クワイエット・プレイス DAY 1のレビュー・感想・評価
全71件中、61~71件目を表示
心臓バクバク
前作同様、音を立てたら即死なので静かな雰囲気から音が鳴ってバーンッ!となって捕食者がやってくる…という流れ。
なのでビクッとしますよね、どうしても。
何か途中まで、登場人物たちの行動が意味不明なのですが最後までみればすっきりしました。
この絶望の世界から助かることよりももっと大切なことがあるのだな、と。
今までのよりも今回の作品が好きでした。最後の方、ちょっとおしゃれだったし。
音を立てたらの基準が難しいですが、猫ちゃんはすごかった。あんなに鳴かないものなのか?
『命の輝きをありがとう』
そんなことを言える人にこの混沌とした世界で出会えた主人公は、とても素晴らしい人生を送れたと思います。
エミリー・ブラントからルピタ・ニョンゴへ‼️
"音" を感知して襲いかかる人喰いエイリアンの恐怖を描いた「クワイエット・プレイス」シリーズの前日譚‼️エイリアンによる侵略はいかにして始まったか⁉️ある日無数の流れ星が降り注ぎ、以降は地獄絵図‼️次々と犠牲になる人々‼️私はエイリアンたちが "音" に向かって攻撃してくるのを、人類がいかにして知ることになるのかが見せ場になるかと思ったのですが、いきなり拡声マイクで「音を立てないでください!!」の放送‼️ちょっと拍子抜けですね‼️アクション&サスペンス&スペクタクルな描写もシリーズ前二作の延長線上にあったり、侵略が始まる街中の描写はスピルバーグ監督の「宇宙戦争」みたいであまり新鮮味を感じませんでした‼️そして今回、エミリー・ブラントに変わるヒロインのルピタ・ニョンゴ扮するサミラ‼️なんと末期ガンの患者という設定‼️この「クワイエット・プレイス」シリーズのヒロインがガンの末期患者というだけで自己犠牲という言葉が頭にチラつきます‼️ふとしたことで知り合い、行動を共にするエリックという青年を避難用の送迎船に乗せるため、車のアラームを鳴らしまくり、エイリアンたちの注意をそらせるヒロイン‼️ラストは誰一人いない街中でお気に入りの音楽のイヤホンを切り大音量へ‼️背後に迫るエイリアン‼️鮮やかな幕切れですね‼️このサミラの最後の願いである "ピザ" のバックグラウンドも心に沁みる‼️結論とすれば、エイリアンによるパニック・ムービーとしてはイマイチなんですが、人間ドラマとしてはヒジョーに優れている‼️それもルピタ・ニョンゴの圧倒的な演技力と存在感によるところが大きいからでしょう‼️
最後にはピザを食べたい
パニック・モンスター・ホラー・ディザスター・ムービーだと思ってたら、まさかの感動的な流れになって終わった。
明日をも知れぬ命だとしても、この世の終わりが近づいているとしても、生きている限り生命を輝かせていたい。
ルピタ・ニョンゴだからこそ。
ラストはあれでよかったのか? 切ない。
タイトルが出るまでの、日常があっという間に変わってしまうあたり、何の説明もないけれどとても上手く見せてくれる。主人公とともに荒廃したNYの街へ、恐怖のどん底へと放り込まれる。
台詞で説明しすぎる映画が多いが、こういう見せ方をしてくれる作品が好き。
恐怖の対象(何物かわからないながらも)を惜しみなく見せるのもいい。出し惜しみして結局妖精とかあったばかりだし。
猫ちゃんは泣かないんだ。
ルピタ・ニョンゴの表情はやはり最高
余命1年か2年と言われ2年が経過。
その後4ヶ月から半年と言われ半年が経過した。いつ死ぬ日が来ても覚悟は出来ている。
すべてはクソだ。身体中が痛い。
ピアニストの父も死んだ。天涯孤独で今は猫がいるだけ。父が演奏してたジャズクラブが好きな思いでだ。その近くの「パッツィ!」のPIZZAがまた食べたい。あの店の最後のPIZZAは私が食べる。
マンハッタンから脱出? いいや、私は行かない。PIZZAを食べにハーレムに行く。ついて来ないで。
ビビリの僕があまし怖くなかった。ヒューマンドラマ部分多し。SFでもない。
僕ははビビリなので、ホラーは絶対見ない。エイリアンが人を襲う今作もNGなのだが、予告が面白かったし、SFなのかなと思って、怖くなって途中退場覚悟で鑑賞。前2作は見ていない。
鑑賞直後の感想は、「ヒューマンドラマ部分なかなか良かったんだけど、こういうのが見たかったんじゃない」である。
さて本作、予告にもあった突如エイリアン襲来の直前までは、これから心暖まるヒューマンドラマでも始まるんじゃないか? という感じで、とてもイイ雰囲気だ。僕は、何かの手違いでこのままヒューマンドラマでもいいかなと思った。
