「大泉さんが仰ってた言った通り才蔵の成長物語」室町無頼 Na.さんの映画レビュー(感想・評価)
大泉さんが仰ってた言った通り才蔵の成長物語
初めてIMAXで映画を鑑賞しましたが、臨場感がとてもすごく大きなスクリーンにスピーカー、映画の世界に入り込みまさに室町時代に自分もタイムスリップしたかのような感覚になりましたジャパンプレミアで大泉さんが「この映画は僕が主演だけど、長尾くん(才蔵)の成長物語だ」と話しておりましたが、まさにその言葉の通り最初は拾われた子犬のようにちょこちょこと兵衛の後ろについていっていた才蔵が厳しい修行を乗り越えみるみる成長し、逞しくなっていく姿に涙が溢れました。後ろについて行ってた頃は様々なことに吠えていた才蔵も物語が進むにつれて静かな落ち着き、貫禄を備えていく姿、それを目で表現する長尾くんの演技が最高でした。また、六尺棒という長い棒を私はこの作品を通して初めて知りましたが、ワイヤーアクション含め代役を使わず全て自分でこなす姿に胸打たれました。大泉さんの殺陣も初めてとは思えないほど美しかったです。堤さんと一騎打ちになるところはとても興奮しました。師弟の絆、古き友人同士の絆、同じ思いを思った仲間たちの絆、色々な絆が描かれていました。そしてなにより一揆のシーンの迫力、事前番組や雑誌のインタビュー監督のお話などを通して大変だったということは沢山目にしていましたがこんなにも大規模で大人数の撮影、まさにIMAXにピッタリですごい迫力で気づいたら前のめりになって鑑賞してしまいました。時代劇は言葉が難しかったりするイメージがありましたがこの作品でそのイメージは覆されました。本当に胸打たれるとても素敵な作品でした。何度も何度も観にいきたいです。
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