「映画で失速を感じる」【推しの子】 The Final Act すんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画で失速を感じる
原作読破済み・アマプラ視聴済だが、映画でターゲットが分からなくなった気がした。
そもそも過去編を映画に持って来たおかげで、アクアやルビーの愛への執着の源が分からず、原作未読勢はアマプラが正直分かりにくい気がした。挙げ句の果てに映画で過去編に時間を使いすぎて最終章はものすごい勢いで消化されていく。
恐らくアマプラを見てない人にも楽しめるようにしたかったのだろうが、どっちつかずになってしまった感が否めない。(見逃していただけだったら申し訳ないがニノ演じるカミキヒカルも映画ではフルネームが1回も出て来なかった...?)
漫画原作の映画によくある変なビジュアルや無理な改変が少なく、演者もやや不安な部分はありつつも違和感なく演じきれていたため、アマプラ視聴時は映画に期待を寄せられていただけに少し勿体無い。
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けいたんさんのコメント
2024年12月25日
初めて見る人にも、原作やドラマを見て人にもよくわかるようにできていた。秀作である。俳優さん達が、推しの子の世界を体現していてよかった。そして、二宮さんのカミキヒカルが別世界を作っていて、この映画の価値をぐっとあげていた。ゾクッとし、鳥肌が立った。映画が終わりすぐに立ち上がれなかった。実写化の大成功の例だと思う。感動した。