室町無頼のレビュー・感想・評価
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単純明快な時代劇アクション!ただ音楽がハマらなかった。
非常に単純明快なストーリーで
基本的には悪側に感情移入することなく、
主人公サイドが起こす一揆を「やったれ!やったれ!」という思いで見られます。
証文を燃やすべく松明を持って攻め込む一揆勢や
六尺棒を使った才蔵の無双シーンなど、
映画館の大画面で見る
気持ちの良い部分は一通り抑えてあると思います。
ただ個人的には
アクションものとしての要素が強すぎて
ドンパチの間の人間ドラマが少し薄く感じられてしまいました。
大泉洋さんの「蓮田兵衛」と
堤真一さんの「骨皮道賢」の道を違えた友人同士の絡みはとても良く
FIXの絵の会話だけで映画が成り立つくらいには
緊張感や迫力があったので
この2人のドラマをもっと見たかったなと思いました。
涙腺のハイライトは
河原で兵衛を介錯する道賢のシーンだと思うので
もっと感情を高ぶらせて欲しかった・・!
あと細かいことですが、
そのシーンで
道賢が兵衛の刀を投げて効果音が無かったのが気になりました。(聞こえなかっただけ?)
河原で日本刀と石がぶつかってるんだから、少なからず音は出るだろうと。
もうひとついえば個人的には音楽が刺さらなかったです。
室町時代の飢饉という重いテーマだから
緩衝材としての軽めの音楽だったのかもしれないですけど、
そもそも主役から脇役まで大体がポップなキャラクターしていて
そこですでに中和されているので、なんかハマってないなと感じました。
ただ全体的にいえば
歴史ものとしてはすごくわかりやすいストーリーなので、
時代劇など抵抗がある方にもおすすめできる作品と思います!
室町無頼
室町無頼(映画の記憶2025/1/17)
税金返してくれ!!!!!
あり得ると知ってたはずの、見知らぬ時代劇
凄絶な飢饉の悲惨さ
一揆や焼き討ちを“仕掛ける側”の目線
棒術使いの兵法家
シリアスでアクションもできる大泉洋
一つ一つの要素には既視感があったり知識としては知っているものも少なくないのだけど、組み合わせの妙で馴染みがあるような気がするのに新鮮に見られる、という不思議な感覚の連続
スケール感、迫力、盛り上げ方の表現が上手くて没入感、満足感がとても高く感じられた
難があるとすれば「十一人の賊軍」でも感じられた「本当はもっと掘り下げがあったんだろうな」という、人物描写やストーリーの一部が切り欠かれたような“ぶつ切り”感が、やや強かったこと
小説を原作として二時間前後の上映時間にまとめることの難しさなのかもしれないけれど、そこで没入感が些か損なわれてしまったのが口惜しい
とはいえ「それはそれとして」とばかりに殺陣のアクションがかっこいいので、その辺りで評価が分かれそうな印象はある
ともあれ、エンタメとしての満足度はとても高かったように感じられたし、アクションの派手さ、群衆の規模の大きさが生む迫力など映画館で見ることをオススメできる映画だと思う
迫真の演技では、ある!しかし!
カメラワークが演出過多だなあ。回転させたり、臨場感だしたいからなのか、手ぶれも多い。リアリティを追求したい所なのかもしれないけど、時代劇って形式美なところもあるからなあ。ちゃんと殺陣を見せて欲しかった。そして暗い。これもリアリティなのかもだけど、殺陣を映させるためにもライティングは大事だと思うんだけどなあ。だから各キャストの闘いっぷりがあまりフューチャリングされてない印象。
武田梨奈、いいねえ。もっと活躍していいと思うよ。本格アクションできる数少ない女優さんだし。ラストバトルの乱戦の時も相手方の女優と女同士の闘いなのになんか中途半端だったよなあ。
「かえる」の無双っぷりもなんかビシッとこないというか、なんとなくの「グダグダ感」がね。これもリアリティ追求の弊害なのかも。
あと、「証文」焼き払えって言っててただばら撒いてるのはどうなのかな?あれで焼け残った分は結局取り立てられちゃうんじゃない?そういう部分はなんかアバウトなんだよね。
でも全体的に演技は良かったよね。大泉洋もグッド!棒術の師匠はわざとらしかったけど。あと公家達の立ち位置がちょっとよくわからないというかあやふやになっちゃってるのもね、、、、
2025年劇場鑑賞3作品目
高利貸しの金貸し業から借用書を家ごと全て焼き尽くせ!みたいな映画。 本年度ベスト級。
期待していたものの、期待を上回る事は無くちょっと残念だった。
出だしから西部劇で流れる様なBGMにずっこける(笑)
大泉洋さん演じる蓮田兵衛が世直しの為、高利貸しの借金に苦しむ人達を救う為、一揆を起こし金貸し業から借用書を家ごと焼いて借金をチャラにしようと奮闘するストーリー。
蓮田兵衛の弟子となった才蔵(カエル)の修行のシーンが熱い!
柄本明さんの教え方がスパルタなんだけど才蔵が見事に修行をこなして行く姿も熱かった!
