Cloud クラウドのレビュー・感想・評価
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転売ヤーに警鐘を鳴らした作品って感じだったけど良く解らなかった(笑)
何が良く解らないって登場人物達の行動心理。
何であんな事になっちゃうの?
菅田将暉さん演じる転売ヤーの吉井がメイン。
彼女役の秋子は古川琴音さん。
吉井の助手、佐野を演じるのは奥平大兼さん。
この3人を中心に進むストーリー。
秋子も佐野も行動心理が全くの謎。
特に佐野は何者なの?
佐野の謎が明かされないまま終わってしまったのが一番の消化不良(笑)
クリーニング屋の社長の行動も謎。
吉井に品物を販売した人達も謎。
納得して吉井に販売したはずなのに何故?
これは何も考えないで観た方が良かったかも(笑)
謎だらけなので色々と考えながら鑑賞したのが評価が低かった原因かもしれません( ´∀`)
メチャクチャなストーリーです
菅田将暉はクリーニング工場でアルバイトをしつつ、プライベートで転売ヤーをしている。
そんな中、クリーニング工場の工場長に人柄を認められ管理職を打診されたがそれに嫌気して退職。
その後、彼女も連れて湖畔の一軒家を借りて、謎の村の若者をアルバイトとして採用し本格的に転売ヤーとしてスタートする。
ところが、管理職に推薦したのに退職されてしまった工場長、不良品を掴まされてしまった人達たちが転売ヤー探しを始め遂に居所を突き止める。
ここから、ストーリーがムチャクチャに。
居所を突き止めた連中が集団で殺害を試みるが、なぜか村の若者と一緒になって銃で反撃して殺害を試みた全員を射殺、ついでにカネをせびる彼女まで射殺。
なんで??
酷すぎた涙
あまりの酷さに唖然。今期ワースト候補。人物もストーリーも設定も全てにおいていいところが無い。
まず、広告文から違う。「気がつけば標的」ではなく因果応報。先に日常を破壊したのは吉井。「見えない悪意」は吉井のことなら納得。
ストーリー前半は胸糞悪い転売ヤーの日常を描いただけで何も面白くない。(贔屓目に見れば、転売ヤーも苦労してるんだなくらいか。)
後半はガンアクションって、なぜか吉井は打たずに、違う人には平気で発砲・殺す。
味方が殺されてやっと発砲するも、吉井には当たらない。初めて銃を手にした吉井の弾が当たるなんてあり得ないでしょう。
佐野ってなんなの。秋子もなんなの。意味不明。
最後、何で吉井が生き残ってるの?全く関係ない第三者を平気で殺しておいて、張本人を生かしておくって何。
菅田将暉、古川琴音、窪田正孝、岡山天音の無駄遣いでした。
なーぜ、なーぜ?
登場人物の行動がなぜそうなるの?というストーリーが連発し、違和感をずっと感じながら観てました。
途中、登場人物の関連性や繋がりを無理矢理予想するも、特にその要素もなく、???が続く感じです。
登場人物の設定がよくわからない感じです。
主人公もそこまで成功していないのになぜ?取引もさほどしてないですよね?
一般人がそんなに簡単に人を殺す?
なんでみんな銃持ってんの?
フィギュアを売ってる店主、そのタイミングたかが倍の金額で全部売っちゃう?
アシスタントの男性は何者?なぜそこまでしてくれるの?目的は?
終盤あたりで彼女のとった行動は?(最初に出てきた工場のおじさんの娘かと思った)
おまけで、アシスタントの後輩がエンジンの部品投げて2階の窓ガラス割ったけど、結構重量あるよね?どんだけ力持ちなの?石じゃダメだったの?
サスペンス要素もキャラクターぐらいを期待していたのですが、全然そこまでではない気がします。
観た後悔を食らうど!
助成金:文化庁文化芸術振興費補助金 作品
※(日本映画製作支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
こんなのだから。いい加減なプロットで補助金申請し製作されたのかな。
または資金難で急遽申請なのか。
脚本メチャクチャ。最初4割程度ぐらいはまともだが、後半6割程 駄目すぎる。
流れパワ-が極度に落ちてます。
今時の検索ワードを載せて、テンバイヤー問題とか、闇バイト、ダ-クウェブとかで適当に煽ったのかと思いますね。
今回は「Cloud クラウド」 チェックしましたよ。
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監督・脚本:黒沢清氏
吉井良介(ラ-テル:転売屋):菅田将暉さん
秋子(彼女):古川琴音氏
佐野(雇われた転売屋バイト):奥平大兼さん
村岡(転売屋の先輩):窪田正孝さん
滝本(勤務先社長):荒川良々さん
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なんでテンバイヤー(闇売り)主なのに、ドンパチ物になってるの?
