東京カウボーイのレビュー・感想・評価
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典型的な「優秀だと自己認識している」サラリーマンの成長ストーリー
日本のTHEサラリーマンである英輝、しかも自分が優秀だと認識しているだけに
タチが悪く、上司且つ彼女でもある けい子の言うことも全く聞かなかったがゆえに
アメリカはモンタナの地でカルチャーショックを受けることから物語は始まります。
実にスローな展開ながらも、
郷に入っては郷に従え、を、牧場の仲間から身をもって知ることとなり、
己の考え方、生き方を変えていこうとする英輝が
実に観ていて気持ちよかったですね。
ベタベタなストーリーなので、驚きなどは全くないのですが、
國村隼のキャラクターで笑える要素を入れていたり、
また、アメリカのカウボーイたちから観た、日本のサラリーマンの佇まいや言動・行動の
滑稽さを敢えてFeatureしていたりと、実に軽やかに見進めることができました。
温泉に入りながら、けい子の気持ちがやっとわかった英輝とけい子が
愛を確かめあうシーンはグッときましたね。
井浦新のアメリカ映画初主演作、実に鑑賞後感が良く、楽しめました。
気持ち良い映画でした。
日本のお菓子は世界一美味い
いつもの映画館で
祝日だが月曜日なので会員料金 おあつらえ向き
チラシであらすじを読んで間違いなかろうと思っていたら
間違いなかった こうなるだろう こうなってほしいと思う
ほぼその通りの内容で裏切られなかった
安全安心の展開
・国内で実績を上げて自信満々の主人公
・意気揚々と外国に乗り込む
・今までのやり方で現地人から食らう反発
・現地人の協力者
・現地のやり方をやってみる
・理解者が少しずつ増える
・これまでの自分のやり方を振り返って間違いに気づく
・第三の解を見つける
・オラここでやっていく
王道だ 好きだ
この歳になると登場人物にあまり酷い目にあってほしくない
あと確実に笑いポイントが下がっていることに気づく
馬に乗り損ねて泥まみれになるとか
パリパリのロデオスーツを着せられたところなど
声をあげて笑ってしまった
あと國村隼がロデオマシンから落ちるところと伝言
おっさん何しに来たんだ
30年前は松田優作の子分をやっていたよな
井浦新は朝が来るから好きな俳優で
かぞくのくにとか福田村事件にも出ていた
上手くはないが誠実さがにじみ出ている
誰かの結婚式で新郎が真面目に語っているのを聞いて
おそらく言葉は分からないのに涙を流すシーン素晴らしかった
伝言を履行したときの笑顔が最高だった 冷めていたが
藤谷文子は町山智浩とのYOUTUBEをたまに観ていて
元女優だというのは薄々知っていた
プロデューサーに名を連ねていたので
自分がやるかみたいな感じだったのか
いつもの町山とのやりとりと変わりない自然さで好感
ストーリーは粗いしリアリティに乏しいが不思議と許せる
雄大で美しい自然の描写の前では
チマチマしたクレームをつける気が失せる
日本のお菓子は世界一美味いということだけは言っておきたい
現地人には通じんか
(ここから映画と無関係)
終了後はちょうどお昼
最近の恒例は自作弁当をつまみながら持参冷え冷えビール
雨上がりの青空で風が爽やか
いい休日になった
星はいつも三つです。
マーク・マリオット監督『東京カウボーイ』
食品関係のコンサル会社でバリバリ働く井浦新が、アメリカの田舎の不採算牧場をたてなおすべく意気込んで乗りこんでくる。
モンタナの風景を見ただけで利益追求とか効率とかはどうでもよくなってしまいそうなものだが、そこはバリバリビジネスマン。牧場の女主人以下、カウボーイたちに資料を配りPCのパワーポイントでプレゼンをはじめたりするが、ブレーカーが落ちてさんざんな目に。
それでも負けなかったのだが、次第にやっていることのアホらしさに気づき、着ていたスーツを脱ぎ捨てて現地で買ったカウボーイのいでたちに身を包む。
スーツ姿で馬に乗ろうとして失敗して泥水のなかに全身突っこむ。井浦新は文字通り顔から泥水に突っこんだ。
東京の大手商社に勤めるサカイヒデキ(井浦新)。 主な業務は食品関連...
