RED SHOES レッド・シューズのレビュー・感想・評価
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いい作品なのにもったいないよね
歩きスマホはダメだし、劇場ではスマホにでちゃだめ。電源は落としておきましょう。lineで既読にならないからとキレる友人とは距離を置きましょう。つまるところ大人としてちゃんとしておけば、何の問題も悲劇も起きなかったはず。せっかくバレエの才能と美貌に恵まれているのだから、しっかりしなきゃもったいないよ。でもバレエのシーンは最高に良かった。それだけに、この人たち馬鹿じゃないのと思ってしまうところも多くて、ちょと残念な作品。
可もなく不可もなく
本物を追求したいと言う監督の意向で
世界最大のバレエコンクールで金賞を受賞した
ジュリエット・ドハーティ(サム)
ライバルのグレイシーを演じた
プリムローズ・カーン(グレイシー)は
ローザンヌ国際バレエコンクールに
わずか15歳で出場したことがある。
パートナーのベンを演じたジョエル・バークも
同じくローザンヌ出場経験がある。
見応えあるバレエシーンは納得の本物🩰
特にベンが地下でひとり練習しているシーンは
圧巻、惚れ惚れするほどだった🩰
せっかくのキャストなのに
オープニングですぐにストーリー展開が
読めるのでちょっと退屈🩰
可もなく不可もなくと言ったところ🩰
ライバルの意地悪さも突き抜けていないし
中途半端な意地悪さなので、
主人公が逆境に立ち向かうみたいなのもない。
ちょっと残念だった。
中盤だけ好き
2024年劇場鑑賞82本目。
同じバレエダンサーの姉と電話中に姉が事故にあって亡くなってしまい、電話した自分のせいだと悔やんでバレエをやめた主人公がトラウマを克服するために元いたバレエ学校に学科目的で通わされるがある事をきっかけに去年踊るはずだった演目を踊ることになり・・・・・・。という話。
そこに至るまでがちょっと退屈でしたが、中盤先生がめっちゃ厳しく指導するところでは仕方なく頼まれてやってるのにそんな厳しく言われる筋合いあるんか?と思いながらもやっぱりこういうど根性ものは見てて主人公がどう乗り越えるのかが醍醐味だよなぁと。
まぁ乗り越えちゃったらまた退屈になっちゃったんですけどね。後ライバルキャラが意地悪すぎて全く好きになれません。
バレエダンサーの挫折と復活。これでもかってぐらい王道で見てスッキリした。バレエシーンが良かった。
バレエダンサーのサムは、プリマを務める「赤い靴」の上演直前、憧れのバレエダンサである姉の死を知り、ショックで踊れなくなる。バレエもやめ自堕落な生活を送る。
もうこれだけで一気にエンドロールまでのストーリーが思い浮かぶ。挫折、堕落、復活の王道ストーリー。
王道ストーリーを作るに当たって、新機軸を打ち出したり、機をてらったりせず、王道で押しきった感じがした。冒険せずに無難な道を選んだと言えるかもしれないが、見終わったあとの満足感が非常に高かった。
ちょい弱い
ストーリーが主人公が幸せになる前提の話なのでスポーツものなのに悪役がいなくてシラケる。
バレエをやっている人達があんなに簡単に役を譲るだろうか?
