「これからアマプラでドラマ見ようと思います」【推しの子】 The Final Act マラゾーナさんの映画レビュー(感想・評価)
これからアマプラでドラマ見ようと思います
まさかのどシリアス。アニメの実写化(しかもジャンプアニメ)にも関わらず、上映時間が夜9時過ぎしかないのも、納得の内容でした。
友人が二宮和也さんのファンなので、キャスト目当てで鑑賞に。
原作はさわりを読んだ程度。ドラマは一切未視聴です。以下レビューは、知識のなさにより理解がきちんと出来てない部分もあると思いますが、ご了承下さい。
ストーリー構成は、挿入→クライマックス。しかも、後半はだいぶ駆け足。キャラの掘り下げがほとんどなく、イマイチ感情移入出来ませんでした。特に、アクアとカミキヒカル。
アクアは、カミキに捨て身で復讐しようと思っているようなことを匂わせていましたが、結局、アクアの復讐は、カミキが真犯人であることを仄めかすような映画を撮ったことだけ。作品完成後、カミキと2人で対談し、それまで復讐の為だけに生きてきたアクアは憑き物が落ちたようになりますが、何故なのかはイマイチわからないまま。
カミキも、意味深なセリフを言う割にほとんど出番がなく、結局何がしたいのかわからなかったです。しまいには、自分でも何がしたいのかわからない、と言う始末。うーん。
ラストは、ルビーに迷惑をかけない為にアクアはカミキを道連れに海へ沈み、何故か◯体は見つからなかった為、状況証拠から事件として処理された、とアクアの声で解説が入り、他の当時人物のその後が描かれて終了…。
何ともスッキリしない終わり方だったので、鑑賞後原作を調べると、だいぶ内容が改変されていたようですね。特にアクア。彼の思慮深さなどは、映画からはあまり感じられませんでした。原作ファンだったらもっとモヤモヤしていたかもしれません。
原作には多少コミカルな感じがありましたが、思いっきりシリアスに踏み切ったのは良かったと思います。漫画やアニメの実写で変にギャグシーンを入れると寒くなるので。
齋藤あすかちゃんは凄く良かったです。周りの子達が引き立て役に感じるくらい可愛くて、正に星野アイといった感じでした。
後、あのちゃんのスタイルの良さに見惚れました。
ラスト、B小町のMV風のエンドロールも良かったと思います。
色々酷評しましたが、映画を観に行ったことは後悔してません。