ありふれた教室のレビュー・感想・評価
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期待度◎鑑賞後の満足度☆ 紛れもなく傑作。途中から涙が…これは”ありふれた教室“ではなく“ありふれた世界”の話物。僕たちは何て息苦しい世界に生きているのだろう。映画は安易な答えを示さない。当然だ。
①今年公開された洋画、特にヨーロッパ映画はドキュメンタリーも含めここ数年に無い程傑作・秀作・佳作が多い。年末の自己ベストテン選出に悩みそう。
②本作もベルリン二冠も当たり前の出来。
③おかしいと言えば最初からおかしい。
生徒にクラスメートを売るような事をさせて、その上秘密にするように口止めするなんて。
秘密なんて絶対に漏れるのに。ましてや相手は子供だぞ。
だから問題は生徒ではなく先生なんじゃないんかい?と思ってしまった(原題もそもそも“教室”ではなく「職員室」だし)。
④カーラが謂わば“盗撮”したのも決して良くはないことだが、冒頭の先生達の対応を見ていると、生徒を守りたい気持ちから出た行為だと許してやりたい気持ちにはなる。
ただ、動画に思いもかけぬ人物らしきものが映っていたことから事態は一気に動き出す。
そこからの予測不能なスリリングな展開からは目が離せなくなる。
③
私が対処します
若手女性教師カーラ・ノヴァク( レオニー・ベネシュ )が赴任したばかりの学校で、盗難事件が多発する。同僚に対する不信感と正義感から、カーラは或る行動を起こすが … 。
学校の対応の難しさ、信頼関係が崩れていく様がリアルでした。
保護者に対し物申す事が出来ない事も、教員にとって大変でもあり、辛いところなのではないでしょうか。
日本の中高の学校教員は、部活動の指導や不登校、保健室登校の生徒達の学習サポート業務も有り、保護者対応、学校行事等、授業以外に様々な業務が有るようで、身近に居る若手中学校教員の彼女は、毎朝6時半出勤、帰宅は22時過ぎという過酷な日々を送っており、「 辞めたい。」との言葉を吐きながらも4年目の夏を迎えようとしています。
岸田総理、1日も早く改善して下さい!
映画館での鑑賞
予告で気になったら見てほしい
本作は主人公の教師の些細な事から生徒、親、教師陣まで巻き込む大変な事に発展していくのだが、やる事全てが裏目に出るのであまり見ていて楽しい映画ではありません
ただ起こった事よりも、そこからの人間関係の悪化がリアルで現実にありそうな感じで見ていて不安になる臨場感があります
人としての顔、子供と教師としての顔、教師と教師との顔、色々に誠実だけどそれだけ正解ではないと考えさせられます
子供もよく大人のことを見ているところ、大人の触りたくない話題に鋭いところなどもハラハラしてしまいます
子供は感情で動いてしまい色々行動しますが、大人はやはり理性が働いてそこまでいかないのも違いを感じてとても好きです
本当に最後のシーンで主人公がグチを言っていた同僚に助けを求めて、渋い顔をするけど動いてくれるあたり少し救いがあるなと感じ好きなシーンです
正直にあと数回見なければ本質的なものは自分には見えない来ましますが、今回はこのようなレビューにいたします
子供の気持ちも分かるし大人の気持ちも分かるから良い悪いの話ではない考えさせられるとても良い映画でした
こじれる
ボタンのかけ違いのようにどんどん拗れ、周りを巻き込んで小さな砂埃から台風のようになっていく展開。
中学1年生の設定だと書かれていたが、そうだったんだ〜という印象。
全体的にずいぶん幼く見えたから。
アメリカのように鍵のかかるロッカーはなく、財布も持ち歩いているのか?
よくわからなかったけど。
職員室でパソコンにカメラを仕掛けた理由もよくわからなかった。
職員室でも盗難続き?
今時の教育現場って監視カメラは…ないの?
母親が疑われたオスカーはかわいそうだな。
99パーそうだったかもだけど。
脅し文句からもっと悲惨なことが起きるかと思ってしまったが、意外とそうでもなかった。
舞台はほぼ学校。
やや睡魔にも襲われて…からのラストだったので、え?という感じ。
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