ザ・エクスチェンジ

劇場公開日:

ザ・エクスチェンジ

解説

2014年のロシアによるウクライナ侵攻を舞台に描いたウクライナ発の戦争アクション。両国間で繰り返し行われている捕虜交換などの実話を織り交ぜながら、人質となった息子を助けるべく奔走する父親の奮闘を描く。

2014年、キーウで外科医として働くオレクサンドルのもとに、息子コスチャの携帯電話から着信が入る。電話の発信者によると、コスチャは志願兵として軍に入隊したが、「ゴースト」と名乗る元警官に捕えられてしまったという。コスチャを解放するためには、3日後に戦場の最前線で身代金を支払わなければならない。息子を助けたい一心で精鋭部隊とともに戦場へ向かうことを決意するオレクサンドルだったが、そんな彼の前にロシアの冷酷な大佐が立ちはだかる。

「ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ」のビチェスラフ・ドブジェンコが父オレクサンドル、「スナイパー コードネーム:レイブン」のエゴール・コズロフが息子コスチャを演じた。

2022年製作/90分/ウクライナ
原題:Obmin
配給:ライツキューブ
劇場公開日:2024年3月29日

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映画レビュー

3.5小峠オレク

2024年4月6日
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泣ける

悲しい

興奮

ウクライナはドンバス地方にて、志願兵の息子が分離派に誘拐され、命を懸け救いに行く外科医の父親の物語。

題材が題材なだけに、複雑なドラマかと思ったら、意外にも映画映画した作品でしたね。

ちょっとした偶然から息子コスチャがエクスチェンジの場に来れず…。銃弾の中、車に跳び乗るオレクの姿は沁みました。

彼を助けたのは医者のサガか?或いはコスチャを探すためか。

そんなこんなで、割と序盤でもう対峙⁉
…成程そういうストーリーになっていくわけね。

思いも寄らぬ共同作業は胸が熱くなるし、意外としっかりアクションしていますね。闘いは普通に見応えアリ。

まぁでも父親としての想いやプライドってのがあったんだろうがこうもクルッと変わりますかね…?あと、オヤジの約束はアツいが、現実はそんなキレイなものだろうか?

特に、コスチャからしたらねぇ…。

そんな感じでご都合主義は数あれど、息子を想う父親達の姿にグッとこさせられるし、難しいウクライナ紛争・戦争映画を分かり易いドラマと激しいアクションで彩った観易い作品としてとても面白かった。

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MAR

3.5ヒューマンドラマ

2024年4月2日
iPhoneアプリから投稿

銃撃戦やアクションを見せるのではなく、対人間の葛藤や諸々の感情が描かれている。
なんて書くと軽い感じですが、現在も引き続いているので何とも言えない気持ちになります。
もちろん戦争なので銃撃はありますが、そこ目当てで行くと全く違います。

セーニャ、どうなったんだろか?

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Oyster Boy

3.0なんて作戦だ

2024年3月31日
Androidアプリから投稿

単純

興奮

ドンバス戦争下息子をドネツク人民兵に拐われたウクライナ人外科医が、奪還する為に奮闘する話。

知らない間に志願兵部隊に入隊していた息子コスチャを拐ったとして身代金を要求されて、嘘がホントになって行くストーリー。

戦時下の前線付近が舞台だけど民間人が主役で、非合理的だったり必然的じゃない行動や展開が多くて、終いには笑ってしまう様な流れもあるかなりの御都合主義が目に付くし、コテコテなフリも満載だけれど、父親として人として約束を守る漢なオヤジの物語でとても面白い。

小隊長クラスならまだしも、指揮官がやり過ぎ下品なのはちょっと安っぽかったし、エピローグでセーニャに触れなかったのはちょっと残念。
エンドロール前の捕虜交換の話しはあまり関係ない様な…。

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Bacchus

2.0ザ・エクスチェンジ 中々目にする事ないウクライナ映画。そんなウクラ...

2024年3月29日
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鑑賞方法:映画館

ザ・エクスチェンジ

中々目にする事ないウクライナ映画。そんなウクライナのロシアとの戦争映画。
戦争映画と言ってもヒューマンドラマ。対立する同士の兵士と兵士の子を持つ父。国としては対立し合うが同じ子を持つ父親同士で戦時下でも助け合い約束を果たし合う本来人間が持つ美しい姿を、悲惨な戦争と対比し描かれた作品だった。
ヒューマンドラマが主となる為戦争映画としては所々緊張感が薄いシーンが目立つ。ストーリーもありきたり感は目立つが今まさに現実で戦争を行なってしまってるウクライナが作るから意味があるのだろう。
またエンドロールで知ったが本作は実話ベースとの事。
肉体的、技術的な強さが目立つ舞台の中父親の強い姿がとても印象に残った作品である。

個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アイアンクロー 4.7
5 オッペンハイマー 4.7
6 アマグロリア(原題)Àma Gloria(横浜フランス映画祭2024) 4.7
7 コンセント 同意(横浜フランス映画祭2024) 4.7
8 ARGYLLE/アーガイル 4.7
9 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
10 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
11 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
12 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
13 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
14 アクアマン/失われた王国 4.5
15 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
16 異人たち 3.7
17 ミツバチと私 3.6
18 ブリックレイヤー 3.5
19 ネネスーパースター(原題) Neneh Superstar (横浜フランス映画祭2024) 3.4
20 RHEINGOLD ラインゴールド 3.3
21 12日の殺人 3.3
22 ゴーストバスターズ フローズン・サマー 3.2
23 コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話- 3.2
24 コヴェナント/約束の救出 3.0
25 僕らの世界が交わるまで3.0
26 ストリートダンサー 3.0
27 カラーパープル 2.9
28 弟は僕のヒーロー 2.8
29 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
30 画家ボナール ピエールとマルト(横浜フランス映画祭2024) 2.7
31 Vermines(横浜フランス映画祭2024) 2.6
32 関心領域 2.6
33 ジャンプ、ダーリン 2.5
34 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
35 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
36 マダム・ウェブ 2.3
37 落下の解剖学 2.3
38 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
39 哀れなるものたち 2.3
40 ザ・エクスチェンジ 2.2
41 DOGMAN ドッグマン 2.2
42 パスト ライブス/再会 2.2
43 パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ 2.2
44 ボーはおそれている 2.2
45 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
46 瞳をとじて 2.2
47 ゴースト・トロピック 2.2
48 葬送のカーネーション 2.2
49 Here ヒア 2.1
50 美しき仕事 4Kレストア版(横浜フランス映画祭2024) 2.0
51 ハンテッド 狩られる夜 2.0
52 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
53 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
54 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
55 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
56 VESPER/ヴェスパー 1.5
57 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5

番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター版 1.5

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ego