クワイエット・プレイス DAY 1のレビュー・感想・評価
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悲しい結末
有料パンフの販売はないため予め説明しておく。
今迄のクワイエット・プレイスのシリーズでは、音を立ててしまえばの内容が誇張されていて何が起きたかの説明がないまま恐怖を煽る演出になっていたが今作でやっと謎だった"何が起きたか"が説明された。
持病を抱える主人公サミラは突如やって来た"何か"の襲撃により平穏な日常が失われ介助猫と避難することになるがやがて避難先も襲撃されてしまう。
英国からやって来た青年エリックと出会い助け合いながら果たして生き残れるのか、ラストは必見!
最期の晩餐はピアノ演奏家だった父親の演奏が終わった後によく通っていたという思い出溢れるパッツィのピザを食べることだったが叶えられず、しかしながらも大好きなピザのために港とは反対方向にあるパッツィのある場所へ向かったのは死ぬ前にピザだけは食べたいということだったのだろう。
サミラの願いをエリックが叶えると自身の命が長くもたないと悟ったサミラが下した決断は介助猫の命だけは助けてあげてという選択肢が悲しかった。
3作目と言うこともあってか新鮮味も面白さも弱かった感じの作品。 本年度ベスト級。
面白さは、1作目>2作目>本作って順番って感じ。
徐々にトーンダウンしたシリーズとなってしまった印象。
マンハッタンに謎の生命体が襲来し、音を出した人が殺されるストーリー。
これってマンハッタンだけの話なの?
余命宣告を受けた一人の女性。サミラと介助猫を中心としたホラー映画なんだけど全くホラーじゃない(笑)
音を出したら殺されるのに何故、音が出そうな行動をするのがお約束だけど謎(笑)
軍用ヘリで謎の生命体を一斉掃射すれば良さそうだけど逃げ道をアナウンスするだけ。
軍や警察は何をしているのか?
かなり気になる展開の連続(笑)
余命まもなく生きるサミラの行動が本作の肝って感じ。
ピザが食べたいって欲求は死を目の前にした行動なのかと解釈。
だけどピザが固そうで美味しくなさそう(笑)
鑑賞中、近くの鑑賞客が物音を立てるとビビってしまう恐怖感は想定外の収穫だった!(笑)
ラストのサミラな潔さ(イサギヨサ)も理解に苦しむ。
介助猫が一切鳴かなかったのが印象に残りました( ´∀`)
疲れますよ
見始めてすぐ「そうだった。クワイエットプレイスは疲れるんだったー」と思い出しましたw
ただ前作と違い癒しアイテムが(自分は犬派なんですけどやはり犬は吠えまくるので悲しいことに生き残れないんでしょうね( ; ; ))いてくれるので場面場面で救われるところはありましたが。
そして最後のところで前作2と繋がって、そーゆーことね!となった次第。(ただ、前作観てなくても全く問題なしですけどね)
スピンオフということならとても良かったのではないかと思いました。
あー疲れた。
喰い足りなさはあるものの、スリラーとしては〇
シリーズ3作目だが、過去2作はエミリー・ブラントとスリリングな展開を十分堪能出来て好きだった。今回はエミリー・ブラント抜きにちょっとガッカリしながらも観賞。
【物語】
シリーズ前2作の前日譚。1作目で音を立てるもの全てに襲いかかる謎の生命体が、ある家族を襲撃をした日から471日前。
サミラ(ルピタ・ニョンゴ)はニューヨークに暮らす詩人だったが、今は終末医療施設で余命僅かな日々を愛猫と共に過ごしていた。
ある日、施設職員にニューヨークの街に出て演劇を観ようと誘われる。「帰りにピザを食べるなら」という条件を付けてサミラは誘いに応じる。しかし、観劇後ピザ屋に向かおうとしているとき、街はパニックに。突然現れた謎の生命体が次々と人々を襲い始めたのだった。
サミラは突如として生きるか死ぬかのサバイバルを強いられるが、周囲の人とは違う方向に向かう。目的の場所に向かう間に偶然出会った青年エリックはこの事態に怯え切っていたが、どこか悟ったようなサミラに精神的救いを感じてサミラと行動を共にする。
サミラはそんな状況になっても「ピザを食べる」ことに拘り続けるが・・・
【感想】
1,2作を観ている人は知っているが、本シリーズは地球外生命体モノであり、SFのジャンルにもなり得るが、実は彼らが
「どこから来たのか?」
「どうやって来た?」
「何を目的に来たのか?」
というようなことは一切触れず、SF要素はキッパリ捨てている。「こんなやつが突然身の周りに現れたら怖いよね」というスリラー要素だけに徹している。この割り切りがこのシリーズ成功の最大の理由だと思う。 次に“音だけを感知する”という、あまり過去に無いユニークな設定がポイント。
本作でも、突然現れた生命体の説明は一切ない。シリーズを初めて観た人は戸惑うだろうな(笑)
“音だけを感知する”については、ニューヨークの人々の察知が早すぎだろ、と思った。普通に考えればパニックから少し落ち着いて冷静に彼らの行動を観察して、「そうか音だけ出さなければいいんだ」になるまでは優秀な分析者でも1~2週はかかると思うんだが?
