劇場公開日 2025年1月17日

「無頼と言う生き様の鮮烈さ」室町無頼 たつのこさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5無頼と言う生き様の鮮烈さ

2025年1月20日
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悲しい

興奮

平和だったと言われた江戸時代と違ってこの作品で描かれている時代は怖い時代ですね。
飢饉や疫病、更には高利を貪る悪人によって穏やかな生活などどこにも無かったのですね。
そんな時代を変えるべく立ち上がった蓮田兵衛とその仲間たちの物語は鮮烈でした。
何と言っても一番輝いていたのはカエルの長尾謙杜くんでした。
蓮田兵衛の大泉洋さんをも凌ぐようなアクションは圧巻でした。
松本若菜さんの役どころも良かったですね。存在感が抜群でした。
ワカコ酒でおなじみの武田梨奈ちゃんも本来のアクション炸裂で魅了してくれました。
蓮田兵衛の大泉洋さんはもちろん素晴らしいのですが、時代劇に向いた顔では無いような気がして、むしろ敵役の堤真一さんが兵衛を演じた方が良かったのではなどと思ってしまったのでした。
一揆と言ってもそれは戦に他ならないもので、戦略とは言え町中の民衆を巻き込んでの戦いは如何なものだったのでしょう。多くの民衆が亡くなっていく様はやはり心が痛みます。
それでもその状況を変えようと無頼の姿勢を貫いた蓮田兵衛とカエルらの生き様には共感を覚えずにはいられないのです。
いい映画を見ました

たつのこ
トミーさんのコメント
2025年1月21日

共感ありがとうございます。
堤さんは最近悪役っちゅうか、拗れた役ばかりのイメージでちょっと残念です。クライマーズハイみたいな役はもう来ないんですかね。大泉さん熱演でしたが、顔がね・・。

トミー