アイズ・オン・ユーのレビュー・感想・評価
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アナ・ケンドリックの可愛さが目立つが
アナ・ケントリックの初監督作品。ぶっちゃけ言うと本人の可愛さが目立つし、実際綺麗。でも、中身もなかなか。これ実話なんですね。すごい犯罪だ。常にハラハラさせてくれるし、犯人役の男も良い俳優見つけてきたね。(私は初めて見た俳優です)でも、アナ可愛いな〜(笑)
あからさまな描写が少なく、丁寧に作られている作品
アナ・ケンドリックの主演・監督のサスペンススリラー。
実際の事件を元に作られたストーリーで、
犯人が今までどこで何をしていたかをカットに割り込み見せていく手法が、じわじわ恐怖を駆り立てる。
性的暴行・殺人という恐ろしくトラウマになりそうな犯罪内容だが、あからさまな描写をうまいこと避けて最小限に留めながらも、きちんと何が起こったかが理解できる。
女性監督ならではの気配りを感じる。
もし裸体で暴行の描写が露わだったら、私は最後まで観れなかっただろう。映画だからと言って、その映像が新たにトラウマになる事もある。
アナ・ケンドリックが好きで、観たい気持ちと観たら後悔する題材という狭間で迷ったが、とても丁寧に作られていてよかった。
一見優しそうな男性でも、ホイホイついていくもんじゃない。恐ろしい魔物は本性を隠し、女性に好かれそうな言動で獲物を探る。
男女問わず、最悪このような事が起こりうるから注意突起として是非観てほしい。
表現するかしないか、、、
プロダクションのヴァーティゴ・エンターテインメントは、
「呪怨」 や「仄暗い水の底から」などの、
邦画のハリウッドリメイクもやりつつ、
スコセッシ監督、ディカプリオ主演の「ディパーテッド」等
ヒット作も製作しているプロダクションだ。
私もハリウッドのスターやスタッフと一緒に仕事をした時の、
エピソード等はyoutubeでも話しているのでここでは触れない。
グレタ・ガーウィグ、
エリザベス・バンクス、
そしてアナ。
名優と監督の二刀流、
演出の技術も高い。
エンターテインメントをベースに、
少しづつ言いたいことも入れる。
本作では劇中のバラエティ番組の質問コーナーで、
アナ本人が男たちに問う。
多くの作品に、
70年代付近のヒット曲が使用され始めて久しい。
ビジュアルもそうなっていく傾向なんだろう。
ポランスキーと仲間・・
というのは本人が言っていた事なのだろうか、
笑えないというかどうなんだろう。
〈カウボーイマウス〉の話しをしながら、
シェリルが何に気づいたのか、
その心の動きをもう少し丁寧に描く必要は無いか。
おそらく二人で食事をしていれば、
感じる事はあるだろう、
それを映画的に、
描写、表現するかしないか。
店外のシークエンスで充分か。
意見は分かれるだろう。
殺人鬼役がきんもい!!
ボロボロの深爪に鬱陶しい長髪で、開幕からヒェッとなる。
魅力的な男性っぽく描かれてたけど普通にキモいよ...アメリカではありなのか?
殺人鬼ではなくても、おかしな男に付きまとわれた経験は女性なら一度はあるのでは。
力で敵わない相手に強く出ることはできなくて、無視したりなだめすかしたりしてその場を凌ぐしかない。
女性にしか分からない不快感、憤り、そうしたものが表現されていたのかなと思う。
こんなハラハラする実話とは
アナ・ケンドリック初監督作品でもちろん主演も。
もっとミーハーな映画を撮るのかと思ったら
こんなハラハラする実話ベースの話を撮るとは。
実話だからか割と淡々と進む。
この淡々が不気味で怖い。
この連続殺人者を野放しにしていた警察の無能さに絶望でした。
この殺人者から紙一重で逃げた女性の勇気に感服です。
アナ・ケンドリック初監督作
アナ・ケンドリック初監督作ということで興味はあったのだけど、実録のシリアルキラーものという中々ハードな題材を選ぶとは意外だった。
幾つかの時間軸で、女性ばかりを狙うある連続殺人犯のエピソードが平行して描かれる。
この時間軸がキーポイントで、観ている間中ずっと安心できないつくりになっているのが上手い。
監督アナ・ケンドリック自身もメインパートに出演する。
彼女のパートはコミカルな部分も多く楽しいものの、やがて彼女も犯人と出会うことになり、映画の緊張感は途切れない。
アナ・ケンドリックがインタビューでコーエン兄弟の『ノーカントリー』を参考にしたと語っていた演出プランも、言われてみれば随所に効いていたと思う。
映画の尺自体はコンパクトで観やすいが、張りつめた90分だった。
シェリルが駐車場でアルカラに追われるシーンやばかった、 人気のない...
