アイリッシュ・ウィッシュのレビュー・感想・評価
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あのリンジー・ローハンが主役
お騒がせ女優リンジー・ローハン主演のラブコメ
なぜリンジー・ローハンが主役なのか。
ちゃんとした映画でストーリーもちゃんとしてる。
ちゃんとしてるのにリンジー・ローハンが主役。
そういう意味では興味が湧いちゃうかも。
アイルランドが舞台ですが景色が綺麗ですね。
それを観るのもこの映画の魅力かも。
リンジーローハンの恋愛コメディ
2022年のFalling for Christmasに続くリンジーローハン復帰二作目という位置づけで監督やスタッフに共有がある。ベタな恋愛コメディになっていて、批評家のコンセンサスも『リンジー・ローハンが主演しているため『アイリッシュ・ウィッシュ』がロマコメの決まり文句を散りばめたような作品であることはほとんど気にならない』というものだった。つまり「人気者が出ているゆえにクオリティが問題視されないコンテンツ」と見なされている。
ローハンは37歳だが映画内ではティーンアイドルのような扱いで、言ってみればリンジーローハンのファン向け映画になっていて、アメリカのリンジーローハンの根強い人気がわかる映画だった。
しかしまだ37歳である。あきらかに「え、まだそんなに若いのか」という感慨があった。子役スタートの恩恵かもしれないが、逮捕や薬による入退院などで私生活が壊乱している時は、いかにも落ちたハリウッド寵児の印象だったが、健康的な復帰がローハンにたいする寛恕をもたらした。つまりローハンが元気に復帰してくれたことで作品のクオリティが容赦されるという現象をもたらしている。それが、批評家も述べた『リンジー・ローハンが主演しているため『アイリッシュ・ウィッシュ』がロマコメの決まり文句を散りばめたような作品であることはほとんど気にならない』──の意味でもあった。
そうは言ってもこのクオリティでずっともっていくのはもったいないし、観衆の寛恕が有効なのも三つくらいまでではなかろうか。零落から復帰してきた来歴がドリューバリモアに似ているがドリューバリモアはクオリティの高いプロダクトに多数出演して地位を確立したのであることを鑑みるに、リンジーローハンもロマコメから離脱するような別のアプローチを見たい気がした。しかし当人はロマコメの連作に乗り気で、wikiに以下の発言があった。
『私がNetflixやクリスティーナ・ロジャース、そして『Falling for Christmas』や映画の契約に関わっている人たちにとても共感したのは、ロマンティック・コメディ映画が少し消えてしまったように感じたからです。これは私が演技を始めた頃や、10代になって自分のものになってきた頃の得意分野でした。それを最高の方法で取り戻したいと思っています。映画の中での女性の自己発見も、幸せで楽しくて軽快な方法で素晴らしいことだと思います。本当に懐かしいですし、彼らは私と一緒に乗ってくれていたので、そこに焦点を当てています。』
(wikipedia,Irish Wishより)
さいきん自身の監督でロマコメ(What Happens Later、2023)に復帰した62歳のメグライアンも同じ齟齬をもっていた。おそらくメグライアン自身はロマコメ女王として、観衆はかつてのようなロマコメに復帰したメグライアンを見たいのであろう──と希望的観測をしたのであろうが、あにはからんや、かつてとは年齢が違う。
個人的には17歳よりも27歳よりも、37歳や47歳や57歳67歳の女性のほうが好みだし、何歳になっても恋愛映画に出てくれて結構だが、これは年齢の好みの問題ではなく、誰であろうと年相応の役というものがあるという話である。
よってローハンも『これは私が演技を始めた頃や、10代になって自分のものになってきた頃の得意分野でした。』と言っているが、それは間違いじゃないけれど、ロマンティック・コメディにこだわってしまうともっと重要な成分を見逃すんじゃなかろうか、と思ったわけだった。
リンジーローハンの持ち味は純情やナイーブの気配だと思う。じっさいの性格がどうであれ、笑顔に性格の良さがでる。それがミーンガールズの醍醐味だった。新バージョンでアンガーリーライスが充てられたのもキャラクターに天衣無縫さが必須だからだろう。その見た目からくる健康美を活かすのはいいが、誰であろうとロマコメをずっとやるわけにはいかない──という話である。