闇で病んでますね。ガンアクション系の裏方さんへ仕事発注を増やすため?
出だしは まあまあ良い感じだったのにね。
闇バイト的な集団殺し合いになって シラケましたわ。
しかも永遠に後半続くし 途中で感づきましたよ。
彼女の行動も変だし。
本も演出も酷いの一言。
黒沢さんまたやったの?って感じしました。
菅田さんだけは 一生懸命に、一般人の転売屋吉井を演じてたと思います。
表情は良かった。そこだけですかね。
雇われ佐野の正体がある組織からきた潜入者プロのようなのだが
全く背景が不明。
興味も何も湧かないし、何の警鐘にも成ってない様にも思えますね。役不明。
村岡の新事業って?? 結局、お前は最初から嫌いだったとか・・・意味不明。
滝本社長はヤバイ犯罪者って知らされたけど、同時にライフルで撃ちまくりとか
繋がらん。
結局、転売屋やってるの こんな感じ~ 大変なんだよ~恨まれるし危ないし・・・だけの映画でしたね。
この前ネットに、蔓延るチャイナ転売屋を成敗するために、
玩具販売店と対象の玩具ファンとがタッグで ニセ情報を垂れ流し、
不良在庫一掃に罠を仕掛けた話が載ってたな。
まんまと不良在庫を大量に買い付けて激損したチャイナ転売屋さん。
こう言う話を ちゃんと映画にすると面白いと思うのよね。
以上、地雷原の報告でした。
世にも奇妙な物語2時間sp
後半が残念すぎる…
たびたび問題として取り上げられる転売ヤーを主人公に据えた、サスペンススリラーとして注目していた本作。緊張感の漂う予告にも興味を引かれ、公開2日目に鑑賞してきました。
ストーリーは、町工場に勤める傍ら転売屋として金儲けをしていた吉井良介が、社長からの管理職への打診を断って辞職し、転売屋に専念するため郊外の湖畔に一軒家を借り、恋人の秋子と暮らし始め、地元の若者・佐野を雇い、転売も順調に進んでいるかに見えたが、あこぎな買い占めと高額転売はいつしか多くの恨みを買い、吉井の生活を脅かすようになるというもの。
今日、社会問題にもなっている転売に鋭くメスを入れ、それを諌めるような展開を期待しての鑑賞スタート。冒頭から、人の痛みを1ミリも理解しようとせず、現金をちらつかせながら情け容赦なく商品を買いたたき、楽して儲けることだけに注力する転売ヤーの姿が,見る者に強烈な嫌悪感を抱かせます。そんな吉井にジリジリと迫る怪しい気配と不穏な空気が、この男に降りかかる災難を予感させます。この際、この男をうんと懲らしめちゃってくださいと期待してしまいます。
と、ここまではなかなか雰囲気があっておもしろいです。それなのに、なんじゃこりゃの後半展開!しかも、茶番のような攻防を長々と見せられるという謎のクライマックスシーン!もはや当初の設定やテーマはなんだったのかと言いたくなります。襲撃に加わる登場人物の造形も訳がわかりません。電子機械工場の社長とネカフェ住人の動機はかろうじてわかるものの、あとは意味不明です。社長の滝本と恋人の秋子は、もはや前半とは別人です。
そんな中、さらに謎の無双を繰り広げる佐野!君はどこかのエージェントなのか!?そのスキルと胆力と人脈があれば、プロとして食っていけるよ!それともあれか、バイトに身をやつしているのは、吉井を頂点とした一大転売組織を構築し、最終的にそれを牛耳ろうとする企みか!おまけに井之頭五郎は輸入雑貨の裏で拳銃も密輸してるのか!? 突然投げ捨てられたような終末のおかげで、その隙間は妄想で埋めるしかありません。笑
着想と前半の流れがよかっただけに、話の納め方が本当にもったいないです。転売が与える問題をもっと深刻にあぶり出し、吉井には合法的に社会的制裁を受けてほしかったです。それを現実的に描くことで、転売への警告と抑止に繋げてほしかったです。
主演は菅田将暉さんで、吉井のふてぶてしさと身バレしたときのギャップがよかったです。脇を固めるのは、古川琴音さん、奥平大兼くん、窪田正孝さん、荒川良々さん、岡山天音さん、矢柴俊博さん、森下能幸さん、松重豊さんら。
すごく面白い
今週は必見映画がラッシュで全部見切れないほどで、この映画はスルーでもいいかな、黒沢清監督はそんなにファンでもないしと思っていたところたまたま時間が合って見た。すると、めちゃくちゃ面白い。その後、今週の映画はどれも全部面白かったのだけど、一番だ。薄っぺらい人間同士の本気の殺し合いがすごい。だれもかれも厚みがない。冒頭に買いたたかれる機械を開発した社長さんは厚みのある人物のはずなのに行動に厚みが全然ない。そもそも買いたたかれるくらいなら自分でメルカリに出品すればそこまで大損せずに済んでいる。
この映画を見てから人間の厚みとは一体なんなのだろうと考えるようになった。バイトでもなんでも他者と関わりがないと薄くなっていくように思う。転売ヤーには厚みがない。闇バイトの犯罪者にも厚みがない。農家や漁師には厚みを感じるのはなぜだろう。
奇妙で、奇怪で、不自然で、キモい
あの人は何者ですか?
