劇場公開日 2024年6月28日

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「絶妙な強さのゾンビ物の亜流 シリーズ化をどこまで延ばせるか」クワイエット・プレイス DAY 1 nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0絶妙な強さのゾンビ物の亜流 シリーズ化をどこまで延ばせるか

2024年7月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

絶妙な強さのゾンビ物の亜流
シリーズ化をどこまで延ばせるか

不知の病で死を待つばかりのヒロイン
これは、寿命をむかえようとする老人も同じだ
なんの上り目もなく、あすは生きているかなあと思いながら過ごす
彼女と同じように絶望した目をしている
こんなことじゃ行けないと、気持ちを奮い立たせても、モチベはそんなに続かないもの
シンパシーを感じる年齢になったのが辛い
そんな彼女でも、クリーチャーの襲来には生存本能で逃げ惑う
絶望しか見えていなかった目が、力強く輝きだすのが奇妙で考えさせられた
望まぬ死は同じなのにね
悲しい事です

クリーチャーは、ある意味、突然死と同じかも
病気になったり、歳を取れば、突然死の確率は増える
クリーチャーのせいで、突然死が平等にやってくるようになったんですね
ということで、今回はヒロインの目の演技が印象的でした

猫が可愛いけれど、何度も水没させられながら、死なないんですねえ
猫も泳げるのは知っていましたが、耳に水が入ったら死ぬっていう一般常識を信じていたので心配しました

シリーズも3作目になりました
前2作でゾンビ物のように、崩壊した世界でどう生きていくかっていう、よくあるパターンになっていっていました
今回は、原因を追求し、クリーチャーの生態などを小出しにしてきました
こうなってくると、主役を変えていくらでも作れますからね
このシリーズで一生食える
後は、質の良い作品を出せばいい

ゾンビは一般人でも倒すことが出来た
このクリーチャーもそうですね
デカくて、素早いし、耳がいい
でもある周波数に弱いし、目が見えないし、
水が苦手で溺れ死ぬし、急所を狙えばライフルでも殺せる
ちゃんと逃げ道を作ってあるので、希望を持ってしまう
まあ、ゾンビより強いけど、なんとかなる絶妙な強さです
これが、エイリアンやプレデターみたいな完全無欠の殺戮生物がたくさん降ってきたら、どうしようもないからね

このクリーチャーには特許とかあるのかなあ
フリーにすれば、ゾンビのように色々なクリエイター達が面白い物を作ってくれそうです

nakaji