『覚えてないから代わりに踊って』あり得ない。
ダンスはトップレベルだとわかるので大満足。
劇場でバレエをみたことがない人に、お薦め
バレエは、もともとオペラから分離したもので舞台芸術の一つ、劇場でプレゼンされるが、その代表はパリのオペラ座(ガルニエ)。
この映画では、一度はバレエに挫折したサマンサ(サムと呼ばれている)が、さまざまな経緯を経て、バレエへの情熱を取り戻して行く物語。ただ、ストーリーには難あり。
最初に、バレエの先輩であり、目標でもあった姉アニーを喪うところから出発するが、アニーが姉であったことを示すシーンはごくわずか。家族としてのふれあいは感じられない。
サムは、その後、自暴自棄に陥り、高校時代からの親友、イヴと連んで、万引きなどに手を染める。だけど、このイヴって、何をやっている人か、全く不明。家庭に恵まれていないことは分かるけど。総じて、登場人物たちの実像がはっきりしない。それに、商品管理がなされている現代風のショップで万引きしても、捕まることは目に見えている。寛大にも、彼女たちには社会奉仕が科されて、かつサムは母親に出身のバレエ学校に連れていかれる。そこで、皆に迷惑をかけぬ約束で、掃除を始める。
やがて思いがけない出来事があり、サムにチャンスが舞い込んできて、バレエ公演の主役としての訓練に入る。学校にもどったのも、恩師であるハーロウ先生(キャロリン・ボックの適演)の差金と知れる。しかし、主演を務めたサム役のジュリエット・ドハーティは実績があるとはいえ、顔も丸く、体型も相手役がリフトで困るくらい。よほど敵役のグレイシーの方が、顔つき、体型、性格もバレリーナそのもの。サムは、うまくゆくはずがない。6ヶ月も離れていたんだし、それをハーロウ先生が厳しく指導する。この指導は、バレエだけでなく、どこにでも通ずる内容だった。サムが自分を取り戻そうとして、イヴからのスマホに目もくれず、練習に打ち込むところはよかった。その後は、お決まりの出来事が、二つあって、大団円を迎えるというわけ。じゃあ一体、どこがこの映画の見どころなのか。
バレエの演技に尽きる。音楽もよかったけど。冒頭流れるモーツァルトのシンフォニー40番、それから復帰した後の最初の試練の時、流れるチャイコフスキーの6番「悲愴」。雰囲気にぴったり。
バレエでは、背景に、ラフマニノフのピアノ・コンチェルト3番が流れるところが、一番よかった。本当のバレエ・ダンサーが含まれているようで、そうした場面には惹かれるものがある。その分、演技やセリフは難しかったのだろう。ストーリーを歌で繋げるところは、議論が分かれるかも。
この頃見るバレエを題材にした映画の中には、バレエとモダンダンスひいてはストリートダンスや、ヒップホップとの交流を示すものも出てきている。そうした興味の連鎖に結びつくことができれば。
姉のためのバレエは終わりを告げ、始まりの音が聴こえるラストになっていた
2024.3.20 字幕 TOHOシネマズ二条
2023年のオーストラリア映画(111分、G)
姉の喪失によってバレエを辞めたダンサーの復活を描くスポーツ&ヒューマンドラマ
監督はジェシー・エイハーン&ジョアンヌ・サミュエル
脚本はザカリー・レイナー&ジョン・バナス&ピーター・マクロード
原題は『The Red Shoes:Nest Step』で「赤い靴:次の一歩」という意味
劇中の演目として登場する作品も『Red Shoes』というタイトルで、大元は「アンデルセンの童話」となっている
物語の舞台は、オーストラリアのシドニー
