「悪気がないのが一番の悪」Cloud クラウド あさやんさんの映画レビュー(感想・評価)
悪気がないのが一番の悪
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■あらすじ
町工場で働きながら、転売ヤーとして金を稼ぐ、主人公の吉井。
ある日、工場の社長から管理職への昇進を打診されるも、断る。
そして、まとまったお金ができたことをきっかけに退職。
郊外の湖畔の建物を借り、自宅兼職場とし、恋人と暮らし始める。
地元の佐野という若者を雇い、転売業は軌道を乗り始めたが、
周辺で不審な出来事が相次ぐ。
さらには悪気もなく転売によりばらまいた憎悪の種が
次第に狂気へと変化、吉井は狩りゲームの標的となる。
■感想
前半は転売ヤーの仕事っぷり?を実際に目の当たりにしていてわけだが、
まあ、そりゃ手間暇かかりますよね。
そして、売れるかどうかもわからない、不良在庫を抱える可能性、
リスクがたっぷり。
後半は狩りゲーム、そしてドンパチ・・・
人殺しをゲーム感覚でやるところが、恐ろしいところ。
それにしても、そんなに簡単に銃が手に入るのか、おそろしや。
謎が謎のまま、残った点もいくつか。
なぜアパートの電気、消えた?そして、タイミングよく?点いた?
あと、地元のアシスタント佐野、そちらの世界の人ということ?
なぜアシスタント?それになぜ戻ってきた??
工場の社長も意味不明。居留守が理由??
前半はいろいろとミステリアスで面白かったけど、
後半はグダグダ、そして伏線回収しきれずのドンパチ。
がっかりでした。
ラストシーンの雲=Cloudは、何を意味していたのか。
地獄の入り口?転売屋としての?
最後の最後まで、何が言いたい映画だったのか、わからなかった。
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