それがニュースも見られない状況の中数時間で“誰でも知ってる”状態はあり得ないと思うのだが、これも分かっていて、「そこは省く」の割り切りなのか?
その甲斐あって(?)肝腎のスリラー要素は今回も十分。
田舎から大都会に舞台を変えて、都会ならでは環境(大衆、多数の車、ビル、地下鉄・・・)で存分にビビらせてもらいました(笑)
分っていても“ビクッ”となってしまう。
今回は主食のスリラーに加えて、余命わずかなサミラと、サミラにつき纏い、寄り添うエリックの切ないエピソードが副食のように付いて来る。それもルピタ・ニョンゴの控えめながらリアルな演技で良い。ただ、結末は大スリラー要素との取り合わせとしては、良いとは言えなかったかも。
普通この手の展開では結末で「命からがら逃げきった!」「良かった!」という安心感や達成感を味合わせてくれることが多い。本作はあえてありきたりを嫌ったのかも知れないけれど、スッキリしないというか、「ウーン」的な食い足りなさを感じてしまったのは正直なところ。
とは言え、最近は映画を観ながら「あとどれくらい終わるかな」と思うことが増えているのだけど、本作は「あ、もう終わりなんだ」と思ったので、スリラーとしての展開・演出が優れている証拠。
“ハラハラ”、“ドキドキ”を味わいたい方にはおススメできます。
なんか期待してたのとは違った。
過去作をサブスクで観て、映画館で観たかった...!と思っていたのでDAY1のニュースを聞いた時は嬉しくて、わくわくしながら観に行ったんだけど。
バトルやサスペンスよりもヒューマンドラマ寄り?な感じで、ちょっと期待外れだった...
悪くはないんですけどね。
もっとハラハラドキドキしたかった。
スケールアップしてないのが好感
鑑賞はパスするつもりだった。
前2作は大好き。優れたアイディアで、特に1作目は観客がポップコーンを食べる音ですら躊躇してしまうほど、映画との一体感が生まれていた。
しかし、この3作目は前日談で監督は交代。予告編を観る限りはルピタ・ニョンゴ独壇場のパニック映画なので、あの家族が観たい俺にとっては興味が湧いて来なかった。
しかし全米公開と同時に前作に劣らない評価とヒットを記録しているとの情報が入り、しかもTOHOシネマズはバーゲンセール中でお安く観れるので、観てきてしまいました。
結果、いや〜面白かった。
正直、やっぱり前の家族が見たい気持ちはあるけど、ルピタ・ニョンゴの避けられない死を前にしての世界の終わりに直面する様は中々興味深いものがありました。
そんな弱者からの視点はこのシリーズの良さなんですね。
4作目は恐らく人類が勝つ方向に話は持って行くと思ってるけど、そうなると音を立てると即死のコンセプトが失われそうで、それをどう調理するのか?