ステージ直前に姉アニー(ダニエレ・クレメンス)からの電話を受けたサマンサ(ジュリエット・ドハーティ)は、その電話の最中に姉が事故に遭ったことを知ってしまう
それによって、急遽舞台を降板することになり、姉の死を受けて、バレエすらも辞めてしまった
それから2年後、サマンサは高校時代の悪友イヴ(ローレン・エスポジート)とつるむようになり、化粧品を万引きしては捕まるという自堕落な日々を過ごしていた
逮捕されたサマンサは200日間の社会奉仕を言い渡され、そこで母ジェニファー(ローラ・ニュー)は「かつて通っていたバレエ学校」を社会奉仕活動の場所に選んだ
彼女の仕事はその学校の清掃で、ドロップアウトした学校にもちゃんと通うという約束が課せられていた
バレエ学校には、かつての演劇のパートナー・ベン(ジュエル・バーク)がいて、彼の今のパートナーにはグレイシー(プリムローズ・カーン)が配されていた
彼女の演技は目を見張るものがあったが、練習中に怪我をしてしまい、エリス役を降りざるを得なくなる
そこでハーロウ先生(キャロリン・ボック)は、控えのペイジ(ミレッタ・アンドリアナコス)を指名するものの、彼女はそれを拒んでしまう
ハーロウはサマンサに声をかけ「踊る気があるのなら、荷物を持って明日の7時に来なさい」と告げた
映画は、ペイジに演技を教える体で参加することになるのだが、それらはハーロウ先生の思惑通りということになっていた
彼女の奉仕活動先を指定したのも先生で、彼女の才能をこのまま腐らせるのは忍びないと感じていた
バレエに専念するようになってからは、親友イヴとの距離ができてしまい、バレエに没頭するあまり、イヴの苦悩を無視してしまう
それによって関係が拗れてしまうのだが、それすらも通過儀礼の一つになっていたように思えた
映画はガチのトップダンサーを選出し、彼女たちに演技をさせているのだが、バレエシーンをプロが演じているので、それを見るだけでも価値がある
大抵の映画では、ラストの演目などはきちんと描かれずに濁されることが多いのだが、本作はひとつのシークエンスを邪魔することなくちゃんと見せてくれる
これだけでチケット代の元が取れるというもので、サマンサを見るイヴと友人のフレディ(ニコラス・アンドリアナコス)も表情だけでセリフはない
この演出は『グレイテスト・ショーマン』の「Never Enough」のシーンに通じるものがあって、バレエに対する敬意というものが感じられる
普段バレエ鑑賞をしない層としても、スポ根的な物語になっているので入りやすく、多くの人に観てほしい題材であると思えた
いずれにせよ、そうなってほしいというところにうまく落ち着く物語になっていて、悪人がいない優しい世界になっていた
途中降板になってしまうグレイシーも最後の挨拶では中央に招くなど、スポーツマンシップ的な演者に対する敬意というものも見えてくる
根っからの悪人ではないサマンサが、姉の亡霊から解放される物語であるが、彼女のダメージほどではなくても、当時を知る人々のショックも大きかった
問題はその後に何を為すかということであり、悲嘆に暮れても人生の貴重な時間を無駄にするだけだと思う
映画は、そのメッセージを真正面からぶつける内容で、それを乗り越えられる人としてサマンサを描いているが、踊りたいという衝動は誰にも止められないし、バレエのレッスンなどでアドバイスを入れるハーロウ先生の言葉もガチの人なので説得力がある
現役のダンサーでも学べるところが多いので、壁にぶつかりそうになっている人ならば、鑑賞の価値があるのではないだろうか
多くの方に見て欲しいが、放映されている映画館が少ない?
