「南極への小惑星衝突が引き起こした未曾有の大洪水が発生し、世界が水没...」大洪水 ホンマサさんの映画レビュー(感想・評価)
南極への小惑星衝突が引き起こした未曾有の大洪水が発生し、世界が水没...
南極への小惑星衝突が引き起こした未曾有の大洪水が発生し、世界が水没の危機に陥ります。「地球最後の日」と呼ばれる中、水に浸かり始める高層マンションに閉じ込められたAI研究員のアンナは、幼い息子を守るために必死の脱出を試みる…。
と、話は進むが
描かれるのは洪水だけではなく、過去の事故の回想、AI開発、時間のループなど要素が盛りだくさん。
情報量が多すぎて、序盤は何が起きているのか把握しづらい。
物語が進むにつれ、「これは洪水映画じゃないのでは?」という説明しづらい違和感がじわじわと膨らんでいく。
そして明らかになるのは、本作がタイトルから想像するパニック映画とは別物のSFムービー だという事実。
洪水はあくまで舞台装置にすぎず、核心にあるのは別のテーマだった、という衝撃の結末。
タイトル詐欺と言われても仕方がない構成。
ただし、シーンの随所にヒントが散りばめられており、2度、3度と観ることで楽しめる部分もある。
好き嫌いがはっきり分かれる作品。
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