「なんだこりゃ」Cloud クラウド 男尊女卑のフェミニストさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだこりゃ
最初から最後までツッコミどころしかない映画だった。
・冒頭健康器具?を捨て値で買ってる吉井に製作元と思われる夫婦が原価がどれだけかかってるだの良心は無いのかだの文句を言う。売らなきゃよいのでは?
んで吉井がどこかのフリマサイト的なとこで転売してすぐに完売ボロ儲け。吉井も特別な販路を持ってるわけでもなさそうだし夫婦が吉井に捨て値で売った理由が謎過ぎる。
・吉井の悪そうな先輩(名前忘れた)から新規オークションサイトを立ち上げるから金出せと言われる。最初は100万出せと言うもすぐに50万でいいと半値に。たかる気しかないのが見え見え。
・クリーニング屋?の上司から管理職にならないか打診されるもスルーする吉井。青年部の部長からやってみないかとのことだがクリーニング屋は青年部老年部と部署が分かれてるのか?
・その後転売が軌道に乗って↑の上司から多少粘着されるも職場を辞め、微妙に可愛くない彼女と襲撃されるには良さそうな立地の中古一戸建(家賃7万)に引越し。最強のアルバイトの佐野くんも仲間に。やったね。
・吉井の成功を妬むやつから車の部品(重たそう)を寝室に投げ入れられる。彼女がもうこんな生活いや!とヒスる。いや、まだこれしか起きてないのに?
・転売が上手くいかず彼女が佐野くんをプチ誘惑したり彼女が出て行ったり勝手にパソコン触った佐野くんをクビにしたりする。パスワードかけてないの?
・その後キモい限定フィギュア買い占めたりしてたら冒頭の夫婦の夫の方や元職場の上司を含めたネットで募った寄せ集め闇バイト的な集団に吉井は襲撃を受ける。なお当然のように元上司はライフル銃で武装。前からは銃を突きつけられ後ろからはバールのようなものを構えられ絶体絶命の吉井。その時エスプレッソマシンからお湯がこぼれて物音したのを元上司らが確認しに行ってる間に逃げる吉井。見張1人くらい置いとかないの?
・吉井が山を逃げ回って隠れてくださいと言わんばかりにポツンと建ってた掘立小屋にこもるも速攻囲まれる。で偶然通りかかった地元の猟友会のおじさんがお前ら何しとるんじゃーとか言ってるうちに猟友会おじさんは元上司に射殺される。南無。
・猟友会のおじさんの死体を運んでる間に吉井は逃走。何で見張り置いとかないの?
・家まで帰って来れた吉井。車で逃げるのかと思いきや転売商品を積み込みだす。馬鹿なの?まあ転売ヤーの浅ましさを表現したかったかもしれんが。当然元上司らに追いつかれ拉致られる。
・どこぞの廃工場に拉致られて拷問を生配信されそうになるも最強のアルバイト佐野くんが駆けつける。当たり前のように拳銃で武装する奴ら相手に無双する。なんかどこかの組織の戦闘要員だったっぽい。最初は人一人撃つのもおっかなびっくりだった吉井も経験を積んで拳銃の扱いが上手くなる。
・取ってつけたかのような殺人鬼設定を付与された元上司を佐野くんとのコンビネーションで無事射殺。悪そうな先輩もついでに射殺。クレカよこせと拳銃片手に迫ってきた彼女も射殺。なにこれ。
・これ(パソコンのHDD)があればまたやり直せますよね、と佐野くんと2人でどこへともなく車を走らせ俺たちの戦いはこれからだend。
いや、フリマサイトで転売してるだけなんだから新しくパソコン買ってネットに繋げばいいだけだろ。ていうかスマホでもできるよね?偽ブランドのバッグの情報が入ってるかもと考えたら破壊した方が良いまである。
もっと吉井を浅ましさ全開にしてれば感情移入できたかもしれない。例えばコロナ禍のマスクやこの前の南海トラフ注意報が出た時に水を買い占めて転売してたとか。しかし劇中で転売してたものはよく分からん健康器具と偽ブランドバッグとフィギュアくらい。別に殺意湧くほどではね。吉井に売る方も売る方だし。特にプラモ屋。定価の2倍程度で並んでる客蔑ろにするなよ。ある意味吉井と同類だよ。
ま、いくら感情移入したところで拉致られて以降の展開についていけた自信は無いが。印象寝られるにしたけど銃声が必要以上にうっさいので寝れないかも笑
速攻でアマプラあたりで配信されるだろうね。映画館で見たから最後まで付き合ったが、アマプラなら引っ越すあたりで見るのやめてた。