かくしごとのレビュー・感想・評価
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良くも悪くもわかりやすい。
原作未読。飲酒運転で人を跳ねた地方公務員友人を庇うと言う口実で、亡くした息子の代理を手に入れたら、その子も虐待されてて満更でもない感じだったが、案の定色々大変だった話。
犯罪と介護で切羽詰まった杏の表情はかなりいいとこ行ってたと思うが、見ててなんか重く感じるのは顔立ちのせいか、、または本人が真面目なせいだと思う。いいかげんさや、ゆるさ、みたいな抜け感が無い。そんなふわっとした感じがこの先出てくると良いと思う。
子供の描きかたも話の進みをよくするためか少し優等生すぎたかも。
木竜麻生が虐待母、よいキャスティングだと思う。
あと初めて見たけど父の友人医者の酒匂芳がさりげなくムードがあり良かった気がする。
全体的に演技も話も明解で、テンポもよく、絵も美しくわかりやすかった事が逆に物足りなさを感じでしまった部分かも知れない。
行方不明の子供はレビューでも指摘あったが写真あちこち出回ると思うよ。
それぞれの分かれ道 Each Crossroad
人と人が一緒に住む、
特に家族というのは、
かかわりが深い分だけ、
影響も大きい。
職場や、趣味の集まりもしかり。
通常は良い影響が大半だろうけれど、
もちろん逆もある。
話の軸になるのは、
一人の小学生の男の子だけれど、
いくつかの家族の問題が、
縦糸と横糸のように絡まりながら、
今の世の中を浮かび上がらせる。
皆、弱く、同時に強かに、
生きようとしている。
正しいって、間違っているって、何だろう
不幸って、幸福って何だろう
と映画を見ながらグルグルと考えてしまった。
それぞれの登場人物に
あったかもしれない「if」が、
良い方向へ行ったかもしれない道が、
あったかもしれないと思ってしまった。
「お前はいいよな」
というセリフにドキッとした。
その言葉の裏に、
もう、引き返せない悲しみを見たからだ。
Living together with others, especially as a family, involves deep connections and consequently, significant influences.
The same goes for workplaces and hobby groups.
Usually, these influences are mostly positive, but there are, of course, negative ones too.
The story centers around one elementary school boy, but it weaves together various family issues, intertwining them like warp and weft threads, bringing today's society into focus.
Everyone is weak, and at the same time, cunningly trying to live.
What does it mean to be right or wrong? What is happiness or unhappiness? These thoughts kept swirling in my mind while watching the movie.
Each character might have had an "if" moment, a path that might have led to a better outcome.
The line, "You're lucky," caught me off guard. It revealed a deep, irreversible sorrow hidden beneath those words.
欠けたお母さんと歪んだ子供
色々な思いが巡った映画でした。
主演の杏さんが上手で、流石のお母さん役でした。
奥田氏も身につまされる演技でした。
友人の佐津川さんも、弱さを見せた良い演技だったと思います。
人間が忘れる事で起こる色々な事象を、見せてくれました。
自分の年を考えると、認知症は恐怖ですね。
ストーリーとしては、破綻に向けての日常を描いたもので、杏さんはとても難しい役でした。
「もしかしたら何とかできるのか」と思わせてくれたのは、杏さんの技量でしょう。
「そんなわけない」と言うのは簡単ですが、主人公に思いを寄せてもいいのではないかと思います。
ラストシーンはスッキリしてよかったです。
傑作。
先ずは、奥田瑛二さんと杏さんの演技力に、脱帽。
物語は重いです。重厚。
伊那ロケということで観ましたが、期待を裏切って、良い出来です。
ごめんなさい、期待してなくて。でも、良い意味で裏切られました!
杏さん、演技うまかったのね^^;(ごめんなさい。)
凄い進歩
ですよ、前回観た「生きてるだけで愛」から。エンタメとして高いレベルで観終わった後、満足感が有りました。
杏さんは今迄評価してなかったんですが、濃密なエロさを感じる。デコルテ〜二の腕、浅黒、和製ソフィアローレンですかね。
かくしごとと嘘の境界線で。
少年との出会い方がひっかかるし、無理矢理な展開もあるけど、全体としてはとても見応えがあった。それぞれが抱えるかしくごとの先にあるもの。そして噓が暴かれる時。同じ景色が続く単調さもある中で終盤一気に加速してゆく感じも良かった。
ただ、この物語上とても重要な事件のシーンを予告で見せてしまっていて、その分こっちも待ち構えてしまうのでここは本当に残念だった。いやぁ、予告は大事なんよ。
最後の一言には涙がバーっと溢れたけど、冷静になったらあれが本心かどうかは実は分からないなって思えてきた。子供心に本当にそう思ったのか、それとも元に戻りたくない一心でそう言っただけなのか。彼の心の中は分からないけど、千紗子が救われたのは間違いない。
