感じました。TWを観ていなければもう少し高評価だったかも。。。
とにかく長尾謙杜さんの殺陣が素晴らしかった、それに尽きます。
大泉さんも頑張っていらっしゃいましたが、いかんせん日頃のぼやきキャラが頭から離れず(映画の番宣のためにバラエティに出まくっていらっしゃるのでなおさら)最後までしっくり来なかったです。
銀魂の小栗旬さんの衣装を想起させる衣装も、ちょっと違う(個人の感想です)みたいな?三船敏郎さんを目指したようですが、であればもっと汗臭いボロ着の方が良かったように思います。
京への攻め込み場面でも、いつの間にそんな大仕掛け持ち込んだの?みたいなリアリティに欠けるものがありました。
大泉さんにはちと厳しい評価かもしれませんが、三船敏郎を目指すためには日頃の露出から見直さないと厳しいように思いました。
音楽が?ハテナですが、長尾謙杜さんが素晴らしい
事前になんの知識もなく観たら、全体的にバタバタでストーリーもよくわからず(途中眠くなりました)、最後にやっと、あー、そうゆう話か、とわかりました。
てか、音楽がマッチしてなくて残念。
闘いのシーンであんなポップビート?
ギター?西部劇?
映画音楽ってそれだけで素晴らしいのに、なんかしらけちゃって逆にそこが印象に残っちゃいました。
黒澤明や北野武のような監督ってなかなかいないものですね。
しかし、長尾謙杜さんは素晴らしかったです。
ごめんなさい、アイドルってよく知らず、軟弱なイメージしかありませんでしたが、かなりトレーニングされたのではないでしょうか。
長尾謙杜さんに拍手です👏
観たかった入江悠作品!
十一人の賊軍より好き
薄味
大泉洋の善人ぶりが鼻につく。薄っぺらで魅力がない。途中で「いやあ、止めようと思ったんだけど、うまくいかなくて」みたいな言い訳するとこがよかったのでああいう小狡さを前面に出したほうが深みがでたのでは?
彼に限らず出てくるキャラクターがみな一面的でしかもどこかで見たようなものばかり。
マカロニウェスタン調でやろうとするのはわかるし、腕がちぎれたり屋根をぶち抜いたりするのは楽しかった。ただ、やり方が中途半端。話のトーンがウェットすぎる。もっとドライにしてくれないと。結果、マカロニウェスタン調の劇伴が浮き上がって聞こえてしまう。
京都での攻防戦にもアイディアが足りない。一揆側の作戦がうまくいきすぎてるし、さらにはその作戦がショボい。細い木枠を倒すやつとか。あんなの何の効果があるんだろ。もっと知恵を出して考えるべきだった。
アクション自体は頑張ってはいた。が、アクションとアクションのつなぎが悪く、なんでそうなるの?みたいなケースが散見された。
殺戮戦をやってる最中に「証文が焼けた」とみなが踊り戦いが中断するとこなどがその例。なぜ止まるのかボヤッとしてる。「証文が焼けた」の声にそれまで静観していた民衆が雪崩れ込んできて武士たちがあっけに取られるという展開、これが正解だろう。もしかすると演出のせいかもしれない。
長尾のアクションは観る価値がある
1室町時代の京を舞台に、無頼の素浪人が悪政と飢饉に喘ぐ民衆を束ね、一揆を起こす様を描く娯楽時代劇。
2本作では時代背景として、現代の市中経済の素となる仕組みが、室町時代に形成され、ヒト・モノ・カネ・クチコミの移動が活発となったことを示した。そしてこのことで、民にお
ける自由経済とそこに目を付けた官による税や通行料など取れる所から取るという徴収理念が出来上がった。貧富の格差が増し、金貸しや権力者は肥え、持たざる民衆は疲弊した。このことは今日の世情と相通じるところがあり、製作意図が見えてくる。
3主要人物は三人。素浪人・兵衛が大泉、その弟子となる才蔵が旧ジャニーズの長尾、大泉の昔からの悪友で市中警護を任せられている暴力組織の頭目・道賢が堤。
前段は兵衛と才蔵の出会いから才蔵の修業が描かれ、その中で才蔵が成長していく様が面白いがはしょり気味で食い足りない。兵衛はスタイリッシュないでたちで、登場場面での音楽がマカロニウエスタン調なのが新味があって良い。
4後段は借金苦の民衆が証文を無きものとする一揆が描かれる。リーダーに担がれた兵衛は警護をかい潜る一計を案じる。洛中に進入した一派は、ド派手にやり合う。虐げられた人々の怨嗟と群集のエネルギーが一気に爆発し、歓喜のモブシーンとなる。この一揆は、史実に記録が残されているとエンディングで説明があったが、ショー化する過度な演出は不要に思えた。一揆に成功した兵衛は、御所に印しを残し、徳政令を勝ち取るが、傷つきながら道賢と相まみえる。
5本作は、民衆が権力に立ち向かうという図式は良いが、全体的に大味な作りになってしまったように思う。観ていて長尾のアクションシーン以外にワクワク感が少なかった。役者では、長尾の一連のアクションが秀逸で、大泉の立ち回りを上回った。
大泉洋の濡れ場...
1.少し珍しく大泉洋の濡れ場があった。
2.若さは良いとつくづく思った。
3.ジャッキーチェンかベストキットかと思った
4.仙人の弟子2人、後半活躍していた
5.あの綺麗な女の人松本さん?最近出ている
6.最後あの槍使い逃がしてくれるなんて...
7.女の子にはお土産大事
8.音楽、なんか合ってなかった
9.あの門の前で殺された偉い人、誰?なに?
10.次は大泉洋のタップリの濡れ場を期待する
11.飢えていた人、痩せていてリアルだった
12.最後の「無頼」とほ「あんたの世話にはならない」と言う意味?
13.私も会社の世話にならないで「無頼」で生きたい...
14.侍タイムトリッパーが面白かった。
15.皆で貴族の所へ向かう時?アルマゲドンかと思った。
16.マフラー巻きたくなった。
17.骨皮さん、最後本当に骨と皮だった。堤さん凄い
18.歴史書の一文「蓮田兵衛」だけで、これだけの物を作ったのは凄い
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