劇場公開日 2024年4月12日

劇場版 再会長江のレビュー・感想・評価

全32件中、1~20件目を表示

4.0中国は広くて深い

2024年5月31日
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鑑賞方法:映画館

やっぱり中国はすごい奥深い国だなと改めて思った。長江の源流を追い求める旅をする日本人ディレクターが、その過程でかつて取材で出会った人々と再会していく。下流の大都市とは異なる文化や民族の人々がたくさん出てくるのだけど、その多彩さに驚く。 モソ人という民族が暮らす集落では、伝統的に女性がコミュニティのリーダーとなるそうで、母系社会の伝統を今も受け継いでいるのだとか。地上の楽園の異名を持つシャングリラで、民宿を運営する夢を叶えた女性のエピソードは感動的だ。楽園と呼ばれるだけのことはあり、大変美しい光景だった。一方で、急速な都市化のためのダム開発でなくなった集落もあり、劇的な経済成長の犠牲になったものも垣間見える。 長江の源流は思った以上に過酷な土地から生まれているのだということも知った。そして、地球温暖化の影響がここにも出ていることをカメラは捉える。 下流の近代都市も中国、雄大な大自然も中国で、伝統を重んじて生きる上流の人々もまた中国の姿。多面的な中国を見せる秀作。

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杉本穂高

5.0おすすめ

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

物語感動した、見事 びっくりした

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小鳥遊Leon

4.0「中国」という単純な括りは、相応しくないことがわかります。

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

竹内監督の知り合いに誘われて見に行きました。 竹内監督のネット上の作品等について、中国政府の都合のいい内容が多いということを言う人がいますが、それは見ている方が、バイアスのかかった中国イメージで見ているからだと思います。国対国では、いろいろあるんでしょうが、竹内監督のように、腹を割って付き合えば、人と人は分かり合えるということです。 私も、中国のいろいろな都市へ行きましたが、それぞれの都市にはその都市なりの生活があって、それぞれの街の顔があります。今回、この映画でそれを思い出しました。 竹内監督は自分で見ることができなかったですが、最初の一滴の撮影は成功。次回は、ご自身で見られるよう期待しています。 ひとつ気になったのは、出てくる人の中国語が訛りなく、キレイなイントネーションだったこと。私は省都レベルの都市しか行ったことないですが、もっと山奥であれば、それなりの方言があるはずですけどね。

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豊島区のはずれ

5.0ええぞ!

2024年10月16日
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鑑賞方法:映画館

長江最初の一滴を巡る旅。 10年前との比較。 これは今年1番来たかも。

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sとしゆき

さださんもこの映画を観たのかな

2024年8月27日
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鑑賞方法:映画館

 10年前には完遂出来なかった長江最初の一滴を辿る旅を遣り直すべく、流域の人々と土地を再訪するドキュメンタリーです。  人も自然も、変わった物・変わらぬ物が明るく描かれて、直球の描写が非常に気持ちよく響きます。上流に行くほど見た事もない雄大な光景が広がるのです。また、シャングリラのチベット民族少女との再会物語には「出来過ぎた話やなぁ」と思いつつウルウルしてしまいました。物語と旅を先へ先へと進める監督の厚かましいとすら思えるエネルギーが印象的です。  「長江最初の一滴の映画」と聞くと僕の世代では、さだまさしさんの『長江』(1981)を思い出します。旅の目的は達せられず、興行的にも失敗し、確かにメリハリのない退屈な映画で、その結果、彼は数十億円の借金を背負う事になりました。その一滴を本作で遂に我々も目にし、40年来の宿題を終えて何だか晴れやかな気分になりました。さださんもこの映画を観たのかな。