狂気の主人公と荒唐無稽な無理のあるストーリー
脚本が雑すぎて感情移入できなかった。
特に最後の展開は説得力がなかった。
そこまでの信頼関係、いつできていたんだっけと唐突感があった。
俳優さん、みんなキレイすぎて、生活感やリアリティがなかった。
介護の大変さ、汗や排泄物が感じられない、のっぺりとした映像は
狂気の主人公の夢物語なのではないかと思ったほどでした。
出演者の熱演に拍手です
重いテーマで熱演の俳優陣のおかげで
見ごたえは十分です。
ですが・・・。
クライマックスシーンが最大の見せ場ですが
あの展開になるまでの感情が彼に生まれる理由が
十分に描かれていたとは思えないのです。
映画の題材でこのような子供を描く作品は
色々ありますが、いつも見ててやるせなく
なるのは、切っても切れない幼い子供たちの
実親への愛情です。
理屈ではなく、第三者が介入できないような
へその緒がつながっていたから・・としか
言いようがない結びつき。「なんで!?」って
なります。
しかし、本作においては
「そーいう環境だったら、こうなるんじゃない?」
って結構ライトに描かれてる気がするんです。
こんな安易か?って。
そこに説得力を生むことを、本作はできていない
とおもいます。
ラストにつながる伏線が「楽しい日々」だけじゃぁねぇ。
杏さんの演技は素晴らしかったです。
クライマックスの要因となる小屋での
出来事の時の「目」すごかった。
ラストシーン号泣必至
ラストシーンは波動砲?カメハメ波?はかいこうせん?何でもイイけど相当な衝撃を食わされました‼️小説とは異なる終わり方でしたが、断然コチラの方が良かったです❗️
小説としての終わり方としては"正"でしたが、映像と演技で表現する場合はコレが最適解だったという事だと思います。
並行ストーリー
認知症の父と保護した子供の育児の並行ストーリーが見事
そして、タイトルのストーリーとなる主題が最後の台詞で完結した。
笑いはなくとも見応えある作品で、役者さんたちの演技力にもどっぷり入り込んでしまいました。
役者さんにとってもやりがいある作品だと思う
ツマラナイ理由。
既視感ある幾つかのベタな物語を
浅く且つ無理に繋げた。
その繋ぎの装置としてのキャラ(父、友、子役、虐待父母、医師)を並べて
全てを台詞(この三分の一が適当量)で説明させた。
だからツマラナイ。
以上。
誰にでもある かくしごと
序盤の事故の場面で
題名の理由は「コレだろうねぇ笑」と推測してましたが
甘かった笑
千紗子〔杏)のかくしごと=事故と子供を匿ってしまったこと
子供のかくしごと=記憶を戻しているということ
あたりまでは良かったのですが笑
こどものかくしごと=母親は千紗子だけ
千紗子のかくしごと=事故で亡くした子供に想いを重ねてる
そして
みんなのそれぞれかくしごとがあること
千紗子の父のかくしごと=認知症になってはじめて吐露できた
亡くなった妻と娘(千紗子)への想い
最後の終わり方もとても秀逸でした
拓未〔洋一)が裁判所の証人席で
話したひとことと
その後の
被告人席の千紗子の表情のかすかな変化を
〔喜び?)ゆっくりとアップしたところで
エンドロール
あとは鑑賞した人たちの心の中の想像で
後で思ったことですが
かくしごととという言葉が平仮名でよかったです
うまく表現出来ませんが、誰にでもある
心の中の想いかなと
人が生きることに正しさがあるとするならば、それは法を守ったり、規則...
人が生きることに正しさがあるとするならば、それは法を守ったり、規則に従うことでは決してない。拓未とお母さんとおじいさんで顔中汚しながら作った粘土の力強さと色彩の鮮やかさ、窓に描かれた花の透明な美しさの中にこそそれは存在するのだと思う。「魔きり」をおじいさんが拓未にあげるシーンで「人には悪魔がいる。神様も。」と言ったことが、そのまま現実となった。法廷で「ぼくは犬養洋一です。でもお母さんはあの人です」と真っ直ぐに言った拓未の言葉が「かくしごと」のないすべてなのだと思った。拓未が救ったのは二人のお母さんである。
犯罪に次ぐ犯罪だけど…
虐待をうけていた子供を、水難事故で子供を亡くした母親が助け、痴呆の父と生活を始めることで巻き起こる出来事の話
真面目な人ほどボケ易いらしく、僕は早くボケるんだ〰️と思いながらも、交通事故 飲酒運転 業務越権 個人情報保護法違反 誘拐及び誘拐幇助 詐害行為等々法律違反の数々 題名とはマッチするが… いわゆる毒親の話
親は子を選べないし、子も親を選べない あの子も居心地が良かったが、優しさにつけこんでいるようにもみえたし、格差社会を作り上げた政治(自民党)が悪いのであると言いたい 自民党事態かくしごとが多いシネ
おあとがよろしいようで
認知症や虐待で決して好きな分野ではないのですが、監督、演者さんの技...
認知症や虐待で決して好きな分野ではないのですが、監督、演者さんの技術力の賜物なのでしょう...久しぶりに素晴らしい作品に出会えました。
日本アカデミー賞最優秀助演男優賞は奥田瑛二…は早すぎか(^^ゞ
映画館で3本ハシゴして、他の2本が寝落ちして、これだけが寝落ちしなかった分、少々、点数が甘いかもしれませんが(^^ゞ
設定があり得ないとか、オチが思ったとおりだとか、つべこべ言うやつは最初から観なけりゃいいだけの話で、ここでは楽しめたか楽しめなかったで評価すればよいかと思いますけどね(^_^;)
それにしても、杏さんはCUBEを観た時は残念(あれは作品自体がダメで、杏さん以外に菅田将暉、岡田将生、斎藤工、吉田鋼太郎、柄本時生と役者は一流ぞろいの珍しいパターン)でしたが、とんびや翔んで埼玉、そしてかくしごとと最近は良作にも恵まれて、メチャクチャキャラの濃い杏さんのお友達もさぞかしお褒めになっているのではないでしょうか(笑)
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