東京の大手商社に勤めるサカイヒデキ(井浦新)。
主な業務は食品関連会社のM&Aだ。
最近も老舗のチョコレートメーカーを買収してきたところだ。
社内では副社長のケイコ(藤谷文子)と長年交際して婚約もしている。
ふたりは社内にはバレていないと思っているが、誰もが知っている。
今度の事業は、会社が主要する米国モンタナ州の牧場の売却。
牧場は不採算部門であり、売却しか手はないと会社上層部は考えているが、ヒデキは収益性の高い和牛育成に切り替えれば再建可能と提案。
現地に飛んで、牧場主に新たな事業のプレゼンに出かけた・・・
といったところからはじまる物語。
いわゆる、異文化に接して新たな視点・価値観を得る物語。
カルチャーギャップが笑いを誘うのはお約束で、スーツをまとったヒデキの姿は場違いとしか言いようがない。
女性牧場主からも、こりゃ牧場文化なんて全然知らないわよね、と軽くあしらわれ、ヒデキの案内役は牧場の何でも役ハビエルに委ねられる。
映画の魅力はモンタナの風景。
西部劇の舞台なのだから、その風景の魅力は半端ではない。
最近は、このような風景を映画で観ることも少なくなった。
ついで、ヒデキとハビエルの交流。
まぁ、類型的なんだけれど悪くない。
類型的な人物造形を類型的に撮るのも、近年では難しいのかもしれない。
最後は、ヒデキとケイコの関係。
上司と部下の関係なのだけれど、恋愛関係になので、ケイコが少々ヒデキに甘くなってしまうのが常套なのだけれど、意外にもビジネスライク。
予定を変更して帰国しないヒデキに最後通牒を突きつけに来るあたりとか、なかなか面白い。
付け加えれば、ケイコ役の藤谷文子が、ガメラ少女のから相当成長して(というか歳くって)、肉体的にも可憐からはほど遠い。
この肉感的な存在感というのが、映画に妙なリアリティを加えている。
最終的には、不採算牧場を売却することなく新たな道へと踏み出すわけなのだが、そんなにうまくいくはずはないよ、と思いつつも、映画の中ぐらいはうまくいってほしいね、うまくいってよかったと感じさせるので、映画として成功しているといえましょう。
監督はマーク・マリオット(初監督)、脚本は藤谷文子がデイヴ・ボイルと共同で手掛けています。
大胆さと繊細さを兼ね備えれば、大抵のことは何とかなるのかもしれません
2024.6.26 一部字幕 アップリンク京都
2023年のアメリカ映画
日本のビジネスマンがアメリカのモンタナにて和牛ビジネスを始めようとする様子を描いたヒューマンドラマ
監督はマーク・マリオット
脚本は藤谷文子&デイブ・ボイル
原題は『Tokyo Cowboy』
物語は、日本のある都市にあるチョコレート工場を視察する会社員・坂井英輝(井浦新)を描き、買収を成功させる様子が描かれて始まる
英輝は、コスト削減のためのアイデアを実現させ、それは社長の三輪(岩松了)を喜ばせた
そして、次の事業として、モンタナの牧場再建のアイデアをぶち上げるものの、それは上司かつ副社長の増田けい子(藤谷文子)を驚かせることになった
実は英輝とけい子は恋人関係にあり、彼はモンタナのアイデアを事前に通していなかった
けい子は計画を無謀だと思い「大きく出たわね」と言い、英輝は「大きくでなきゃ上には行けない」と答えた
映画は、英輝と和牛ビジネスのアドバイザー・和田(國村隼)が現地に向かう様子を描き、「レイジー・リバー牧場」の経営者ペグ(ロビン・ワイガード)たちと交流を深めていく様子が描かれていく
牧場には、案内役を任されるハビエル(ゴヤ・ロブレス)の他に、レオン・ダラハイド(ガブリエル・クラーク)、フィル・ウェイド(ジェフ・メドレイ)、ブレイス・フィルモア(ザック・トーマス)たちが従事している
英輝たちが泊まるモーテルの受付シンディ(スコット・スミス)はアニメが大好きで、暇を持て余しては、デバイスでそれらを視聴していた
難しい話に入る前に懇親会と呼ばれるジャブが入るのだが、下戸の英輝は飲めず、調子に乗った和田はロデオマシンで大ケガを負ってしまう
通訳がいない状態で話を進めることになり、プレゼンは完全に空振り状態で、話は一向に進まなくなってしまう
そこで英輝は、郷に入っては郷に従えを体現し、カウボーイ姿になって、乗馬などを始めていく
そして、彼らの仕事を体感していくことになるのだが、それらの報告を本社にちゃんと報告していかなった
その後、プロジェクトがどうなっているかわからない本社は、牧場を開発会社に売却する方向で動き出し、英輝はそれを方向転換させようと考えていく