ずっと気になってて菅田将暉さんが出演されるので鑑賞!
世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井
彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしてゆく
誹謗中傷、フェイクニュース――悪意のスパイラルによって拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめる
やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていく……
というのがあらすじ!
前半はスマホの画面をのぞいてる影があったり得体の知れない恐怖が散りばめられててなんかぞっとしました
後半は銃撃戦…
途中からがらっと変わって違う映画を観てる?ってなりました笑
そして狩りのゲームに集まってたメンバーやばい人ばっかりだった
ぶっ飛んでていい感じでしたね
そして佐野って何者なの?
窓ガラス割った犯人は何もされてないのにめちゃくちゃ怖がってたし銃も手配してるし…
あと撃った音でどんな銃かわかるのがすごい
銃の扱いも知ってるし平気で人を撃っている感じからするとかなり慣れてるしそういう仕事をしてたのかな🤔
しかも組織とか会長とか言ってて逆探知もしてるし何者かかなり気になったけどそこはわからないまま…
一度クビにしたにも関わらず助けに来るし謎な人物ですね
もしかして全部仕組んでたとか?
個人的に佐野が1番怖かったです
悪という感じでしたね
最後のセリフとか特に…
佐野も地獄の入り口かと呟いてましたね
個人的に楽しめました!
面白い映画をありがとうございました😊
「思ってたのと100倍違った」
最高でした!
最初から最後まで日常と少し違うような違和感・・・だけどそれは今の現代人を写してる違和感であり、ネット社会であるからこそ起きる恐怖。周りとのコミュニケーションも取れなくなり、誹謗中傷などの書き込みは痛みを伴わずに済むため日常に。いざ集まって行動してみると現実に戻され後戻り出来ない状況に。よく分からず銃を持って戦ってみると、ゲームのように人が死んでいく。ゲームが終わっても現実か夢の中か分からない状態。ふと我にかえると出品していたオークションの様子が気になりチェックする。
この違和感はいつ誰のもとに起こってもおかしくない現実だと思う。面と向かって人と向き合えない社会になってしまった現代に向けたメッセージ的な映画だと思うが、もう遅いか・・・
人間の闇が雲のように広がっていく。 ITは無感情だが、受け止める人間の感情が無くなることはない。
登場人物が全員何考えてるかわからない。
とりわけ主人公はまるで心が無いように淡々と振る舞う。
商品を二束三文で買い叩くときも、職場を辞めるときも、先輩と居るときも。
恋人の前ですら感情の起伏が少ない。
本人にとっては煩わしいだけで無感情に接していても、相手には感情があり傷つけられたことは決して忘れない。
そのことが、本人が感知しないところで徐々に広がっていく。
まるで暗雲が立ち込めていくように。
あるとき気が付く自分が追い詰められているという恐怖。
後半、廃工場での銃撃戦という展開が前作「蛇の道」と同じ。
「ベイビーわるきゅーれ」じゃないけれど、「掃除係」と言う万能の存在が、映画での壮大な殺し合いを可能にしたと思う。
古川琴音のわかりにくい得体のしれない感じ、吉岡睦雄の独特の感じがイイ。
最後、この先に広がる闇の世界へと進んでいく二人、主人公が地獄の入り口に着てしまったという感覚が印象に残る。
黒沢ファン必見
鑑賞動機:黒沢清と菅田将暉で何が起きるか9割。東京テアトルさん1割。
9/27公開作が結構面白く観ることができた。
前半の不穏な感覚や登場人物たちのちょっとした違和感が積み重なっていくところとかゾワゾワする。一人本気出しちゃってる人が混じっていたら集団心理でエスカレートしていってもおかしくないと思っている。
そして佐野くんが有能すぎてむしろコワイ。
