室町無頼のレビュー・感想・評価
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Japanese Western
砂埃が舞う長屋、ボロボロの衣類、所々欠けた器、薄汚れた顔、細かな所まで創り込まれていた。それはまるでマカロニウェスタンのようであった。。嫌いでは無いむしろ大好物だ!(だって綺麗な時代劇が嫌いだから…)
しかし…何かが足りない。その何かがなにか分からない…。なんだろう⁈話しも分かり易く小難しく無い。でも足りない。圧倒的に足りていないのだ。そうそれは共感性だ!個々の人物像の描き方が雑(いやと言うよりそもそも描いていない)で感情移入出来ないのだ!
いくらエキストラを多数使えど多大なる予算を掛けても良い作品にはならない。そこには人々のドラマが必要なのである。。
兵衛役は芝居なのか素なのか
あっという間、おもしろい!
2時間半と長い映画でしたが、あっという間だった。話の流れがよく、飽きを感じる事もなく、ただの一揆の話だけでは終わらない所が良い。
終始、大泉洋がカッコよくお茶目、
長尾謙杜が成長していく姿も見もの、
友情もあり、久し振りに見た時代劇、とにかく見てよかった。
ナレーションや音楽ついての書き込みもありましたが、時代劇だからあのような感じになるのかな‥
もう一回見に行こうかなっと思ってます。
名も知らぬ者たちの生き様を観た。
感想
1460年代室町時代。寛正年間に京都を中心とする人口集中地域において発生した疫病と数年間の大飢饉により幕府徳政令の下知が遅れた足利幕府に対して業を煮やした一万人を超える庶民が決起したとされる土一揆が発生。その首謀者とされ歴史書の記述に名のみが残る蓮田兵衛と骨皮道賢という人物をフィーチャーして、「あんのこと」で渾沌とした現代社会底辺部の闇深い問題を鋭い視点と切り口で活写した入江悠監督が自身渾身の脚本と演出を担当。そして伝統的お家芸である東映の時代劇制作陣が総力を挙げて室町時代の過酷な生活環境と無秩序状態での人間の振る舞いを創りあげる。絶望的状況の中でも逞しく生き抜く市井の人々の姿と徳政を求め、現政権や統治機構への批判と改革を掲げて現れべくして世に出ようとした多くの無名剣客、自称剣豪や田舎詰の土豪、或いは無頼漢達のやり場の無い様々な怒りや憤りを一揆という形でエネルギー爆発させてしまった事態の一大顛末をシュールな視点かつ味わい深い娯楽性を以て創作し描いておりある意味において気を吐いている時代劇作品である。
演出・脚本◎
自由な発想から考えられる社会状況の中でのその場に置かれているあらゆる人々の心理や想いを社会的側面から注視してイメージを加味していき、心の動きなどを含めたありとあらゆる感情要素をエピソードとして反映しようとした脚本は多少の難を感じるが大いに評価できる。また過酷な境遇下でも本質を見極める目を持つ人間に見い出された者が武士(もののふ)として成長する話を中心に農民、商人、女性、子供、各々の登場人物それぞれにあったであろう無数の視点と思考が感じられ各々の人生譚に感動する事が出来た。また各々の話が上手く纏められ表現されていた。
まだまだ日本の時代劇映画は滅ぶ事なく創って行く事が出来ると本作を観て安堵し喜びを実感する。
演出としても入江監督が過去の名作時代劇を手掛けた名匠達の作品の制作意図や演出を今一度よく汲み上げ、内容を踏まえて創作したと思われるシーンと台詞が多々あり、人間の不条理さや社会状況による究極的な貧困と飢えの中での人間の心理描写をよく簡潔に纏めて描いていると感じる。監督自身の本作に於ける名もなき市井の人々への想いや行動を忌憚なく描写して披露するという意図をありのままに演出に反映させているところも素晴らしいと感じる。
近年の時代劇の再評価ブームにあたって私事であるが「究極の環境下での人間的気迫を現代人は役として表現する事が出来無いのでは?」という疑念も本作を鑑賞すると忽ち払拭され心配が杞憂となり胸の支えがおりる気がした。
俳優・配役◎
大泉洋氏。というより洋ちゃん。どうしても洋ちゃんと呼びたい。洋ちゃんのナイスキャラが蓮田兵衛のキャラになっていて素晴らしかった。もうこの人垂らし!(笑)。益々ファンになりました。
堤真一氏。骨皮道賢って堤さんそのもののイメージになりましたね。演技は印象的です。
才蔵役の長尾謙杜氏。すみませんアイドルグループで有名な方である事を存じ上げませんでした。本作の演技はとても素晴らしいものでありました。貧困と飢えと明日死ぬかもしれない悲壮感と悩みの中で命を賭して数々の試練を経て武人となった姿に感動し、成長し立派になった最後の姿が画面に映った時、もしかしてこの後に歴史に名を残す人物になるのでは!と期待と希望が溢れ出てきて老耄は泣けて仕方ありませんでした。
遠藤雄弥、芹澤興人、三宅弘城、水澤紳吾、前野朋哉、阿見201、般若、ドンペイ各氏のそれぞれ個性的で気合いの入った素晴らしい演技と配役は印象に残った。特に唐崎の老人役柄本明氏の演技が秀逸で印象に残る。
⭐️4
音楽?
