「かわぐちかいじが世界にぶっ放す、超巨大ブラフ!」沈黙の艦隊 シーズン1 東京湾大海戦 かせさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5かわぐちかいじが世界にぶっ放す、超巨大ブラフ!

2024年2月25日
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鑑賞方法:VOD

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知的

かわぐちかいじ原作の同名マンガを、大沢たかおが制作と主演を勤めて実写映画化。

【ストーリー】
最新鋭潜水艦シーバットが、就役航行で事故を起こして沈没する。
その不自然な状況に、多くの者たちが不信をいだく中、シーバットから通信が入る。
発信者は殉職したと思われていた自衛官・海江田。
彼は潜水艦シーバットを「独立国やまと」として宣言し、日本、そしてアメリカとの、世界平和のための交渉を開始する。
だがアメリカはそれを認めず、太平洋担当アメリカ海軍第3艦隊と第7艦隊を差し向ける。

まあ設定がすごい。
核保有したとおぼしき最新鋭の原子力潜水艦が独立国を宣言し、日米、さらには全核保有国を脅迫し、全世界に平和への意識を植えつけて世界中の第三国を鼓舞する。
よくもこんなどデカい話を思いついたもんだなと。
原作も、ハッタリとウソがあんまり巨大すぎて、小さなまちがいなんて気にならなくなる面白さ。
これをマンガでやることの凄さったら。
だってこんな壮大な話考えながら、毎週あの絵を描くんですよ?
資料かき集めて毎週毎週夜中まで。
考えただけでしんどすぎます。
作者とスタッフ凄すぎ。
何十人(ハリウッドなら何百人)もいる映画制作じゃなくて、下手したら十人ぐらいで描いてるんですよ、週刊のマンガって。
たまーにマンガを「読む速度で描ける」と思ってる方いるんですが、そんなわけないよね。
1秒間目を止める絵を、2時間かけて描くなんてザラです。
アニメ化もされてますが、たまーのたまーにアニメもマンガ家が描いてると思ってる人いるけど(以下略)

まあそんなマンガアニメ事情はいいや。
この稀有壮大なウソを、主演大沢たかおが制作まで担当して全力を投じて作った本気の画面。
海上自衛隊完全協力で作り上げた、超本格的なポリティカル潜水艦アクション映画。
しかもストーリーほぼ原作どおり。
こんなの見なきゃダメでしょ。

ちなみにこのまま原作どおりなら、その後の超熱ゥーい展開も見られるはず。
ここから各国の原潜が集って、この弱っちそうな総理がああなって、ベネット大統領があんな風になるんだなと、今から胸ドキワクです。
乗らなきゃ、今このビッグな海流に。

かせさん
tomoboopさんのコメント
2024年2月26日

コメントありがとうございました。
確かに、とんでもない話で、んな、アホな?な場面もありますが、今後の展開が楽しみです。ワクワクする作品です!

tomoboop
Basieさんのコメント
2024年2月25日

かせさん、コメントありがとうございました。
原作と違う部分は多いですが、納得のドラマだと思います。
第2シーズンが今から楽しみです。

Basie