そんな折、ハビエルが牧場内にて植物を育てていることがわかり、それをプロジェクトの一環に加え、牧場と農場を同時経営する案を思いつく
そして、本社から牧場を買い取ることで、存続させようと考えるのである
映画は、牧場どうするか問題と同時に、英輝とけい子の今後どうするか問題も浮上してくる
付き合いだして7年、家庭を作るかどうかを話し合って来なかった結果、けい子は自分が大事にされていないことを感じ、「ある決断」を胸に忍ばせていた
英輝はペグの助言を受け、けい子と向き合うことになり、そして自分が今後どうしたいかを話す
そして、内観した住宅を買って、そこで生涯をともに過ごしたいと思いを告げることになったのである
ビジネスにおける卓上の思考と現場の感覚のズレを描いていて、これまで数字だけで判断してきた英樹が考え方を改める様子が描かれていく
冒頭のチョコレート工場のチョコをおみやげとして持参していたのだが、それを食べたシンディが放つ言葉は辛辣でもある
これまでに良かれと思ってしてきたことは大部分で間違っていて、それに気づくための時間がモンタナの数週間だった
現地でこれまで続いてきたものの尊さを感じ、それを存続するための方策を考えるのだが、それこそが英輝の真骨頂だったと言えるのではないだろうか
いずれにせよ、モンタナの景色を眺めながら、そこにいる感覚になって、英輝を愛でる内容になっていた
女心がわからない英輝だが、惚れた弱みにとどめの一撃を贈ることができるのは天性の人たらしの部分があったのだろう
これまではビジネスの世界でそれを発揮してきたのだが、最後にはけい子に届けられたのはよかったと思う
そういった意味において、モンタナで天然温泉を見つけることができた英輝はラッキーだったのかな、と感じた
Mile
バリバリのお仕事ものかと思いきや、ちょっと抜けたサラリーマンが牧場を通して少しずつ成長する物語になっていたので、予告から予想していたものとは違いましたが、これが寧ろ良かったなと思いました。
基本ざっくりした感じで和牛育てよーぜ!みたいなテンションでモンタナの牧場に行って、現地の人々に鼻で笑われて、なんとか交渉しようと牧場の仕事を手伝う様子が全編渡って描かれており、主人公のプライドがへし折られて丸くなる様子がじっくり映されていました。
最初は毛嫌いしていた乗馬も後半にはすっかり慣れていましたし、カウボーイ姿も気に入ったり、なんやかんやで事業も進められたりと、うまくいきすぎなとこはありましたが、ビッグマウスな自分を等身大の自分に変えていく成長譚で面白かったです。
結構ひどい目にあってしまうんですが、その度にクスッと笑えるので、その点でも好みな作りになっていました。
モンタナの大自然はとっても美しいですし、その自然を駆け回る馬や牛も壮大さにアクセントを加えてくれますし、とても綺麗な野原で乗馬できるなんて贅沢だな〜とモンタナに足を運びたいきっかけになりました。
なんだか丸く収まって、温泉に入って事業が出来上がってハッピー!と爆速で広げた風呂敷を畳んでいって、急に終わったとポカンとなりましたが、全体通してやや緩い雰囲気があったので、これくらいの終わり方でちょうどいいのかなと思ってしまいました。
井浦さんや國村隼さんのちょーっと抜けたキャラはとても素晴らしく、現地の方々のにこやかな感じも良かっただけに、上司で彼女である役柄を演じてた藤谷さんがどうにも棒読み&表情の起伏の無さが気になって、会議のシーンや怒りを露わにするシーンとかが観ている側がモゾモゾしてしまうくらいの棒演技でびっくりしました。
脚本も担当されているらしく、井浦さんと役として共演したかったから今作の重要な役どころで出演したのか?ってくらいで、過去作も観たこと無かったので、職権乱用したのか?と疑ってしまいそうになりました。
ほのぼのした作風で、空白が多いのもあって上映時間よりかは長く感じてしまいましたが、疲れた時に観て温泉に浸かっているかのような感覚になれたのはよかったです。
監督の日本への愛もあって、洋画のはずなのに邦画を観ている感じで不思議でしたが良かったです。
やっぱ井浦さん素敵だわ〜ってなりした。
鑑賞日 6/22
鑑賞時間 19:40〜21:45
座席 E-12
スーツとテンガロンハット
さすが新さん、スーツもジーンズも、どちらもかっこいい。あの派手なロデオ衣装でも、品がいいのはなぜ。ラストシーンなんか、後ろ姿だけなのに、ステキすぎて、うっとりだわ。余韻が…ヤバい!
