「雑な脚本」Cloud クラウド ちょくりん45さんの映画レビュー(感想・評価)
雑な脚本
クリックして本文を読む
菅田将暉主演、転売屋を主人公にした特異な設定でかなり期待して観ました。
前半部は、悪くはなかったが、観終わって、
「映画の脚本ってこんなに雑でいいの?」と感じてしまった。
あらゆる動機が説明不足
吉井を襲う人たちのそれももちろんだが、佐野の後輩の行為や
そもそも湖畔に引っ越す吉井の動機がピンとこない。
自身に恨みを持つ人たちに襲ってもらいやすい環境を選んでいるようにみえる。
他にも佐野にパソコンを見るな、と言いながらシャットダウンやロックもかけずに出かけてしまうのも雑
バスの背後の人影や、道路に張られたワイヤーなどは拷問時などに明らかにしておくべきでは?
佐野を解雇したのに、彼に手配してもらった車をそのまま使い続けるのはとても不自然。
小さな違和感満載です。
最後の撃ち合いは、銃撃戦とも呼びたくないような単なる「ドンパチごっこ」
佐野の背後組織の存在も唐突過ぎで、解雇された佐野が吉井を救う理由も見えてこない。
俳優さん個々の演技は悪くなく、前半部まではある程度楽しめたので、この点数です。
コメントする