もちろん違う。予告編どおり突如エイリアン襲来。「来た来た(^^)/~~~」と思ってワクワクドキドキしながら見てたが、スゲーのはここまでで。いま考えるとここが1番SFっぽいクライマックスだったかもしれない。
主人公はホスピスにいて、ガンの緩和ケアを受けている。エイリアンに殺れなくても死んでしまうから、その前にお気に入りの店でピザを食いに行く決意をする。避難しちゃったら、もう2度とあの店のピザが食えないのだから当然である。
もう執念で、文字通り「死んでもあの店のピザを食ってやる」である。僕でもきっとそうする。
こっからは、もうヒューマンドラマである。途中で知り合った男性がピザを食いに行く道中につきあう。2人が、途中の困難(エイリアン襲撃)を乗り越えてピザにありついた時には、もう拍手喝采ダヨ。ホントに拍手するとエイリアンに襲われちゃうから音は立てなかったが。
彼女とピザの道行きに同行した男性は助からないと思ったら救助されたのでメデタシメデタシだ。それと、ニャンコが無事でホッとした。よく最後まで無事だろうと思ってたペットが急に殺られちゃう映画もあるから、もうずっと、いつ殺られるかと思ってヒヤヒヤしてた。
う~ん。面白かったんだけど、見たかったのはコレじゃないと思った。少し残念。
ちなみに本編上映前の予告で「エイリアン」の新作をやってたが、「怖いから絶対見ないぞ」と心に強く誓った。
【”90dBの喧騒の街NYから変容した0dBの静寂の死の街NYで生きる。”今作はハラハラドキドキ感は初作、次作と同様だが、前作までの非情なまでの乾性な風合から情緒感溢れる風合に変容した作品である。】
ー このシリーズの第一作が面白かったのは、主人公のアボット一家が正体不明の音に反応し、襲って来るクリーチャーが跋扈する中、幼子のボーを失いながら、妻のイヴリン(エミリー・ブラント)が声を立てないように赤子を産みつつ夫のリー(ジョン・クラシンスキー:監督・脚本&エミリー・グラントの旦那さん)は家族のために命を投げ出し、第二作では残されたイヴリンたち家族が、尋常でない緊張感の中、赤子を育てつつ生き残って行く様を描いていたからである。-
◆で、今作の感想・・で、少し気になった点
・DAY1だから仕方が無いのは重々承知の上で、ルピタ・ニュンゴ演じる鎮痛剤であるフェンタニルを肌に貼りながら痛みを堪える末期の病を抱えるサミラと、死を恐れるジョセフ・クイン演じるサラリーマン、エリックが、ひそひそ声ながら矢鱈に喋る。
危機管理能力が無いのかと思う位に喋る。
第一作、第二作ではアボット一家は、皆手話でコミュニケーションを取っていたのと大違いである。
けどマア、DAY1だからね。
・クリーチャーが視覚に矢鱈に入る事で、恐怖感が減じている。お化けはチラリと見えた方が怖いとはよく言うが、今作ではクリーチャーが見えすぎなのが気になる。
・サミラが飼っている猫が啼かない。敵が現れたら毛を逆立てて唸り声を上げると思うのだが、クリーチャーが跋扈する中、傍若無人に歩いている。
観ている方は、いつ猫が啼くのかハラハラするのだが、ここでの猫の役割は私は第一作、第二作での赤子の役割と思っていたので、クリーチャーの前で”ニャー”と啼いて欲しかったなあ。
けれども、今作でこの猫の存在は作品のハラハラドキドキ感を高めているのは間違いない。
■で、今作の感想・・で、良かった点
エリックが、余命僅かなサミラの為に、必死に彼女の自宅に連れて行きフェンタニルを彼女の肌に貼ってあげてから、想い出に浸らせてあげたり、彼女の好きなピザを必死に取りに行って食べさせてあげたりする姿。
サミラも、エリックを助けるために危険を冒して音を立ててクリーチャーを誘導し、愛猫をエリックに託し、海中に飛び込ませ逃げさせるシーン。
そして、余命僅かな彼女が誰も居ないNYの広い道でヘッドフォンで音楽を聞いていたが、そのヘッドフォンを外して”人間の尊厳を保つ覚悟を持って”好きな音楽を晴れ晴れとした表情で聴くラストシーンは沁みたなあ。
彼女のお陰で、エリックは船に辿り着き、生き残るのである。
その後は、第二作のラストで描かれた通りである。
<今作の感想を、個人的に感じた気になった点、良かった点で分けて記載したが、今作ではジョン・クラシンスキーは製作に回っている。
敢えて、第一作、第二作の非情なまでの乾性な作品から、情緒を漂わせた作品にシフトチェンジしようとしたのかな、と思った作品でもある。>
パニックムービーなのに、“最後の晩餐“と“命を託す人“への優しさに溢れている人間ドラマ‼️
緊張感半端なく、しかも最後まで持続します。
面白かったです。
その日は何の前触れもなく突然やって来た。
《ファースト・デイ》
突然、空から襲って来たエイリアン!!