才蔵を演じた方。
鑑賞後に調べたらアイドルグループの方だった(笑)
素晴らしい演技でした!
堤真一さん演じる骨川は蓮田兵衛と腐れ縁なんだけど2人が戦うシーンには泣ける。
エキストラもかなりの人数を使った感じで夜中のタイマツの数の迫力は凄かった。
室町時代にこんな暗黒の出来事がホントにあったのか?
気になります( ´∀`)
昭和なウエスタン時代劇
直木賞受賞作家の垣根涼介原作時代劇
初めての武士階級として一揆を起こした室町時代の蓮田兵衛の知られざる戦い
暴れまわる大泉洋と堤真一が観れるのをわくわくと期待してましたが、まさかの敵同士で残念
時折流れるBGMや絵面が昭和の西部劇のような雰囲気を醸し出していたけど、初っ端から暗くて市民達が非情に汚い
あそこまで顔を汚されると表情がわかりにくい
血しぶきや遺体や骸骨もじゃんじゃん出てくるので、耐性無い方は要注意かもしれません
物語的には突如始まるベスト・キッド的な浮いてる修行場面以外は予想を越えない時代劇
躍動感のある今どきなカメラワークと昭和なカメラワークが混在する不思議感覚
濃いめのキャラオンパレードなので、もう少しくすっと笑えるシーンが多くて良いんじゃないかな
一応面白かったけど私的には期待を越えない不完全燃焼
多分原作の方が面白いんでしょうね
主人公の大泉洋が一揆を起こすに至った動機がほとんど提示されなかったからイマイチ不完全燃焼なのかな
堤真一との関係ももやっとした感じなので、その辺も描いて欲しかったな
証文を燃やす為の一揆なのに証文を燃やさず撒き散らすのが気になって仕方なかった
映像的には映えるんでしょうけど、あとで拾われちゃったらダメじゃん
なんて気になるポイント多目ですが戦闘シーンは見応え有り
特にベスト・キッド少年が強くなって戦う様はカッコ良かったよ
情け無い!あぁぁ~うぉぉぉ~お前は誰だ?今何をやった?うぉぉぉ~あぁぁの繰り返し
実際に起きた、室町時代中期 寛正の土一揆の話。
今日は「室町無頼」みたのよ。
-------流れ-----
(´-ω-`) ガビ---ン! 農作物不作じゃん、うぉぉぉ、あぁぁ~
(; ・`д・´) だ、だ 誰だお前は?
(;^ω^) 我々は土民だ 凶作、伝染病、過疎 、将軍の不信任だ!
借金証文を燃やすんだぁ
(; ・`д・´) 何でこんなことするんだ!
(>_<) もう我慢の限界だ!
(給与は据え置き、物価上昇、不景気、消費税は下がらん)
(; ・`д・´) 一揆とは何事かぁ
(@_@;) ガソリンは値上げ、灯油も高すぎるぞ!
野菜はバカ高い!コメ不足!小麦粉が無い!食うもんねぇ。
トラック業界への変な圧が、色んな所へシワ寄せに・・・
近所のラーメン屋も潰れたぞ!
(。-`ω-) それでも借金は帳消しにはせぬぞ!
(-_-メ) 世界的に比べて、国民平均年収の8倍も議員所得貰ってんじゃねぇ!
(´-ω-`) うぅぅ~ そ・そ・それは。。。
------------- という流れではありません。------
そんな風な流れが 有るでもなし、なくもなしw。
微妙な繰り返しの展開。土民大勢の怒りと 京を守る京極軍との戦い。
もう 誰が誰なんだか。夜だし わけわかんねぇ事に。
燃えてる借金証文だけが頼り。
今何やった? アレ? 死んだ? 生きてるの? ふ~ん・・・
暗すぎて目が結構疲れて疲れてしまう。
観ていて思ったのは、色々な所でロケ-ションにて地元エキストラを使って撮影したんでしょうね。大変ご苦労様でした。
ですから 全体的にここではこんな場面が撮れるよっていう
所謂カタログ的な撮影資料にはちょうど良いかなと思いました。
それと、
才蔵(長尾謙杜さん)が終盤に見せるワイヤ-アクアションの立ち回りは
明るく出てたんで それは十分楽しめました。大変良かったです。
唐埼の老人(柄本明さん)に鍛えて貰った成果でしたね。
他 良かった所:
蓮田兵衛(大泉洋さん)の刀を両手広げて戦場の中に突き進むところ。
骨皮道賢(堤真一さん)最後の打ち首。
芳王子(松本若菜さん)綺麗な妖艶さ。
村の飢餓の農民親子二人。最初CG⇒飯食って実写入れ。そこはCGの表情が良かったでしょうか。いい雰囲気出てましたね。
ただ、蓮田が親子の亡骸をみて ”遅くなってすまない”と言うんですが あの親子かどうか 何故分かる? 適当な思いなのか どうか。
それぐらいでしょうか。
全体的に メリハリが無いって感じを受けました。
各撮影ブロックで撮ってまとめた感じがするので
戦の流れが長目の繰り返しに感じましたね。
そこが とても惜しい限りと感じます。
これだけ多くの人を投入して撮っているのは大変凄いのですが、
現代生活と比べて差があり過ぎて、共感部分が少なく思いました。
ご興味ある方は
劇場へどうぞ。
オンドルルラギッタンディスカー!