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La Strada

4.0中国国土の広大さを体感出来る

2024年7月2日
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鑑賞方法:映画館

コロナ過になってからこのまま日本だけで過ごすことになるのかと、 ふとした時に頭の片隅で考えることが結構あって、タイミングが良ければ海外の何かに触れようとほんの少しだけ心に留めているようにしている。 それは雑貨でも写真でも音でも特に決めているわけではなくなんとなく。 折角、知る機会や購入できる機会や見る機会があるなら、日本以外のことを知っておいても損にはならないだろうという曖昧な感じで。 正直、苦手な国だ。嫌悪を抱いている部分もある。なのでどう感じるか自分でも未知だった。 でも都会から僻地まで見れる。知ってみる機会だと思った。 景色・景観のスケールがやっぱり違う。大きすぎる。無意識に日本の尺図で考えてしまうんだなと思った。 そして登場した人々が、本当に良い味のある人ばかりだった。 中でも二人の少数民族の女性がともに素敵だった。以下、バレあり。 事前情報で吉田美和似の民族女性を見てこの映画を見に行こうと思ったのだが、どちらかというともう一方の女性の方に魅力を感じた。 恥ずかしがり屋だった少女が、夢を叶え民宿ホテルのオーナーになってた。 でも、10年前の取材時に好意で上海に連れて行ってもらった恩義は忘れずに、思い出しとめどなく泣く彼女。 もらい泣きしてしまった。 僻地の少数民族の彼女が都会に連れて行ってもらった時の驚きは、日本人にはわからないくらいのカルチャーショックだったと思う。 それこそ人生が変わるくらいの出来事だったと思う。それを考えると何故か無性に胸が締め付けられた。 源流に近づくにつれて、景色が荒地になり人々の営みが貧しくなっていく様子。 でも住民に悲壮感は全くない。微塵も無い。不思議に力強い。ブレなさが土地の広さに比例している。 そして源流の始まりまであと数百メートルのところで標高の高さのため呼吸困難手前になりプロデューサーにカメラを託す。 まさしく『大河の一滴』 氷河の小さなツララからポタポタ水滴が一滴一滴滴り落ちる。 しかし温暖化で氷河が後退し、以前の水流の幅の名残が見て取れる。 特に映画を通じてのメッセージなどは一切なく、でも心の中がニコニコしていた。 映画館を出た時、夕方だったが夏至近くなのでまだ明るくてそれがとても嬉しかった。 なんか明るい時間に観てほしい映画。

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Ray

5.0国には人が住んでいる

Mさん
2024年6月24日
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ひとつの国にはたくさんの人が住んでいる。当たり前だが、住んでいる人たちは私たちと同じ人間であることを再認識。 どこか遠くに行きたくなった。 監督の安全第一の考え方はとても素晴らしい!!

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M

5.0感動の1滴

2024年6月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

素晴らしい旅をさせてもらった!! 終始感動の涙でした。 長江の源流!それは、中国の魂の1滴 出て来る人みんな素晴らしいです✨ ありがとう!素晴らしい作品でした。

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シネマ急行

4.0井の中の蛙

2024年6月15日
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鑑賞方法:映画館

よかった♪感動した♪ 迷ったけど、スルーしなくて正解だった♪ 中国に住む監督の竹内亮さんが、中国を象徴する大河である長江(揚子江)を、様々な人と出会い交流しながら進んでいきます。 山の上の氷河が溶けて水になり河になり大河になる前の、最初の一滴を撮るために。 監督のコメントを引用すると… 大手メディアで流れる現代中国は、どれも“批判ありき”で描かれており、中国に住む私からすると、リアルではありません。 私は別に“日中友好”を唱えるつもりはありません、あくまで「隣に、こんな面白い国あるよ」と言いたいだけです。 との事、中国にネガティブなイメージを持つ方が多いと思いますが、悪い面だけじゃない、中国への見方が広がります。 上海、南京、武漢、三峡、重慶、などを通過しながら、有名な三峡ダムも観れるし、棒一本で荷物を運ぶ荷役に同行したり、様々なドラマや感動があります。 女性が強く“女の国”と呼ばれるモソ人の村とか、チベット族が住む地上の楽園シャングリラとか、見所たくさん、かなり面白いです。 人の優しさに触れながら、広大な中国を旅できます。 あたたかい気持ちになれる素晴らしいドキュメンタリーです。 気になった方は、ぜひ!! もう1回観たい(笑)

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RAIN DOG

5.0シャングリラの女の子

2024年6月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

可愛すぎて、、、 羊を抱っこして一日中観光客を待っていた小さな女の子 10年経って、感情豊かな凄い美人に さらに立派な経営者に この物語だけで5星だ

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HAL1953

3.5いつもどおり予備知識なしでの鑑賞開始 基本的にはNHKドキュメンタ...

