薄氷の告発のレビュー・感想・評価
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主人公の女性の煮え切らない行動に最初から最後までイライラさせられた...
主人公の女性の煮え切らない行動に最初から最後までイライラさせられた。
闘うなら徹底的に闘う、あるいは泣き寝入りするというのも一つの選択であろう。
しかし、この女性は中途半端な覚悟で中途半端に闘うから更なる悲劇を生むことになる。
教え子が指導者の男にスカウトされた時、ただ反対するだけで理由をまともに話そうとしなかったのは観ていて腹立たしい。
「あの男はセクハラの常習犯で被害者が何人もおり、自殺に追い込まれた選手もいる」と言えば済むだけのことなのに。
証拠を全て奪われた状態からどうやって逆転するのかを注目していたが、結局男の自爆によって解決したに過ぎない。
また、あのラストもないだろう。
カーリングだったの?
フィギュアスケートかと思ってた💦
事件自体は腹立たしく不快マックス。題材としては悪くない。
がしかし、主人公の不幸さだけが画面に漂っていて、なんかモヤモヤ。その上、逆ギレママに韓国らしいなと。そして、会見でぶちまけるって知らせるか?!手の内見せてどうするのよ?バカなのか?記者が隠蔽したの件とか学習してないのか?
ちょっと共感まではいけない。クソ野郎が悪いのだが、被害者は可哀想なのだが、うーーーん。
最初から最後まで
問題の在り方から言っても映画の展開から言っても、兎に角最初から最後まで鬱展開しかない胸クソ映画。
最後だってあいつが自滅しなければどうしようもならなかったところ…
しかしそもそも極端に不均衡な力関係に基づく加害が問題の本質であり、社会の在り方においてもそういう受け取り方しかされないだけに、この描き方は正しいと言える…
しかしあのラストはどう見ても… それで良いの…?
ドラマすぎる。
題材は面白いと思ったんだけど展開がちからわざすぎでフィクションすぎる。2時間ワイドドラマとしてみれば最高かも。今時なme tooネタにしては理論的な展開がなく韓国作らしく権力と癒着メインな安易展開。ちょっと残念。
韓国の闇2
韓国は日本以上に男尊女卑が凄いイメージ この事件はフィクションとはあるが、リアリティーが有りすぎで、脚色はあると思うが、ほぼノンフィクだろう
中々警察が手を出せない団体(日本でもオリンピック系の元首相が牛耳っているやつなんか老害の何者でも…)はあるが、警察にかなりの責任はある 警察の目的はその地域の人を守ることで、老害を助長させることではない お前ら誰の税金で飯食えとるんや?ボケと言いたい
やっと動いてくれた韓国警察には、ほっとしたがおそ…三人も… 何処の国でも行政と警察はこんなもん 自警が大切を思い知らされた‼️
薄氷か?
性暴力の被害を受けた過去を持つ高校のカーリングコーチと、今も性暴力を続ける代表コーチの話。
全盛期に突然引退した元ショートトラックの代表選手だった主人公と、コーチに復帰したクソコーチ、そして自殺した主人公の元チームメイトと流れて行くけれど、韓国ではスケートとカーリングは同じ括りなんですかね?
何だかその辺が釈然としないまま進行していき、ジュヨンの苦悩と教え子スジの境遇と不安、そして協会の闇となかなかサスペンスフル。
ただ、ヒョスクの描き方があまりにもアホ過ぎるし、協会はなんでそんなにかばいたい?更にはジュヨンもなにがしたいの?な矛盾だらけの言動で、感情を揺さぶりたいのがみえみえの支離滅裂な安い演出にモヤモヤモヤモヤ…。
山場に向かってもスジママの言ってることの理屈は???更にはアホな振る舞いが加速したが故の偶然という流れでしっくり来なかった上に、ラストもそうする気ならば、道というか方向というかが違ったんじゃ?という感じ。
題材にしても大筋にしても悪くなかったし、不快さは結構良かったのだけれど、こうすれば良いんだろ的な演出の意図が露骨過ぎて全然のれなかった。
やや「退屈な映画」ではあるが、やはり多くの方には見て欲しい
今年106本目(合計1,198本目/今月(2024年3月度)24本目)。
(前の作品 「ビニールハウス」、次の作品「正しいアイコラの作り方」)
一応、映画自体では「フィクションであり実際の事件ほかとは関係がありません」とは出ますが、公式サイト等から検索すれば、実際にあった出来事をテーマにしていることはすぐにわかります(性加害を扱うもので、当事者(被害者)とも相談したものと思います)。
確かに映画を娯楽として見るなら「退屈な映画」ではあります。
ただ、日韓という文化圏が似て隣国という関係にあるお隣の国において起きた一つの事件は、日本においても程度の差や趣旨は違っても、「スポーツ指導」に名を借りた事件が起きていることはこれも事実であり(八百長などとは分けて考える必要があるもの)、映画自体はいろいろな事情から「フィクションです」とはするものの、実際の事件ほかから考えさせるものが多いです(なので、「フィクションです」は一応の「言い逃れ用」であって、映画内ではかなり詳しく描かれているのもかなり良いところ)。
映画として見る場合、どうしても「娯楽性」をこの映画に見出すことは難しいとは思うものの、日韓ともにこうした問題を抱えているのは共通であり、韓国でこの事件をきっかけに男女同権思想(というより、事件の趣旨的に「女権拡張運動」というほうが正しい)が起きたのは事実で、日本においてもこうした事件を経ていなくても、明らかに女性を見下すような政治家等の発言ほかにおいてこれらの活動(いわゆるMetoo運動など)が起きたのも日韓同じであり、「何であっても男女は平等に扱われなけばならないし、それを否定する理由として、一見正当化できそうな「スポーツ」などをかっこよく持ち出してはいけない」という点に深く踏み込んでいる点で極めて良い映画だな、といったところです。
映画自体は上記のように「被害者側の現在の状況にも配慮する」ものとしたと思われる事情から「フィクションです」というものですが、韓国公式サイトほか(あるいは、KBS(韓国の国営放送。日本のNHKにおよそ相当))ではちゃんと取り扱われている内容であり、韓国からみた隣国であるこの日本で何ができるか、韓国でおきたこの事件を教訓に、日本は何をできるか、しうるか、といったことにまで話が飛ぶ、非常に良い作品だな、といったところです。
採点上は特に気になる点はないのでフルスコアにしています。
(これだけ詳しく描写されながら「フィクションです」というのは上記の事情があるものと思えるし、それをどうこう論じるのは「被害者側の心情を考えれば」そうすべきではない、ということは理解しうるので、その部分については減点なしの扱いにしました。よって減点対象が存在せずフルスコア)
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