YOKOHAMAのレビュー・感想・評価
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「男女の説明出来ない感情」
今年71本目。
贋作1本目。横濱の仮族2本目。死仮面3本目。1本目が一番好きで3本目の死仮面の解釈を観客に委ねる作風もいい。贋作、浮気した男性の事も本当は愛している、男女の説明出来ない感情を表していて今作の見所。
狂想というより仮想、あるいは仮装
相変わらず横浜ロケを推されると弱い。
『TOKYO MER』とか『あぶデカ』みたいなメジャーな続きものはスルー出来るのですが…
『贋作』
横たわってないし、怪我もしてないし、髪はピンクだし、包丁持ってるのに家に上げるな。
そして、上がり込んだ途端に態度が変わりすぎ。
家に置くにも、親への連絡を促したり身元を確認したりといった最低限がなされない…
まぁ、そこさえスルーすれば中々楽しめたし、直接映さずサエコが殺された(?)ことを匂わせるラストは好み。
『横濱の仮族』
冒頭でワンカットを主張されるが、真偽を見極める気もなくなる演出は如何なものか。
内容としても舞台劇でやった方がよいのでは。
名前と拉致した日がハニーだけズレてた理由はあくまでメタ的なもので、数ヶ月かける意味もない。
あのオチだと、必要のない演技が多過ぎだし、方法も大掛かり過ぎるし、探偵まであの髪型の意味は?
アイデア先行で深く考えちゃダメなヤツ。
『死仮面』
アーティストの狂気ってことなんだろうけど、刑務所のシーンを先に出した理由が分からない。
捕まるのが確定してたらハラハラしないし、田所が入れ替わってるオチかと思ったが、そんなこともなく。
米村の表情はメイクもあって良かったが、『ジョーカー』(未見だけど)っぽ過ぎる気も。
短尺なのもあり、浅いまま終わってしまった。
ロケーションもみなとみらい周辺と路地ばかりで残念。
ってか、『横濱の仮族』はどこでもいいじゃん。笑
偽ハマッ子ブルース
横浜を舞台にした各話に繋がりのない3編のサスペンススリラー…横浜とまともに認識出来るの1本だけだけど。
贋作
妻に男をつくって出ていかれた退屈な夫の話。
玄関の前で包丁を傍らに置き座っている女を家に招き入れ始まって、優しいというよりなんだかパッとしない男だなと感じつつも、なかなか熱さをみせて盛り上がるかと思いきや…尻切れトンボ。 ☆2.0
横濱の仮族
家事で家族全員を失った資産家の男が、そっくりさんを拉致して仮族をつくり、自分を殺してくれたら全財産1374億を相続させると言い出す話。
エフェクトバリバリな何の為の全編ワンカットかわからないつくりで、スタイリッシュ風に退屈な寸劇をみせられて、最後も結局どういうこと?コメディに振った方が良さそう。…☆1.0
死仮面
拘置所だか刑務所だかに死仮面を持ち込んだ特殊造形アーティストの収容前の話?
元スタッフを殺すところを早々にみせて、アリバイがある?アリバイ工作?とか思ったらアブナイヤツ?なんだか良くわからないし、そういえばそもそも他殺と断定されてない?
なんだか話しがちゃんと練り上げられていないかんじで面白さが良くわからなかった。…☆1.0
狂気の3部作、そしてかっこいい!
短編3部作。
【贋作】一瞬日常のあれこれドラマと思いきや、登場人物のちょっとおかしいぞ?的な要素にどんどんひきこまれます!ラストが謎すぎて想像膨らむ…怖い
【横濱の仮族】ワンカット映像で1つの家の中の出来事をお送りしてくれて、のぞき見している様なわくわく感!え?え?って展開が盛り沢山なのに、ちゃんと想いが通っていて、とても面白いです!ビジュアルもおしゃれで素敵!
【死仮面】とにかく怖い!不気味さと狂気と、でもその中に自身が求めるものを求め、もがく、主人公米村が切なく、不気味!でも色気もありとても魅力的です。特殊メイクアップアーティストについても垣間見ることができて、興味深い作品です!
音楽がとても効果的で、見た後の帰り道がちょっと怖い…かも…
米村役のイケメン俳優秋沢健太朗さんの今までに見たことのない怪演、必見です!
戦慄・仕掛け・狂気
3作の短編映画ですが、どの作品も並々ならぬ緊迫感がありました。
「贋作」★4.5
男女のもつれ話です。ラストに戦慄しました。
「横濱の仮族」★4.5
主人公のジョニー・デップのようなクールさにボブヘア(娘たち)の萌えが絶妙でした。ある仕掛けが効いてきます。
「死仮面」★4.0
ジョーカーのような狂気とサスペンスを融合した感覚です。現代のサイコパス事件の心理を窺えます。
どの作品もハラハラし、期待以上でした。
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