物凄い数です。
音を立てると上空から超速で襲いかかり捕捉するエイリアン。
「クワイエットプレイス」の3作目は、音を立てると襲ってくる
《エイリアン襲来の一日目》を描いています。
NYのマンハッタンの真っ昼間。
運悪く「ホスピスの患者たち」はリクレーションに
マンハッタンへとバスで向かった。
マリオネットの観劇中に、爆発音とサイレン。
襲ってするのは魔物だけでは無かった‼️
爆音も爆弾も落ちている・・・でなければ、NYは、
こんな瓦礫の廃墟にはならない筈!!
クワイエットという割には音はデうるさかった(笑)
Dolby cinemaで観ましたが、音はかなりショッキング。
身体がビクッとして、飛び跳ねる感じ。
主人公の癌で余命僅かのサミラ(ルピタ・ニョンゴ)は
介助猫(?)のフロド(白と黒のコンビネーション)を抱えて右往左往する。
今回はエイリアンの全貌がくっきり見える。
オオ烏(カラス)の化け物。
そやつは目が悪い。
鼻も効かない。
そやつは水が苦手。
途中でイギリス人の留学生のエリックと一緒に逃げ惑う。
臆病だが、いい奴で、痛み止めのシールを調達。
サミラのたった一つの願い。
父親がピアノを演奏してた店のそばのピザ屋のピザを
一枚食べてから死ぬこと。
その望みもエリックは叶えてくれる。
《ピザはサミラの子供時代。楽しい日々の思い出の一ピース》
そして猫のフロドをエリックに託そう。
ラストのサミラの最後の決断が、泣けます‼️
恐怖という絶望の状況下で、重厚な人間ドラマを描いた最高傑作!
まさか、パニックホラー映画で感動してしまうとは思ってもいませんでした。
過去2作品の印象について(全て映画館で観賞)
1作目→普通かな
2作目→物足りない(見せ場が少ない)
今回の作品が始まりの物語ですが、過去作より圧倒的にエイリアンが暴れまくり、終始スリルを感じる展開でした。巨体なのにすばしっこいため、本家のエイリアンよりも恐怖が増幅します。確か目が見えなくて、音に即反応し、捕食するエイリアンと記憶しています。
唯一の癒しは猫のフロドで、鳴かない賢い子です。
ラストが最高です。船でのエリックの表情、フロド(猫)の表情、そして、ニューヨークを愛したサミラの表情がそれぞれ写しだされ、涙が出そうなほど感動しました。
このシリーズの製作陣が、やっと本気を出して映画を作ってくれたと思いました。
サミラがニューヨークに残ったのは、ニューヨークを愛していること(父やピザの思い出がある)と激痛が走る持病があるため、長く生きられないと悟ったのかもしれません。
雷時は発散時。
ニューヨークの街に突如降ってきた隕石と侵略者(エイリアン)で混乱する街の住人達の話。
ニューヨークに住むピザ好きな黒人女性サミラと愛猫フロドと、逃げる街中で出会ったエリックがニューヨーク脱出をしようと避難船を目指す…、今作3作目にして侵略者の襲来最初の日を描く。
音(微音)に反応し襲ってくる侵略者、人と共にして逃げるよりも単独で動いた方がいいんじゃないと思うなか出会ったエリック、「私には着いてこないで」と言われても着いてくる臆病者エリックが役に立つのか立たないのか、何かちょっと鬱陶し何て思いながらも進んでくけど。
とりあえず、そんなピザ好き?!と脳内ツッコミと、ラストのサミラは何故そっちの道を選んだ?って感じ、侵略者描写は個人的には怖くなかったけど、侵略者の登場音で驚かされてる感じの方が強かったかな。
「PIG」のサルノスキ監督が撮った傑作「CAT」(笑)
ん、豚に猿に猫って動物多くね?😂
前作までのクラシンスキー監督が潔く裏方の製作に回ったお陰で、佳い監督が撮って、登場人物達にナチュラルに心寄せることができる実に味わい深い作品に仕上がったネ
正直、主演は猫 しかも映画史に残る名演技
脇役に回った男女優とも助演俳優賞受賞🏆🏆ですよ
宇宙人👽侵略モノの3作目でこれといった説得力ある新手もないプロットを普通に撮っても凡作になるところを大人しい賢げな猫様を上手く使い切り、結果的に大いに助けられて傑作ホラー&猫映画の爆誕ですよ🐣
