「感動的なシーンが散りばめられた映画でした!」数分間のエールを nevila21さんの映画レビュー(感想・評価)
感動的なシーンが散りばめられた映画でした!
観て良かったです。
3D制作アニメで、背景の人々が全員動くことに衝撃を受けました。制作シーンの描き方も圧巻です。
ジャンルはバカの勝利。テーマの提示。最初のシーンとラストシーンの対立も上手く描けていました。定番のプロット通りに進んで、笑いも作り、悲しみ、怒り。主人公がバカ(自分の思いに素直にまっすぐに進んでいこうとする)だから、より色んなシーンが引き立っていました。
特に感動させるシーンの描き方が非常に良かったです。
1stターニングポイントの雨の中で歌っているシーンがベスト1です。その後の友人とのサブプロットも上手く繋がっていて好きです。
お楽しみシーンがテンポ良くて好きです。
ただ、ミッドポイントはわかりにくかったように思いました。
MVを作って否定され、そのままネガティヴシーンの連続、サブプロット友人男性は最後まで回収されずだったので、なおそう思うんだろうか。
自分が制作するなら、ここは友人男性のサブプロットは最後回収しておきたい。
下がっていく感情のまま、さらに主人公の葛藤入れていくのは、どうしてもメリハリがなくなってしまう。だから、ミッドポイントちゃんと作るのが修正点だろう。
その後の2ndターニングポイントへの流れは好きです。ここでサブプロット友人女性を起点にするのは上手な回収ですごく好き。ラストも無難に終わらせているので好印象です。
たぶん、この作品はシーン先行で考えられた作品だと思います。そこに脚本プロットを入れているんでしょう。
感動、お楽しみのシーンを作りたくて作っていますという思いが伝わってきて、次のシーンがわかっていても心を揺さぶられる、そんな映画でした。
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