2024年6月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

いつもどおり予備知識なしでの鑑賞開始 基本的にはNHKドキュメンタリーのノリを感じましたし、実際そうらしいですね。 竹内亮さんも阿部力さんもよく存じてませんが、興味深く観ることができました。 中国大陸を横断する長江を、河口の上海から順に主要なポイントをおさえながら、10年前の人々との出会いを交えて構成されているロードムービー的なドキュメンタリーですね。 重慶の棒棒のおじさん、今後どうなるのか少し心配です。 チベット・シャングリラの内気な娘さんが、民宿を建て女将さんになっていたのは驚きです。 私も一度行ってみたくなりました。ぜひあの民宿に泊まってみたいです。 ラストはディレクターが単独行で撮影してきたそうで、たいへんおつかれさまでした。 パンフレットを買いそびれてきたので、また買いに行って来ようとおもいます。

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寝落ち中尉

3.5あの頃ちょうど中国に

2024年6月2日
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鑑賞方法:映画館

2010年、ちょうど中国の南西部を旅していました。 虎跳峡、シャングリラも訪れました。 なるほど、この10年近くでここまで変わったのかと、監督と似た思いで、観客席から旅に同行したのでした。 監督の、生まれ故郷でもないこの国を、知りたい、伝えたいという思いは、国境とか言葉とか人種とか背景とかイデオロギーとか越えて、国単位ではギクシャクし続けている日本と中国の距離を確実に縮めてくれました。と思うとすんごい功績。 しかし、広いなあ中国。

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chibirock

4.5広大で美しい景色に感動!

2024年5月30日
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鑑賞方法:映画館

あれやこれやは置いといて、長江も凄いが、大きな中国には美しい景色がたくさんあります。良い脚本や監督はなくとも、美しい景色にはそれだけで感動させるものがあります。 チベットにはいつか行ってみたいなぁ

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Kazu

5.0旅の醍醐味

2024年5月25日
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鑑賞方法:映画館

中国では「母なる大河」と呼ばれる全長6300kmの長江を2年もかけて走破し、源流に辿り着くまでを記録したドキュメンタリー映画!ではあるのですが、自分の想像を遙かに超えるドラマチックな旅路に目が釘付けになりました。巨大な国際都市「上海」に始まった旅は、「三国志」の舞台「赤壁」や長江一の絶景といわれる「長江山峡」、世界最大の水力発電ダム「山峡ダム」など中国の多様な姿を迫力ある映像で映し出します。最大の見所は、竹内亮監督が10年前にNHK「長江 天と地の大紀行」を撮った土地、人を再訪するという部分で、10年間という年月が映し出す中国と中国人、監督自身の変化を追体験することができ、まるで自分が旅をしているかのようなカタルシスに心揺さぶられました。何と言っても、中国全土でナンバー1インフルエンサー(2022年12月時点)という竹内氏の類い希な気さくな人柄によるところが大きく、彼の目線で旅先での奇跡のような出会いに驚き、おののき、打ち震えました。雄大な自然の息を呑むような美しさも圧巻でしたが、それ以上に「人」の生き様に魅了されます。今なお世界のあちこちで国や宗教、思想の違いで争い、中国も火種をかかえていますが、今作を観ると、そうしないこともできる人間の可能性を感じて心が浄化されるような気がしました。編集も素晴らしかったし、音楽もなかなかでした!