エンディングの車外シーンを観て連想したのは『リング』(小説)。地獄の釜の蓋が開いちゃった、というか「一切の希望を捨てよ」とどこかに書いてありそうな。
映し方はとっても良い
悪気がないのが一番の悪
■あらすじ
町工場で働きながら、転売ヤーとして金を稼ぐ、主人公の吉井。
ある日、工場の社長から管理職への昇進を打診されるも、断る。
そして、まとまったお金ができたことをきっかけに退職。
郊外の湖畔の建物を借り、自宅兼職場とし、恋人と暮らし始める。
地元の佐野という若者を雇い、転売業は軌道を乗り始めたが、
周辺で不審な出来事が相次ぐ。
さらには悪気もなく転売によりばらまいた憎悪の種が
次第に狂気へと変化、吉井は狩りゲームの標的となる。
■感想
前半は転売ヤーの仕事っぷり?を実際に目の当たりにしていてわけだが、
まあ、そりゃ手間暇かかりますよね。
そして、売れるかどうかもわからない、不良在庫を抱える可能性、
リスクがたっぷり。
後半は狩りゲーム、そしてドンパチ・・・
人殺しをゲーム感覚でやるところが、恐ろしいところ。
それにしても、そんなに簡単に銃が手に入るのか、おそろしや。
謎が謎のまま、残った点もいくつか。
なぜアパートの電気、消えた?そして、タイミングよく?点いた?
あと、地元のアシスタント佐野、そちらの世界の人ということ?
なぜアシスタント?それになぜ戻ってきた??
工場の社長も意味不明。居留守が理由??
前半はいろいろとミステリアスで面白かったけど、
後半はグダグダ、そして伏線回収しきれずのドンパチ。
がっかりでした。
ラストシーンの雲=Cloudは、何を意味していたのか。
地獄の入り口?転売屋としての?
最後の最後まで、何が言いたい映画だったのか、わからなかった。
不条理ハードボイルド
びっっくりした
【今作はある青年が楽して稼ごうと行った事が、SNSにより繋がったお互いの名も知らぬ人達の心を揺さぶり惹き起こす凶事を描いた作品である。黒沢清監督ならではの乾いた世界観に戦慄する作品でもある。】
■楽して稼ごうと、人の道を外れ転売を繰り返す吉井(菅田将暉)が開いた転売サイト”ラーテル:最強の哺乳類)は着実に利益を上げるが、彼の似非製品を買ったが故に、全てを失った転売屋達や、元勤務先の会社経営者(荒川良々)は吉井を殺すために、お互い素性も知らないのに結託し、壮絶な殺し合いに発展していく。
◆感想<Caution!やや内容に触れています。>
・黒沢清監督の前作「蛇の道」のレビューにも書いたが、黒沢清監督は邦画には稀なる乾性に満ちた作品をオリジナル脚本で製作する極北の作家性を持った監督だと思っている。
海外で言えば、人の道を外れるような作品を作り続けながらも評価が高い、ランス・フォー・トリアー監督や、ミヒャエル・ハネケ監督の風合に近いと思う。
・故に、黒沢清監督作の多くは不穏な雰囲気が漂い、展開は不条理極まりなく、人はモノのように扱われ、何の容赦もなく殺される。
・今作でもそれは同様で、謎多き恋人(古川琴音)だけが吉井の味方と思っていたら簡単に裏切られ、逆に彼が雇ったアルバイト佐野(奥平大兼)が、殺しのプロ組織と繋がっていて吉井を助けるという展開なども実にアイロニックである。
・そこには、日本的な情緒溢れる湿性感は皆無であり、只管に乾き切った殺し合いが展開されるのである。
アイロニックなのは、一番乾いた心を持っていると思われた吉井が、悪意溢れるSNSで繋がった人達に襲撃される時の表情である。
”ラーテル:最強の哺乳類”という転売サイトを立ち上げながら、恐れおののき逃げまわり、自身の身に起きた理由も分からない姿からは、”楽して、人の痛みを感じる事無く、金を稼ぐ。”ことに対して全く無自覚な吉井の人間性に対しての、強烈なる揶揄が感じられるのである。
それは、彼によって全てを失い自暴自棄になった彼を殺そうと襲って来た人たちにも言える事であるが・・。
<今作は、”最強の哺乳類”が楽して稼ごうと行った事が、SNSにより繋がったお互いの名も知らない人達の心を揺さぶり惹き起こす凶事をアイロニックに描いた作品である。
そして、黒沢清監督ならではの乾いた世界観に戦慄する作品でもあるのである。>
全302件中、201~220件目を表示