シェリルが駐車場でアルカラに追われるシーンやばかった、
人気のない夜道で一人で歩いてる時にこういう感じになったこと女の人なら結構あるんじゃないかな。
しかし英題Woman of the hourを邦題アイズオンユーにわざわざ変えてるの何
美しすぎる
アナ・ケンドリックという人はすごい才能の持ち主だということが分かる作品だったが、テレビ番組に出ていた大量殺人鬼という、作り話のようなヤバさを映像にしてる割に、どこかヒューマンドラマのように淡々としていて退屈さもあった。外道も外道の話なわけなのに美しく作りすぎているというか。
ダニエル・ゾヴァットという好感度の高い俳優を犯人役にしたのは存じ上げないのでそこら辺は知ったこっちゃないけれど、時代の違うアメリカの男と考えても、会話もしたくないぐらいの気持ち悪さ。映画の知識が豊富なだけでホイホイとついて行く軽さが疑問になってしまった。
長めの字幕でその後を説明してエンドロール、ってのは少しだけ残念だったかも。
Netflix日本支部が付けたのか分からないけど、日本題を付けたのは愚かだと思う。Woman of the Hourという原題に大きく意味があったでしょうに。
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駐車場で電話番号を聞かれてるシーンでどうやったら上手く逃げれるか考えてみた。
・森三中の黒沢さんみたいにガチで歌って踊りながら誰かを待つ
・ゾンビ化したことにして大暴走しながら誰かを待つ
以上
捕食の恐怖
Woman of the Hourは殺人鬼Rodney Alcalaの実話。
1978年、当時身辺調査が緩かったためAlcalaはすでに5人の女性を殺害し12歳の少女に対する殺人未遂で有罪判決をうけていたにもかかわらずデートゲームという男女マッチメイク番組に出演した。
Alcalaによる被害者は警察の怠慢で累増し、後年DNA鑑定の進歩によって、じっさいには130人の殺害に関与したとされている。
カリフォルニア州が2019年に死刑執行の一時停止を宣言したためAlcalaの死刑執行は無期限に延期され、結果2021年に州立刑務所で獄死した。という。
とんでもない大量殺人鬼を描くサイコサスペンスだが、捕食者と被害者の構図には普遍性があり、女性権利啓発映画として見ることができる。
映画は「いい人」からの男の豹変と、それに遭った女の恐怖をうまく捉えている。
華奢(きゃしゃ)な女優アナケンドリックはおそらく映画内にあるような体験や嫌な思いを持っているに違いない、と思わせる確かな描写だった。
また殺人鬼役に好感度のあるDaniel Zovattoをあてて、好ましい人物が凶悪に変わる落差によって、ぞわぞわと胸焼けするような恐怖を生み出し、初監督作品とは思えなかった。
そう、これは女優アナケンドリックの初監督作品だそうだ。
外国では俳優が監督を兼業することがあるのでその都度驚嘆させられる。
人気女優が監督をやってしまうのは日本で言えば綾瀬さんか新垣さんか有村さんか長澤さんあたりが監督するようなものだ。そんなことはあり得ないので、是非はともかく、つくづく業界構造のちがいを思い知らされる。
映画は編集に凝っており、Alcalaの犯罪歴が犠牲者ごとに回顧される。
したがって、男と女の楽しげに打ち解けた雰囲気から、男の豹変によって恐怖のどん底へ落とされる女──と展開するシークエンスが複数回出てくる。それがいちいち胃にくる。
男尊女卑な時代性が強調されたサイコサスペンスだが平穏→当惑→恐怖へと変遷する女の意識が克明に描かれていて、それには時代を超えた普遍性があった。
日常、性的な不意打ちに遭うことが、女にはある。
わたしは女じゃないから本質的なことは解らないが、むかしつきあっていた人は、書店で立ち読みをしていたら、背後から突然スカートをまくられ、振り向いたら見知らぬ男がにたあと笑っていたそうだ。わたしにその体験を話した彼女はその恐怖を一生覚えている。確かに一生覚えているようなことだと思う。
セクハラに至らずとも男が介入してくることが女の日常には潜んでいる。たとえば商業施設でおじさんが女の店員・スタッフに、客の立場を利用してなにかを探したり買うようなそぶりを見せながら、じっさいには無駄話でえんえんと絡んでいる──というような図がある。
あるいはSNSで見つけた若い女の話だが、飲食店で飲食していたら、隣席に居た見知らぬ男が「ちょっと荷物を見ておいて」と言ってトイレに立った──ということがあったそうだ。それに類した話を幾つか見聞きしたことがある。
じぶんが女だとしてカフェで喫茶中となりの男が「ちょっと荷物を見ておいて」と親しげに言ってトイレに立った──としたらどう思うだろう?
ただキモくて怖い──しかない。
ところが「ちょっと荷物を見ておいて」と言った男のアタマの中は相手がどう感じるかに無自覚だ。それどころか、きっかけに何かいいことがあるかもしれない──と妄想しているほどお花畑であり、トイレからもどった男は、女を「わたしの荷物を見守っていてくれたわたしに気がある女」とみなす、という超絶自己都合な脳内変換をするわけである。
下心をもった男が、なにかの理由にかこつけて女と接点をもとうとするから、こうした現象がおこるのだが、本当にやってしまう男はまともじゃない。
こういった現象はバイラル動画にある「ソロキャンプ女の恐怖体験」とか「女ソロツーリングでつきまとい」のような話であって、男は概して無自覚すぎるのである。しかし、男にとっては単なる無自覚or無邪気で済まされる話だが、女にとっては一生忘れられない恐怖だ。
もちろんそういった話と大量殺人鬼とは比べられないが、そのような現代でもありえる捕食の恐怖感を映画Woman of the Hourは丹念に拾っている。プライバシーへの介入によって日常が崩れ落ちるときの戦慄をとらえている。したがって今とは時代も違い、内容もサイコサスペンスだが、女性蔑視の映画として見ることができる狙いと手腕に感心したのだった。
ロドニーとシェリル(ケンドリック)が会話するシーンの心理劇や、一命を取り留めた少女が死の危険から逃れるために男の機嫌をなんとか維持しようとする緊迫は、はらはらさせとても怖かった。
imdb6.8、RottenTomatoes92%と75%。
実在の人物か…
おすすめに出てきたので鑑賞。
アナが監督も自らつとめてるというのと、実在のシリアルキラーを題材にしていたので、期待したところ…
そんなにグロいシーンもなく、淡々と見れた。
最近、シリアルキラーを題材にした映画やドラマが増えてきたけど。
この世界は大丈夫なのだろうか。
忘れては行けないという見せしめもあるのだろうが…
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