今後も楽しみなのです。
ネコと和解せよ
ネコが出てきますが死にません。
安心してください。
人間はバンバン死にますがこの映画を進んで見る人はそれが見たいでしょうから問題ないですね。
前半の展開はかなりスローペース。
主人公が末期ガンであること、人生に希望を見いだしていないこと、捨て鉢になっていることを丁寧に描いています。
物語が激しく動くのは中盤から。
そこまでたどり着くのにちょっと眠たかったですが、このスローモーな動きがあったからこそラストの展開が活きたと思います。
クワイエットシリーズはどれもラストの演出が憎い。
今作もめちゃくちゃオシャレでした。
先がないからこそ死に方を自ら選んだ彼女の生き様は作中最も美しかった。
そしてネコ。可愛い。無敵。
エリック。情けないけれども彼の愛があったから彼女に笑顔が戻ったのです。彼はとてもいいキャラクターでした。
主人公はホスピスで生きようと思ってない
ホスピスとは治療を諦めて痛み止め等で余命を過ごす人です。
エイリアンに町が襲われるも、
主人公は少し違った目的を見出します。
話の見どころは生きる人、流される人、離れる人がいることです。
主人公は人と離れようとします。
そこにスポットを当てたパニック映画って珍しいです。
低評価なのはエイリアンを銃とかで倒せそうなこと。
結構序盤で泳げないので溺死することが判明します。
何とかできそうなことでモヤモヤしてました。
第1作目は良かったが・・・
シリーズ3作目ですが、本作は前2作から時系列が遡って、エイリアン侵攻初日から数日の状況を描いています(DAY1だけじゃないです)
シリーズ1作目はなかなか良かったと思いますが、2作目が凡作でしたね。
本作は、うーん、正直なところ別に作らなくても良かったんじゃないですかね。
前2作に繋がりませんし・・・
話自体もどうなんでしょうか
・マンハッタン島だけにエイリアンは来たのでしょうか?島の封鎖の効果は?
・エイリアンの弱点わかるの早すぎじゃないですかね etc・・・
本作の続編作るにはかなり無理しないとできないようなラストの描き方でしたけど、続編作るんですかねえ・・
(興収次第かなあ。本国でも公開したばかりでまだ客入りはわかりませんが・・)
結局奴らの正体は
DAY1ということで奴らの正体もしくは目的がわかるのか
そんな気持ちで見てましたが、結局急に来て襲われて逃げてってだけ
たまにビクってなる場面もあるしつまらなくはないんだけどなんか消化不良です
合わなかった
クワイエット・プレイスシリーズ第3作にして最初の物語。
飼い猫とニューヨークに住んでいるサミラだが、突如として空から多数の隕石が降ってきて、隕石とともに襲来した凶暴な何かが人々を無差別に襲い始めた。隕石により瓦礫の山となった街の中を猫を連れて逃げるサミラは、音を立てると襲われることがわかった。路地裏に身を隠して息をひそめ、エリックという男性と出会い、ともにニューヨークからの脱出を計画した。さてどうなる、という話。
あのカニの化け物の様なのが隕石と共に宇宙からやってきたのはわかった。
主人公のサミラ役のルピタ・ニョンゴやエリック役のジョセフ・クインが悪いとは言わないが、さして特徴のないパッとしない主人公でほとんど興味が持てなかった。
何かは水が苦手なのはわかるが、じゃあ、船から降りないの?
ラジカセの音を出したサミラは殺されたんだろうが、猫がそんなに大切なの?そしてあんなに感動するか?
猫がずぶ濡れになっても鳴かず大人しいのが不思議だった。
惰性で観てしまったが、前作同様合わなかった。
エモさを感じる良作だが、作品性質上の難しさを感じる。
クワイエット・プレイスの3作目
今作はDAY1という事で、宇宙生命体が地球に落下した日を描く。
1作目や2作目と違い、多額の予算があるのか、宇宙生命体の描写や爆発描写も多数あるのは素晴らしい。
中盤、やや間延びする箇所もあるが、全体的には良作だと感じた。
本作は一貫して、末期の癌患者である主人公が、終わりゆく世界に対して「死ぬ前にしたい事」の為に歩みを進める話だった。
マイナス点としては、
ただ、作品も3作目の為、どうしても新鮮さや驚きなどを感じる瞬間は少ない。
特に1作目の空気感を越えるのは中々難しいと感じた。
また、どうしても周囲の人間よりも、騒音への補正が主人公側に掛かるシーンもあるので、若干ツッコミ所のようにも感じた。
ただ、この作品特有の、絶望の中での最後の希望を見せるシーンは、やはり最高。
・バーでピザを食べるシーン
・街の中で音楽を聴くラストシーンのカット
この2シーンを見れるだけでも、本作の意義はあったと言える。
DAY1を見たことで、また1作目が見たくなるような、シリーズとしての良作であると感じられたのも良かった。
