劇場公開日 2025年1月17日

「まぁ好みによります〔2025/9/24改変〕」室町無頼 LukeRacewalkerさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0 まぁ好みによります〔2025/9/24改変〕

2025年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

好みによります。
で、私の口には合いませんでした。

将軍と徳政、幕府武士団と領民の関係、洛中警護団の振る舞いや装束、あるいはその集団としての性格などの時代考証や台詞の言葉遣いに表われる違和感は、原作小説そのものが違和感に満ちているのかどうか、読んでいないのでわかりませんけれど。
あらかじめ釘を差しますが、フィクションの時代小説だからと言って何をやっても良い、現代映像クリエイターのインスピレーションが歴史考証に勝る、ということにはなりませんからね。
まぁ『陰陽師』くらい振り切った時代SFファンタジーです、というのなら別ですが、一応史実に登場する一揆を主導した武家、というからには、歴史に対して最低限のリスペクトはあるべきでしょう。

劇伴は・・・アコースティックギターのフォーク・ロック調が流れたり、え? これ、マカロニ・ウェスタンへのオマージュ?としか思えない調べが流れたり。

そこそこ良い役者が揃っているだけに、残念です。
大泉洋、堤真一はもちろん、才蔵役の長尾謙杜の殺陣は、アイデアも身体所作も見事。

もう一つ、松本若菜のきらめきは救いだなぁ

コメントする
LukeRacewalker