「祖国への思いを太い骨としながらも、ニュートラルな報道映像」マリウポリの20日間 myshaさんの映画レビュー(感想・評価)
祖国への思いを太い骨としながらも、ニュートラルな報道映像
amazonの映画群の中に置かれたノンフィクション。
良くできたセット…じゃなくて現実をそのまま撮っただけ、迫真の演技…じゃなくて街の住民、と幾度も頭を修正つつ見た。
侵略被害を記録した映像ではあるが、市民による無意味な店舗略奪をも写し出す公正さ、ウクライナ人なのに声高にわが祖国のみに正義があると訴える事をしないナレーションなどに報道者の誠実を感じた。
また医師や現場の軍人がジャーナリストを信頼しマリウポリの現状を世界に伝えるため協力する様に(日本だったらどうだろう)と不安になったりなど。
(それにしても北海道住みなのでリアルに怖い。彼の国の大統領さん、もう少し穏やかな方と交代していただけたら嬉しいのだけれど)
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