時代考証で気になること
面白かった〜
迫力満点
マカロニウエスタンな時代劇
最後は上手くまとめてる 京の都描写は良い チト長い気がしたよ❗️
大泉洋さん なにわ男子の長尾謙社さん 堤真一さん 北村一輝さん なぜか 巨人 阿見201さん 女性の方々大活躍
という意味では 期待どおりの作品❗️
ただ 一揆の画面では 誰が誰だかわからない『一瞬』があった。
長尾さんのアクション 修行シーンの CG が素人目にも乱れてたザラついたとこあり
でもそれは細かい指摘❗️重箱の隅❗️
碁盤の目のような京の市街
しがい つながりで リアルな死骸描写
大泉洋さん 蓮田兵衛 堤真一さん骨皮道賢 北村一輝さん役人のひ弱さ
のコントラストが最高でした。
砂ぼこり 琵琶湖 良かった
有料パンフ🈶は 俳優 製作者コメントが多いのが玉に瑕 だけども
4頁乃至5頁の解説 室町時代 貨幣経済 土倉 荘園 目から鱗だから 買う価値ありです 関学大教授
人物相関図とかは ホームページHPも秀逸なのでよろしく❗️
応仁の乱前夜 非常に興味深い🤔
なんか想像掻き立てられる 最高です。七重の塔
東映太秦❗️ほかパワー炸裂❗️アクション最高 時代の雰囲気最高
主人公 大泉洋さんの蓮田兵衛最高❗️ ストーリーは劇場で確認して❗️
普通に良い 現代版時代劇。
ただ 時の為政者に迫ったのか迫らなかったのか❓劇場で皆さん確認して
でもなぁ 力が入りすぎて チコっと長かった。と俺の膀胱が言ってました。
勿論 危機管理十分な俺は 1時間経過時点で トイレ行きました。
オシッコ突かれたシーンに 俺の膀胱が 激しく シンパシー😳反応してました。
良かった 6割程度の入りで 一人超えるだけで トイレ行けて良かった。
前の トランプ🃏さんは 超満員でコックピット状態でヤバかったから
大泉洋さん好き なにわ男子の長尾さん好き 堤真一さん好き 阿見201さん好き😍時代劇好きの人は必見の佳作でございます。本来なら松本若菜さんだけど なんか汗かいてて蒸し暑そうだった。でも セリフ『教えてあげる😍』的な・・のは良かった俺も教えて欲しい❗️ってマジ妄想広がった。この前観た『エマニュエル』より 明らかに良かった😍
あと女性同士の闘いがよく映像わからなかった コレは真実。【平井堅さん風】
日本版マッドマックス
良かったが…
無法地帯の狂った様は見ごたえあるも・・・
室町時代を舞台に、世直しを図ろうと立ち上がった無頼漢を主人公とした時代劇。その世界と乱舞・そして狂ったシーンは他の映画にない見ごたえを感じましたが、自分としては高い評価をつけれない作品でした。
室町時代に起きた「寛正の大飢饉」。餓死者は増え、京に浪民がなだれ込むも幕府は大きく手を打たず、農民たちは税と借金に苦しめられていた。それを見て嘆く無頼漢:蓮田兵衛は、弱い民を助けようと立ち回る・・・てな感じのストーリーです。
まず、飢饉が生じ、土埃を顔に浴びながら苦しむ様と、それを意に介しない武士・金貸し・そして幕府重役の対比という、えぐいほどの差をいきなり見せつけられる。むしろ良い。上級国民と下々の民の違いが一揆を引き起こしかねないと上手く描いている。そして、一揆で起こる笑い・踊り、嘆きが一か所で起こるシーンはホンマに見物。法的に整えられた現代では考えられない狂気がそこにあり、「この世が狂っている」と肌で感じてしまう。これはただの娯楽映画には終わらない。もちろん、乱舞や一揆のシーンも見ごたえがあり面白いのだが、背景として歴史の恥部を見せる事をきっちり描くことによりリアルが十分感じ得る、説得力ある見事な描写と思う。
しかし、音楽が全然合わない・・・。
1シーンのみで切り取ったならまた違った視点で感じるんやろう。しかし本編を通して一貫性のない音楽は、見応えを思いっきり削ぐには十分すぎた。重たさを感じる音が奏でられたと思ったら、違う場面ではポップな音が出るとか。和食のフルコースでハンバーガーやカレーライスをいれるような感じか。んなもん酒と合うかいと感じるような不協和音だ。映画音楽は映画が誕生した時から演出に重要な要素として取り入れられてきたが、そういう意味では大きくダメにしてしまったと自分は思うています。
また、これも個人的意見ですが、大泉洋、悪くはなかったが、時代劇としてはどうか?
自分としては、時代劇、娯楽だけでは終わらないような感じの作品であればやはり役者の“重さ”が大事であると考えています。大泉洋も良い演技はしていたとは思いますが、そういう意味ではまだ軽い。主役を張るにはなにか物足りなさを感じてしまいました。逆に悪友の役で出てきた堤真一はまさにそれ。“重さ”を十分に感じさせるその演技は、主演を喰ったといっても過言ではない。また、主役の手下になった役で出演している長尾謙社も見事。若いながら“格”が見え隠れするような演技は今後期待か。
無法地帯のような狂った時代と、それに抗う人の様を上手く描いた時代劇だとは思います。しかし、とにかく音楽という演出が本作の点数を大きく削いだ原因であると自分は思ってしまいました。非常に残念。また、やはり娯楽だけではない時代劇の主役には“重さ”が必要やなと改めて感じてしまいました。ただ、人によっては「娯楽作」と思う人がいると思います。そういう方にはお勧めできるかなと思います。
「服装の再現度が凄い」
アクションシーンに注目
主演の大泉洋さんはもちろんのこと、脇を固める堤真一さん、松本若菜さん、北村一輝さんなど安定感のある役者陣で固められていて見応えがありました!
中でも特に、長尾謙杜さんが演じた才蔵が修行によってどんどん技術を身につけ成長していく姿は圧巻でした。彼の棒術のアクションシーンは見どころだと思います。
とても良かった
現在の日本。
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