ところで母役でジェーンシーモアが出ていた。検索したら今(2024)73歳だった。ジェーンシーモアと言えばある日どこかで(1980)である。クリストファーリーヴのことも個人的にはスーパーマンではなくある日どこかでのワンシーンによって思い出される。
ある日どこかでという映画は「願えばきっと会える」という恐ろしくプリミティブで浪漫なプラトニックラブを扱っていて、たとえば、人と映画の話をしているときある日どこかでが好きですなんて言えない。なぜ言えないかというと、あまりにもロマンティックだからだ。おっさんがロマンティックな映画好きって言ったらやはりキモいわけで。
いわばロマンティックすぎるので個人ベストにも登らず秘匿される感のあるカルトだと思うが、丁寧な描き込みによって有りえなさと純情を覆い隠し、ひょっとしたら願えば会えるのかもしれないと錯覚させるほどの夢があり、それを実現させたのが強烈に想いを寄せる麗人=ジェーンシーモアの存在だった。
彼女は単に美術館にあった一枚の写真に過ぎなかった。しかし、そこに佇んで見入ってしまって挙げ句にその時代に行って会いたいと懇望されるほどの美貌だった。じっさい私生活でも結婚4回と離婚4回をしているそうだ。
ただし懐かしい顔が出てくる映画というものは旧世代がなんかしらreunionをやっている感じは否めない。というのはある。w
景観はいいしアジア人も黒人も交ぜているし、そつのないプロダクトだがもっと違うリンジーが見たいと思ってしまう映画だった。リンジーローハンのハスキーなときどきかすれるところがいいんだよね。
imdb5.3、Rotten tomatoes35%と42%。
願いは叶えるべき?
自分のことを好きだと思ってた人が、自分じゃない人とあれよあれよという間に結婚。
結婚したいと願って、叶ったはいいけど思った通りの幸せじゃない…。
人は人の幸せを羨む習性がかるから、1度叶って「理想と違う!」って思わないと人の幸せを祝えないのかも。
願いが叶ったのに、出会った人に教えられて幸せじゃないことに気づいた。自分の力で愛する人を追いかけられて良かった。
ラブコメ・タイムパラドックス的
「願いが叶う椅子」で嵐が吹けば、願いが叶う。
だけどそれは本当に、自分がなりたかった姿か?。
結末は最初から見えていたけど。
主人公が思い直す場面や、おせっかい魔女「ブリジット」。
「自分の物語を書く」ことに気づく過程。
気分転換90分映画に、ピッタリ。
アイルランド好き
アイルランド好きには嬉しい作品だと思う。
ただし、ストーリーは普通。
むしろありきたり過ぎるかも。
アイルランドは好きだけど行ったことがないので、どこまで忠実に再現されているかはわからないが、街並みと自然がとにかく美しく、それだけでも楽しめる。
もしかしてこれは観光案内か?(笑)
マディ役の女優さんが可愛らしい。
ハスキーボイスはエマ・ストーンっぽい。
カメラマン役のメンタリスト(サイモン・ベイカー)みたいな男優さんは…個人的にいまいちかな。
まぁ、みんなもう好きにやってくれ、という感じ。
家の色がカラフルで、石造りの重厚な雰囲気の街並みとはミスマッチだが、まるで御伽噺の世界。
(そう、御伽噺と思って楽しめばよいのかも)
それを盛り上げる?アイリッシュ・ウィッシュ。
昔から伝わるものなの?
あの謎のおばさん(妖精?)以外、詳しいことがわからない。
もう少し掘り下げて欲しかったな。
キャストに新鮮味が…
主人公(リンジー・ローハン)は小説の編集者で、担当している作家に恋しているのだが、友人にとられてしまい、結婚式に参列するためアイルランドへ。
ところが不思議な出来事が起こり、結婚相手が友人から自分にすり替わっていた。
ロマコメも役者の年齢で趣向を変えないと。
モハーの断崖!はアイルランド。 「夢の旅人」原題 : Mull o...
モハーの断崖!はアイルランド。
「夢の旅人」原題 : Mull of Kintyreは
スコットランド。
なんで、アメリカなんだ。アメリカってイギリスなのか。
しかし、髭面が多いな。
原題 Irish Wish
製作年 2024年
製作国 アメリカ
配信 Netflix
配信開始日 2024年3月15日
上映時間 93分
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