「ストーリー展開に違和感、ゾワゾワ感なく期待ハズレ」Cloud クラウド Toruさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリー展開に違和感、ゾワゾワ感なく期待ハズレ
黒沢清監督・脚本作品、ヴェネチア国際映画祭正式出品のサスペンス・スリラー。
転売ヤーとして真面目に働く主人公吉井が、身から出た錆もあり、いつしかトラブルに巻き込まれ、最後は壮絶な展開となる映画。
随所に黒沢清監督らしい不気味さを感じる演出もあり、それぞれの役者たちの演技はよかったが、後半のストーリー展開が突飛過ぎて入り込めず。
期待して臨んだが、スクリーンから多少の恐怖は感じつつも、これまでの作品で好きだったゾワゾワする感覚がなく、脚本の粗さも目立った。
結果、最後まで入り込めず、終盤は個人的に苦手なガンアクションによるバイオレンスに終始する展開で撃沈。お金払って劇場で観る映画ではなかった。
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