戦の映画。
細かいことを気にしなければ、派手で良き。
そろそろ日本、一揆必要じゃね?
細かいことを言うと、音楽のチョイスが謎。
この一揆があまり我々の記憶にない以上、倒幕まではいかず首謀者はそりゃ死ぬよねってのは分かるんですが、その分かりきった最期を盛り上げたいのも分かるんですが、さすがに陽気すぎるやろ。
そして才蔵さんの滑舌が最悪。
どこまで本人がやってるか分からないけど、アクションは良かったですよ。でも何言ってるのか聞き取れない。まず滑舌の修行をしてほしい。
歴史に埋もれた蓮田兵衛を発掘し、彼の躍動を描いた意欲作
最近、時代劇が元気になりつつある。侍タイムスリッパ―、将軍などの話題作が脚光を浴びている。そのような状況の中で、本作は、歴史書に一行だけ名が記されている蓮田兵衛(大泉洋)を発掘し彼を主人公にした室町時代の無頼者達が腐敗した幕府への一揆を企てるまでを描いている。
時代劇で室町時代を取り上げた作品は少ない。実在した人物とはいえ、無名の人物を主人公のすることも稀である。何故か。集客力が弱いからである。しかし、本作は敢えて、そんな人物、時代を選んで作り手の時代考証力と想像力で勝負した意欲作である。
かつて、作家・司馬遼太郎が坂本竜馬という英傑を発掘し、竜馬がゆくという小説で、坂本竜馬を幕末の人気英傑に押し上げてみせた。常に、時代は、観客は、新しいものを求める、新しい英傑の登場に期待する。時代劇も、集客力の高い、幕末、戦国時代の有名英傑物語ではなく、新しい時代、新しい英傑を積極的に発掘していかなければ先は見えている。そういう意味で、本作が公開されるのは有意義なことであり、期待も大きい。
主人公に大泉洋を起用したことが成功している。弱者への優しさ、奢る強者に立ち向かう強さ、生きるための強かさ、人望、等々、一言では語れぬ人間としての大きさ、深さを持った主人公役は大泉洋が最適役である。主人公と対峙する幕府軍を率いる骨皮道賢役の堤真一も流石の演技で主人公と渡り合う。この二人が作品をけん引している。
主人公に秘めたる才能を見出された手下の才蔵(長尾謙杜)が厳しい修行に耐えて成長していくプロセスはカンフー映画のようであり、六尺棒を使った殺陣は斬新で見応えがある。西部劇のようなBGMは主人公達が己の力で道を拓いていこうとする者であることを彷彿とさせる。
登場人物が多く作品として大味になった感は否めない。折角、作り手が発掘した主人公をもっと丁寧に掘り下げて欲しかった。今後も歴史に埋もれた英傑を発掘する手法は継続して欲しい。時代劇の未来のために。
室町ウエスタン?
音楽がモロマカロニウエスタン風というか東映時代劇風というか、わかりやすく盛り上げてくれる。歴史知識の乏しいおっさんにはそこそこ面白いアクション時代劇だった。ただ才蔵の訓練や擬似ワンカット殺陣のCGの使い方はリアリズムとほど遠くマタゾウにとっては逆効果。痛さ、辛さ、難しさこそを描いて欲しかった。
しかし長尾某は後半の見せ場での擬似ワンカットなどアクションシーンで見せたものの、前半高音のがなり声が続きとにかく耳障りだった。監督がOKしてる以上彼の責任では無いが。あとおそらく集客には大いに効果があった模様。
追記:「辰巳」の遠藤雄弥が割と良い役で出てて良かった。
全ての場面で面白く、よかった
久々に映画館で、時代劇映画を視聴したが、面白かった。室町時代を描いた作品も珍しい。
大泉洋さんがいい演技をしており、表情、仕草、背中で語る場面など、いい味を醸し出していた。
斬撃の場面も時間、内容も長くもなく、魅せ方も今までにない演出の方法であった。これは映画館で是非とも観て欲しい作品である。
最近時代劇が面白いので期待したのだが、
時代劇を消滅させないために
無頼ってなんだっけ?
室町時代の一揆を描いた痛快娯楽時代劇、というふれこみですが、終始、ん?となるばかりでした。やたらと説明的な台詞が多く、そのせいか余計なことを言わせるのでゲンナリしてしまう。長尾謙杜にヒーローとするのはいいけど、コメディリリーフとしての側面も担わせるから中途半端ですべってしまってる。せっかく大泉洋がいるのに。敵側のキャラクターも立ってないから、全部が薄っぺらくなってしまっている。あそこで嘔吐したからって、悪が殊更引き立つわけでもあるまいし。ただ不快。
あとどうしようもないのが、音楽。そこでこんなの流す?ってのが多かったです。殺陣もイマイチで全体的に尺が無駄に長すぎる。
最近の入江悠監督は観る側を信用していない様な感じがします。
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