心臓に悪すぎよ
初めてこのシリーズを映画館で観る。
音立てたらアウトの世界でこっちまでドキドキ。飲み物飲むのも落ち着かない。とにかく静音だから音出して化物出てくる時の驚きが強すぎる。とにかく心臓に悪い(褒め言葉)今作の猫はかなり悪い笑
FEELING GOOD
シリーズ2作の前日譚に当てられる作品で、観る前はこんなに擦り倒す作品ではないよなとハリウッドを懐疑的な目で観ていましたが、いざ観てみたら難はありつつも、しっかり面白かったです。
NYで繰り広げられるクリーチャーからの逃亡劇という事で、クリーチャー達が大暴れしてくれますが、特別出番が多い訳ではないので、それ故に人間サイドも戦うシーンが多くないのもあって、見せ場はそこまでかなぁと思いました。
水に弱いという弱点が何故か速攻で周知されている割にはみんなのっそのっそ海辺に向かい、人が多すぎたせいか見事にクリーチャー達に蹂躙される流れは良かったです。もっと生々しくても良かったかも。
クリーチャー達の巣みたいなのもあったので、そこでグッチャグッチャ生まれてくる様子とかもどうせなら観たかったなぁと思いました。
途中から謎にくっついてくるエリックのキャラはあまり好きでは無く、誰かと行動することがこの世界ではデメリットになるはずなのに、怖いからという理由でくっついてくるし、ピザ屋行くねん!って言ってるのも死期を悟ったからというのもあるのに、それでもひっつき虫になって、結果的にDAY2へと生き延びれるというのもなんだかなぁとなりました。
ピザ屋での最後の晩餐だったり、ピアノを弾いてみたりと本当の最後を察して過ごす様子はかなり良かったです。
そこからの脱出パートで、踏ん張って囮になるサミラの行動には拍手もんだったんですが、エリックが缶をパーンって蹴ってしまって結局追いかけられるんかい!というツッコミどころはあったので、良さとズッコケが同居していて大変でした。
律儀にどのクリーチャー達も飛び込まずにモゾモゾしてたのは面白かったです。
ラストシーンのイヤホンを外して…の流れはとっても良く、その後の世界を知っている身としては何も解決していませんが、終わりよければ全て良しな感じでトントンでした。
ルピタ・ニョンゴは表情が本当に素晴らしく、クリーチャーたちを見た時や逃げ惑う時の表情だったり、ラストシーンの晴れやかの表情も良くて、本来ならB級に分類されてしまう今作をちゃんとした映画に持っていく力が炸裂していました。
猫ちゃんもキュートでした。ニャーと鳴かなかったの偉すぎ、賢すぎ。
シリーズ2作とはまた違うテイストで進めつつも、この作品で十分完結しているので、これだけ観ても楽しめるんじゃないかなと思いました。
しかし差別化ができずにそのままのテイストをダラダラとやっている事含めこのタイミングで作る必要性があったかどうかは置いておいて…。
2024年上半期ヘッドライナー映画でした。
鑑賞日 6/30
鑑賞時間 9:20〜11:10
座席 E-5
ストーリー良かった。
時間潰しと、クーポン期限でなんとなく鑑賞しましたが、かなり良かった。ただのパニック映画なのかと思ってましたが、ストーリーがしっかりしてて、感動しました。猫が賢過ぎるのに、たまーに危険にさらすのが、猫らしいのか、猫がかなり鍵ですね。笑
マンハッタン島の悲劇
なぜいきなりの隕石とモンスター?で始まります。
前2作品とは全くの別物。故にDAY1という事!
地球上で一番騒しいエリアという事で狙われたのかな?と解釈することにしましたが全く釈然としません。
従って単純に逃走劇を楽しむことにしました。この続きは作れないのでは?
74
人の生き様を描いている
映画館で貼ってるポスターなんかは、ホラーとかパニック映画の雰囲気を出してるけど、今作のストーリーはもっと人物の内面に近づいたものだったと思う。
冒頭で、主人公の女性がなぜ劇場に行ったのか、なぜピザにこだわっていたのか、後からちゃんと伏線回収がある。あと、最初は気難しいワガママな人っぽく見えるけど、彼女の状況が分かるとその辺りも納得できる。そこら辺は、単純なヒーローやヒロインを登場させる映画よりもずっとリアルだったと思う。良かった。他の登場人物も人間臭くて良い。
あと、エイリアンの襲撃シーンなどはやはり迫力満点で、映画館で観てよかったと思う。破壊されていく状況が、戦争のようで怖かった。土埃で視界がなくなる描写など、自分がその場にいるかのような臨場感があった。
単純なパニック映画ではなかったところに、監督のセンスを感じる。
猫が可愛いのもプラスポイント。最初から最後まで癒しの存在だった。全体的に暗い映画だけど、あの子が出てくるとほっこり。
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