劇場公開日 2025年5月23日

デビルズ・バスのレビュー・感想・評価

全29件中、21~29件目を表示

2.0恐ろしく祝祭的な雰囲気のエンディング

2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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ねこたま

3.5信仰の恐ろしさ

Kさん
2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

ものすごく好みの作品でした。
舞台は18世紀半ば、オーストリア北部の小さな村。

「デビルズ・バス」=「悪魔の風呂」
当時の鬱病は悪魔憑きという扱い。

女性が赤子を滝から投げ落とした後、告解。
首をはねられ指が切断後、タイトルに入る。
この冒頭からものすごく引き込まれました。

宗教の支配と村人たちの異常な信仰心…。
「代理自殺」という闇深さを描いています。

ガール・ウィズ・ニードルの事件と同様に
こちらの事件も深掘りしたくなりました。
また、女性の生きづらさに深く共感。

因みに、ニワトリ、山羊、 魚は全滅。
動物を愛護する方は発狂するかもしれません。

主人公アグネスの精神崩壊を丁寧に描いていて
陰鬱な世界観と重みに浸りました。

捌いた山羊をキリストの十字架刑として
見立てた描写が素晴らしかったです。

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K

2.5アグネスに同調できると…

2025年5月24日
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鑑賞方法:映画館

予告編でも使われていた滝の上での母子のシーンや動物を愛護する方々が発狂してもおかしくない鶏や山羊のシーンから命を断つ事に容赦ないグロ映画かと思っていたのですが、見当違いも甚だしい結果となりました。

この映画、1人の女性に焦点を当てており、彼女に同調できないと作品そのものが冗長に感じてしまうクセモノ作品でした。
セックスレス、
姑との確執、
重労働、
そうしたひとつひとつが彼女にのしかかり、不安や恐怖、そして絶望へと繋がっていくのですが、映画自体は淡々とした描写が続くだけで中々彼女の内面が描写されません。
説明的な台詞がないのは好感が持てますが、首を切られ放置された遺体や近隣の人の首吊りだけでは伝わるものも伝わらない気がします。
もう少し、彼女の内面の変化を描けていたら評価も変わっていたのではないでしょうか。

ラストではとんでもない展開が待ってます。
人によっては頭に疑問符しかわいてこなくなりそうですが、天国へ行ったとされる死者の指でさえ魔除けやまじないに使っている点を考慮すれば氷解するのではないでしょうか。
ただ、大袈裟でしたよね。
ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の「くるくるばー」が一杯出てくる映画が頭をよぎりました。

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かもしだ

4.0今も変わらぬ女性のストレスと悲しい結末。

2025年5月24日
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いーよいーよ、こういうの好きだよ。
例によって歴史文献から抽出した歴史物なんだね。田舎の民間伝承、死体の指や首筋の髪、処刑のお祭り騒ぎなんかは実際昔あった事だそうだ。エグいシーン多いけどビビらせるように撮ってない。
2人監督のインタビューでも語り口を法廷劇スリラーか、歴史ホラーか脚本作る時に迷ったがどちらもやめたと書いてあった。
だから淡々としていてテンポが遅く少し観てていらっとしたが、エンドタイトルで女性の子供殺しが中世でいかに多かったか、、それに至る女性の鬱病の原因の数々なんかがテーマになっていることを知り腑に落ちた。デビルズバスはそんな鬱状態の事を言うらしい。

この病んでいく過程は現代でも一緒だよね。昔より逃げる手段が増えただけで、状況的、金銭的に逃げられなかった人は似た様な事件を起こしているわけだ。ま突出した田舎の人口減少もそこから逃げ出す女性が多いことに他ならない。ガールウィズニードルもだが女性は逃げ場少な過ぎだ。

主演の女性はミュージシャンでサントラ担当だったが、候補の主役がスケジュール的に出演出来なくなり、内容気に入った彼女が主役に立候補して決まったと言うながれだそうだ。なんか美人じゃない感じがリアリティあってよい。曲も実に良いのだよ、サントラ欲しい。

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masayasama

3.0デビルズバス(悪魔の風呂)とは鬱病のこと

2025年5月23日
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怖い

難しい

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おちゃん

2.5ノーリアクション。

2025年5月23日
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怖い

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SAKURAI

2.5とにかく暗い…今の自分の幸運に思いを馳せる

2025年5月23日
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鑑賞方法:映画館

・閉鎖的な集団で、不健全なカタチでの共同幻想(本編の場合、信仰における教義の解釈が現代の感覚から見たらあまりにも強迫観念として刷り込まれてしまっている)に囚われた時、人はどれほど残酷になれるのか。

・いつの時代も犠牲になるのは女性や子どものほうが圧倒的に多い。

などなど、真面目にテーマを考え始めたら、それなりに内容のある作品だと思うのですが、この手のものを描いた映画は割りと多いし、ホラーとしての昇華度も今ひとつ。

そのため、ひたすら暗〜い雰囲気にまとわりつかれるのでなんだか身体が重くなります。

あの時代のああいう場所に生まれなくてよかった。
と思うことで、今の自分の幸運に気がつくことができます。

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グレシャムの法則

3.570点ぐらい。史実に基づき…

2025年5月23日
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タイトルからホラーだと思って観たんだけど、大きく分ければホラー系で、厳密にはサイコホラーなんじゃないでしょうか?

史実に基づき、17~18世紀にドイツ語圏で起きていたことを映画にしたらしい。

オーストリアの山村が舞台で、ロケーションも良く、映像が綺麗で、ハラハラと引き込まれて観ました。

この監督は『ロッジ 白い惨劇』を観ていて、それがビミョーだったので、低い期待値で観たら予想より良くて楽しめた。

評価は、もう少し付けていい気もするけど、厳しめで70点にしときます。

最後の方の笑い声がイライラしたんで、減点に響いた(笑)

でも、楽しめました。

けっこう胸クソです(笑)

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RAIN DOG

3.517〜18世紀のオーストリアで

2024年6月30日
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実際にあった事件をモチーフにした作品
自殺するより人を殺して告解してから死ぬ方がマシ
自殺したら地獄行き
と考えられていた頃の話

冒頭でセベリン・フィアラ監督とヴェロニカ・フランツ監督が挨拶した時に
フランツ監督が白骨死体が散らばっていてあちこち炎が燃えてる地獄絵図のシャツを着ていて
なんかすごいな…と思っていたので似たようなシーンが出てきた時笑いそうになってしまった
女も生き辛い時代だけど、不能男や気弱な男も生き辛い時代だよなと思った
映像がグロ美しくとても楽しめた
ジェシカ・ハウスナー監督のお姉さんのターニャが衣装デザイン

パラダイス三部作(ザイドル監督で脚本がフランツさん、そして二人は今夫婦)が自分には合わなかったので
こういう方向性ならかなり好みだなと思った

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