劇場公開日 2025年7月11日

「栴檀は双葉より芳し」顔を捨てた男 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0栴檀は双葉より芳し

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

顔を捨てた男 A Different Man

変顔から真顔の新しい顔へ脱皮したエドワードが、その後色々な事件を起こし数十年後にバッタリとオズワルドに街で出会って食事をする場面。

オズワルドは今も同じ変顔のままで、バイタリティに色々なことに挑戦しているた。
そんな彼との食事メニューを選ぶのにエドワードはなかなか決められないことに一言。

少しも変わっていないね!

エドワードは変顔から真顔になり、その時に名前も変えて新しい人生をチャレンジして来たのに、オズワルドからすれば真顔からも少しも変わっていないエドワードへの再会の感想だ。

何処を変えれば、何が変われば、君、変わったねと発見してくれるのだろうか?

(^O^)

顔を捨てた男
A Different Man

「サンダーボルツ*」「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」のセバスチャン・スタンが主演を務めた不条理スリラー。

顔に特異な形態的特徴を持ちながら俳優を目指すエドワードは、劇作家を目指す隣人イングリッドにひかれながらも、自分の気持ちを閉じ込めて生きていた。

ある日、彼は外見を劇的に変える過激な治療を受け、念願の新しい顔を手に入れる。
過去を捨て、別人として順風満帆な人生を歩みだすエドワードだったが、かつての自分の顔にそっくりな男オズワルドが現れたことで、運命の歯車が狂いはじめる。

容姿が変わっていく主人公エドワードの複雑な心情をセバスチャン・スタンが特殊メイクを施して熱演し、2024年・第74回ベルリン国際映画祭で最優秀主演俳優賞(銀熊賞)、2025年・第82回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で最優秀主演男優賞を受賞。
「わたしは最悪。」のレナーテ・レインスベがイングリッド、
「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」のアダム・ピアソンがオズワルドを演じた。

外見やアイデンティティをテーマにした作品を手がけてきたアーロン・シンバーグが監督・脚本を手がけ、全編16ミリフィルムでの撮影による独創的な世界観を作り上げた。

顔を捨てた男
A Different Man
2023/アメリカ

カール@山口三
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