劇場公開日 2024年9月27日

「期待度○鑑賞後の満足度△ ここは地獄の一丁目…“銭の花を咲かせます”令和ダーク版」Cloud クラウド もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0期待度○鑑賞後の満足度△ ここは地獄の一丁目…“銭の花を咲かせます”令和ダーク版

2024年10月2日
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鑑賞方法:映画館

①前作『蛇の道』が面白かったので観ることにしたが、いまいち。

②毎度のことながら前知識無しで観たので、SNS,空間というかITによる仮想空間を題材にしたホラーかと思っていたら全然違いました。
寧ろ人間の憎悪・恨みつらみを題材にしている人間臭い話なんだけれど、全く人間臭さが無いのがこの監督作らしいというか。

③前半はやたら眠たい。演出や編集のせいではなく恐らく私の体調のせいだと思うし寝落ちしなかったので、一応映画1本を観たことに勘定します。
菅田将暉が後半訳がわからないまま追われ出すところからやや面白くなるが、人間の憎悪・怨恨・劣等感が増殖して狂気に変わり相手を選ばず暴走する(テロってその最たるものだね)恐ろしさというところまでは描ききれていない。

④言いたいことは分かるし、映画らしい映画なんだけど感興が湧かない。

⑤菅田将暉は随分と大人びてきたが、扮する主人公が、多分、金儲け以外のことには鈍いんだと思うが、縛られて今から拷問死させられるというのに暴れも抵抗もせずいやに冷静だし、初めてにも関わらず躊躇わずに銃を打つし、(金目当てなのが見え見えな)恋人が死んで初めて感情を爆発させるしと、よく分からない人物なので感情移入も出来ず、なので主人公が感じているだろう恐怖も伝わって来ない。

もーさん