会社を買って、生産と利益の再構築をするサラリーマンのヒデキは、数字しか見てない。人間だけど、機械みたい。しかし、自分の仕事にまったく疑問も感じてない彼が、モンタナの牧場で突如変わった。なぜヒデキが実績を上げることにこだわるのか、それは彼女(けい子)より上に行きたいからなのか、それがなぜモンタナの土地で変化するのか。うっすら想像できるのだが、できれば「なぜ」の裏側を、あと少し見せてもらいたかった。そうしたら、もっとヒデキに感情移入できるんだけどな。あと、細かいことを言うが、美味しさにこだわってチョコレートを作っていた会社を買い取り、材料と工程と人件費を見直すのはわかる。でも、作り変えて味がまずかったら意味ないでしょ。パッケージデザイン変えて、宣伝でもして、最初は売上が良くなったとして、おいしくなければ顧客が離れていくだろう。結局、数字は悪くなるんじゃないの? まさか、同じことをモンタナでもやらないでしょうね。
異邦人ゆえの気づきを描いた作品ではあるが、なんか都合良すぎな感じがした。あと、ヒデキとけい子が恋人っぽく見えなかった。ふたりきりの時でも、なーんか硬い雰囲気だった。でも、ウエスタン風味の井浦新を堪能できたのは良かった。そして、広い大地、広い空、美しい山々、かわいい馬には癒された。あと、エンドロールで流れる女性ボーカルの曲は好き。
今更感はあるけど
「海外旅行に行ったら人生観が変わりました」っていう話なんだよ。
今更、やる?
一昔前の就職試験で大学生が軒並み「海外旅行に行ったら……」って言って「もう、それはいいよ」ってなってる感じだったんだけど。
井浦新が効率ばかり追求しコミュニケーションも忌避するキャラクターなのね。
出世のため、モンタナの牧場で和牛を育てようとしたら、話を聞いてもらえない。
しかし、井浦新はモンタナで新しい経験をして変化したのだ。
スーツからカウボーイの格好に着替えると、みんな話を聞いてくれるようになり、最後は新しいアイデアも出して牧場を救う。
その過程で「恋人と話し合え」とコミュニケーションの大切さも教えてもらってプライベートも大団円。
ベタすぎんだろ。
でもベタ展開やっぱり面白いの。観てて「今更だなあ」と思うけど、やっぱり感動するもん。ベタの威力はすごいね。
脚本はそんな手練れじゃないなと思ってみてたら Ayako Fujitani が出てきて、エグゼグティブ・プロデューサーにも Ayako Fujitani いて「これは……内輪で何かがあったのか邪推してしまうパターン」と思ったら、キャストにも Ayako Fujitani 出てきて「すげえな!」ってなりました。
色んな人とぶつかって、変化してくってのが基本だね。
そこに何を載せるかが、物語の面白さになるんだな。
この作品は特に何も載ってないけど、基本だけでビシッと作ってあって良かったよ。
広大な自然とちっぽけな自分。
人には関心がなく数字やデータばかり見て仕事をしていたサラリーマン坂井英輝が海外の経営不振の会社に出向いた事で人として成長していく話。
経営不振に陥ってるモンタナ州の牧場で和牛を飼育し収益改善を計画…、自分の計画が思う様に進まないなか、バビエルという現地の男に連れてかれた誕生日会を機に英輝の心の中で仕事、会社の上司でもある彼女に対しての向き合い方が変わってく…。
仕事のやり方が数字とデータを見て動く、人に対して無愛想、関心がない感じの英輝が、牧場の人間と接し、人に対して情を持つ様になる、人として成長してくって方を観せたかったんですかね、和牛計画よりも人の成長の方に私は感じました。
