劇場公開日 2025年1月17日

「考えろ、己の頭で」室町無頼 sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0考えろ、己の頭で

2025年1月19日
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鑑賞方法:映画館

大泉洋と堤真一が、まぁカッコいいこと。
かつては志を同じくしながらも、道を違えた2人の関係性と距離感の描かれ方が素晴らしかった。
時代は室町なのだが、行き倒れや野ざらしの様子は、否応なくガザやウクライナをはじめとした紛争地域を連想させるし、「世の中を動き回るのは、金と情報」というのは、まさに現代にもそのまま通じる。その中で、兵衛が才蔵に伝える「考えろ、己の頭で」というのが、監督からのメッセージか。
証文を焼き払った後に、自然発生する歌と踊りが、何とも人間らしく、その中で切られた人々が次々と映し出される演出に胸が詰まった。

それにしても、マクロファージ先生は、室町でもマクロファージ先生だったとは…。

sow_miya
トミーさんのコメント
2025年1月19日

共感&コメントありがとうございます。
幕末より、切羽詰まった暴動感がありますね。現在は圧倒的な力で圧し潰されるのが非人間的で、暴動や叛乱に迄行けない感じが絶望感ですね。

トミー
トミーさんのコメント
2025年1月19日

ええじゃないか!になるのは解りますね、もう借金はチャラ、生かすなり殺すなりしてみいや!兵衛もソレに近いマインドだったんじゃ?

トミー
ノーキッキングさんのコメント
2025年1月19日

マクロファージ嬢、連闘、大活躍でした。

ノーキッキング