「学校で見させられるような映画」こころのふた 雪ふるまちで ノーマンさんの映画レビュー(感想・評価)
学校で見させられるような映画
評価が高かったので観に行きました。
映画の主張は、「若い人は好きな道に進んでいいんだよ」といった内容だと捉えました。
それを制限しようとするものが「こころのふた」であって、「こころのふた」なんて取っ払おうよ!もっと自由にやっていこうよ!
といった感じかと。
中学生や高校生には心に響くこともあるのかもしれませんが、主張が当たり前のこと過ぎて、ある程度の年齢以上の大人には何も響かないのではないでしょうか?
前述の主張を表現するため、進路を迷っている高校生が何人も出てくるんだけど、
なんだかみんな自分の将来や恋愛に対してウジウジしててイライラします。
①アイドルを目指すかどうかで迷っている女の子
②アイドルを目指そうとしている女の子が好きな男の子
③地元の会社に就職するかどうかで迷ってる女の子
④芸妓になるために彼氏と別れようとしている女の子
⑤芸子になろうとしてる女の子と別れたくない男の子
⑥アイドル志望の女の子が好きな男の子のことが好きな女の子
など
登場人物で唯一、味噌屋の女の子には、自分が将来家業を継ぐことを想定してそのためにマーケティング等を勉強することを決め、そのための進路に向けて頑張っているのには好感を持てましたが、一方で、それ以外の登場人物はみんなグジグジしていて感情移入できませんでした。
今年10本ほど映画を見ましたが一番つまらなかったです。
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