とりあえずミニシアター作品だけどキャストが熱い!井浦新さん、國村隼さん、岩松了さんとシブイし全員好きな俳優さん。
個人的には國村隼さん演じた和田を観てたかったんだけど現地着いて早々怪我して入院して寝てばかりって…、とりあえずイビキかいて寝てる姿と看護師さんに渡したメッセージの「どこどこのハンバーガー」買ってきて!には笑えました。
あとこんな売れっ子の俳優さん達がミニシアター作品に出演してるのを観ると、何か熱い俳優魂みたいなものを感じますね!観る人は限られてると分かってるでしょうし、これが売れっ子のアイドルだったらでるのかな?目先の利益ばかり考えてメリットなしで出演はしないのではと思ってしまう。
好きな俳優さんばかり出演してる本作面白かった。
【舞台挨拶】モンタナの牧場に行った気分
ストーリーは予告通りと言った感じで、牧場再建&あまり向き合えてない恋人との話だった。日本の都会とアメリカの田舎を上手く描けて、日本人の描写もリアルでモンタナの自然も綺麗だった。所々にコミカルなシーンがあり、クスクス笑えた。映画館で観ると、行ったことはないがモンタナに行って帰ってきた気分になった。
この映画の井浦新は、スーツ姿で東京を歩くシーンと温泉のシーンがいい男すぎて破壊力が凄かった。
全体的に髪がまとまっておでこ出してるから常に格好いいんだけどね!!
キャラクターとしては、主人公の井浦新が演じるヒデキは、あんなに豪語して英語喋れず、ボスと恋人にはいい報告しかしない薄っぺらさ、あのペラペラな感じが良かったwある意味女の子の扱いをわかっている笑
そんなヒデキがボスに詰められいくのもまたリアルだったw
プライベートも仕事も上手くいかないと泣きたくなるよね😂わかりみが深い。
とにかくモンタナの景色が綺麗で、日本のビルしかない狭苦しいオフィスで毎日働いてるのが惨めに思えた。
オフィスでつまらない仕事してるのではなく、世界にはもっと違う人生の送り方があるんだなとしみじみした。
ただ、臭いはきっとあの牧場臭さなんだろうけど。どっちがいいのかはわからない。
國村隼演じるワダが出てるシーンがどれも面白かった。
適当なこと言ったと思ったら的確なことも言うので、やっぱり話すと聴いてしまう。
ハビエルがナイスガイでカッコ良かった。全部ハビエルのおかげ。
ストーリー的には少し長く感じた。
特に後半、ヒデキが牧場仕事を覚えるくだりはもうひとつ深くカウボーイの仕事を掘り下げたり、トラブルくらいあっても良かったと思う。
ヒデキは牧場体験をしているようにしかみえず、どうしても牧場の人と打ち解けるあたりのストーリーが弱い。大移動がどんなものなのかあんまりよくわからなかったけど、もっと詳しく知りたかった。牧場のボスもラストはそれで納得していいのか?
恋人とのキスシーンはあまり必要には思えなかった。
きっとモンタナの雰囲気を楽しむ映画だった。
舞台挨拶では、
監督のこの映画作るまでの経緯や
井浦新以外に候補がいたなんて本人は知らなかった話
井浦新さんが撮影中コロナにかかった話が聞けて良かった。
帰りは舞台挨拶をみてテンションが上がったので、ほぼハビエルメインのTシャツとパンフレット、井浦新の出てる雑誌などを買って経済を回してきた笑
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