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赤ヒゲ

5.0ドキュメント物語

2024年5月17日
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鑑賞方法:映画館

久しぶりに良質なドキュメンタリーに出会った いや、ドキュメンタリーじゃなく心をグッと鷲掴みにするドラマだと思う 10年前からの再会 こんなにも人に会いたくなったのは久しぶりの感覚 素晴らしく上質で圧倒的な風景と、それを凌駕する再会した人々 今すぐに旅をしたくなる…そんな素晴らしい映画でした

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TenTenTen

4.5大河の一滴

2024年5月13日
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鑑賞方法:映画館

断筆宣言をした五木寛之最後の作品に「大河の一滴」と言うのがありましたね。人は一人一人が大河を流れる一滴であると言うアレです。長江の源流の一滴一滴を観ながら、そんな事を連想してました。 急速なインターネットの普及で、今はかつて人類が経験した事がないほどの変化にさらされていると感じます。それは長江の奥地にあっても変わりがありません。その結果、僅か10年でその土地で根付いていた文化は均一化し、特色は色褪せ始めています。しかもこれは終わりでは無く過渡期の渦中にあり、今現在も変化の過程の中にあると言うのが、具体的に何をして良いのか分からないまま、何となくソワソワとさせます。一体その先に何が待っているんでしょうか?きっとこの監督も同じような心持ちで、「今」を切り取りたのかなと思います。 長江を軸に広がる人との繋がり、水は上流から下流に向かって流れるが、変化は下流から上流へ。 どれ程の人が「ここを離れたくない」と言える場所を持っているのか。それがちょっと羨ましかった。 凄く心に訴えかけられる映画でした。観てよかったです。

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HAL-9000

5.0ドキュメンタリーではなくヒューマンドラマ!

2024年5月12日
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鑑賞方法:映画館

興奮

幸せ

これも観るつもりなかったがたまたま劇場のポスター前で女性同士の会話が耳に入ってきてがぜん鑑賞したくなった! 最初のイメージと違いドキュメンタリーというよりいくつものヒューマンストーリー! とても良かった! ストーリーも映像も大スクリーンでまさに映画❗️ 羊を抱いた少女の話に感涙‼️

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miyasan

3.5明るいドキュメンタリー

2024年5月6日
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鑑賞方法:映画館

私が鑑賞するドキュメンタリー映画は、真面目で深刻な内容の作品が殆どだ。 監督の性格だと思うが、明るく楽しい作品で、戸惑ってしまった。また、中国大陸の壮大で豊かな大地は、日本と全く異なっている。味わうには大きなスクリーンでは駄目で、現地に行くしかないだろう。最後はうるっとさせる。大したものだ。

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いなかびと

5.0素晴らしいの一言。

2024年5月1日
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鑑賞方法:映画館

中国が好き。 北京に住んだこともある。 でも竹内亮さんも、このドキュメンタリーが公開されていることも知らず、たまたまSNSで流れてきて即予約し鑑賞。 素晴らしかった。 美しく壮大な中国の風景に心が震える。 このドキュメントは10年前に出逢った人々に再開しながら長江の最初の一滴を撮るというもの。なんてストーリーなんだ。最高だよ。 10年という時間の流れで中国の風景も、中国人の生活も価値観も大きくて変わった。 半年もあればあっという間に変わってしまうのが中国なんだよね。 10年前に出逢った人たちもそれぞれの場所で人生を歩んでいて、自分はこの10年で一体何が変わっただろうか、と考えさせられた。 今回の旅で出逢った重慶の棒棒に、チベットに住む男性、そして再会を果たした女性ツームー。 全く異なる世界に住んでいるのに、これが全て同じ国、中国だなんて。やっぱり中国は面白くて、中国を知るにはいくら時間があっても足りないなぁ。 会場みんなが笑ってしまうようなシーンも、グッとくるとこも、美しいシーンもたくさんあって本当に素晴らしい2時間だった。 いつかツームーの営む宿に泊まりに行きたいなあ。 ちなみに前作NHKで放送された阿部力さんの回、忘れてたけど見たことある!と思い出してまた心が震えた。。。

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ぴーまん