変に媚びたり、お茶らけずに猫の自然な演技を引き出したのは流石、「PIG」のサルノスキ監督ですね(笑)
いやいや 大真面目に書いてますぜ
そして、猫好きは必見
楽しかったですニャ♪👏
ほぼ猫映画で、野生の本能は人智よりも凄いのだなと感心してしまいます
2024年のアメリカ映画(100分、G)
『クワイエット・プレイス』シリーズの3作目にして、その1日目を描くスピンオフ作品
ホスピスにて予後を過ごす女性と彼女に助けを求める男を描いたパニック映画
監督&脚本はマイケル・サルノスキ
原題は『A Queit Place: Day One』
物語は、マンハッタン郊外にて、ホスピスに入所しているサム(ルピタ・ニョンゴ)が悪態をつく様子が描かれて始まる
彼女は末期癌に侵されていて、いつ死んでもおかしくない状況にあった
痛み止めで凌いでいるものの、それがなければ全身に激痛が走るほどだった
ある日、介護士のルーベン(アレックス・ウルフ)に連れられてマリオネット・ショーを見に来ることになったサムは、その後にマンハッタンでピザを食べる約束を交わしていた
だが、異常事態が起きたとのことですぐに帰らざるを得なくなってしまう
次がないサムは不本意ながらバスに乗り込むものの、そこでホスピスのメンバーが全員後方の窓に釘付けになっていることに気付く
サムも同じようにそこに身を乗り出すと、そこには無数の何かが地上に降り注ぐ様子が映し出されていた
そして、そのひとつが近くに落ち、衝撃波と粉塵によって、あたりは何も見えなくなってしまうのである
サムは何とか外に逃げ、ルーベンとともに建物の中に避難する
だが、落ちてきた何かから、宇宙人のようなものが飛び出して、人々を襲い始めてしまう
ふたりは逃げ場を求めるものの、更なる衝撃によって、サムは意識を失ってしまった
映画は、『クワイエット・プレイス』の前日譚で、宇宙人が降り立った1日目を描いていく
たまたまマンハッタンにいた一般人の視点で描かれ、宇宙人がどのようなもので、軍などがどのように動いているのかなどはまったくわからない
マンハッタンに到着するときに「墓場の横を通る」とか、軍用機が4機どこかに飛んでいく様子などが暗示的に挿入されていた
さらに、マンハッタン島に架かる橋が戦闘機によって爆破される様子が描かれ、島が孤立状態になっていくことが肌感覚でわかるようになっている
相手が水を怖がること、音に反応することなどが人伝えに伝播していって、それを信じて生き延びる者と、パニックになって餌食になる者との対比も描かれていく
いかにして巻き込まれないように生き残るかという中で、サムは愛猫フロド(Schinzel&Nico)とともに行動し、その途中でエリック(ジョセフ・クイン)と遭遇することになる
サムはどうせ死ぬなら最後のピザを自分が食べると息巻いていて、エリックはそれに付き合わされることになる
だが、その道は助かる道に続き、サムは崩壊した自宅に戻ることができ、エリックは逃げる船に乗り込むことができたのである
『クワイエット・プレイス』かと言われれば微妙な感じになっていて、どちらかと言えば別のパニック映画を見ている感じに思える
シリーズで登場するアンリ(ジャイモン・フンスー)一家に助けられることになるのだが、それぐらいしか繋がりというものが感じられない
また、パンフレットが作られておらず、細かな設定などを確認することもできない
日米同時公開のようで、ほとんど情報がないのも特徴的なので、いろんなことを知るには、原題でググって、色んなレビューを読むしかないように思えた
いずれにせよ、パニックムービーとしてはそこまで真新しいこともなく、ホスピス入所者を主人公にしているので、一般の人とは違う行動を取っていくことになる
猫が同行してるのだが、野生の本能なのか一切鳴かず、それが緊張感の維持に繋がっているのかは微妙に思えた
ラストを捉えれば良いのかは何とも言えないが、ニーナ・シモンを聴きながら最期を迎えるのは映画的だなあと思った
全71件中、61~71件目を表示