今年110本目(合計1,202本目/今月(2024年3月度)28本目)。
(前の作品 「ハンテッド 狩られる夜」、次の作品「海の上のピアニスト」)
万引きによる社会奉仕活動(後述)および、バレエ(踊るほう)を通じて、主人公の成長を描く映画です。
内容の趣旨、および字幕のマニアックさからもバレエ(踊っているほう)を習っている主に女性の方がターゲットにされているのかな、というところですが、男性の私が見ても結構よかった映画です。
日本ではバレエは文化の違いで映画や宝塚ほかなど以上に(チケット等が)取りにくいものっではありますが、日本にもバレエの公演はあります。
映画としての難をあげるとすると、バレエ特有の専門用語が字幕にどんどん出てくるので理解が難しいという点があります。もっともこの点、tohoシネマズ系では「購入すること、購入を検討する限り、前提にパンフレットの中はみても良いです」みたいなことがあってパンフレットが読めるようになっていたのですが、見た限りそちらには元バレエ選手(?)の方の専門用語まとめなどもありましたが、それは先に購入しないと難しいし、映画の放映中は真っ暗なので…。
ただ、日本ではバレエ文化はどうしても施設の設備の関係ほかからどうしても諸外国(どうしてもフランス・イタリア等のバレエが盛んな国)がメインで、日本では「バレエというものもある」程度にすぎませんが、日本でまったくないわけでもないし(行われているところはされているようなので、何ならチケットを購入してオンライン視聴もできる模様)、いろいろな文化に触れられる点でよかったです。
「しいていえば」「このバレエなどに実際に従事されている方、生徒さん、講師の方」などが想定視聴者層に来ると思いますが、上述通り日本ではそういった方は極端に少ないし、虫映画や犬(猫)映画などで「それらを見るだけでもいや」というタイプのものとは違うので(バレエを見るだけで嫌い、という方はいない?)、誰にでもおすすめはできます。
採点に関しては気になる点はないのでフルスコアです。
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(減点なし/参考/奉仕活動命令と日本の現状の違い)
アメリカ映画等では、軽犯罪(未成年の初犯の万引きなど)において奉仕活動命令が下されることがあります。「前科をつけない」という当事者への配慮のほか、実際に刑事訴訟やひいては刑務所の過剰収容、あるいは刑務所にいた方の今後の就職転職活動等に配慮してこうなっています。
ひるがえって、日本では1990年、2010年ごろに海外のこうした前例をもとにこれらの導入が法務省レベルで議論された経緯がありますが、「奉仕活動(たとえばトイレ掃除など)によっても職を奪われる人がいる」「日本においては、お金をとる罰金・科料ですますほうが良い」「何かあったとき、労災扱いされるかどうかの扱いが微妙」といった色々なことがらから見送られた経緯があります。
(※) 日本でこれらの導入が一時期議論されたのは「初版の薬物使用」というように「被害者なき犯罪」(「被害者」という概念が存在しない犯罪類型)においてです(ただ、この点に関しては実際に日本でも、初犯であればこれらが刑罰に触れるとしても「明確な被害者がいない」という事情があるので(単純所持等の場合は)、初犯である限り所持量にもよりますが刑の言い渡し上配慮されるようになっています。
頑張れフレディ
天才バレエダンサーの姉の死で踊れなくなり挫折したプリマの再起の話。
名門国際バレエ学校の公演で「赤い靴」のプリマを務めることになったサマンサが、出番直前の舞台袖で姉のアニーと通話していたら、電話の向こうでアニーが車に轢かれて…。
万引きして社会奉仕の筈が、踊らないけど授業には出てバレエ学校のお掃除担当って有りなの?とは思いつつも、かつて知ったるなかの生徒たちとの交流と、バッチバチな現赤い靴のプリマとの関係を、もうこれでもかっ!と言わんばかりのお約束の様なテンプレ展開でみせていき、そこにヤサグレ仲間イヴとの交流少々。
自分にはバレエの何たるかは全然わからないけれど、エンタメでありアスリートなバレエダンサーの挫折と苦悩と開花といういわば熱血スポ根ストーリーで、とてもわかり易いし面白かった。
映画「レッドシューズ」のバレエシーンは綺麗だった
# 映画館で観た感想・レビュー
物語にはいまいちピンと来なかったが、ダンスシーンは綺麗だった。
昔ながらのイメージのバレエではなくて現代的なバレエだった。
こんなに斜めになって空中でくるくると回転したり足をバタつかせたりするのすごいなって思った。
# 主人公
なんとなく存在感がない主人公。言っちゃ悪いが主人公というよりはモブっぽい。
あまり感情が分からないしバックグラウンドも分からない。
ただ過去に何か事情がありいちどバレエをやめてしまったのだ。これは彼女の復活に向けた物語。
# アニー
話のところどころに出てくるアニー。何か不慮の事故で死んでしまったのだろうか。
# 集中力、感情眼
最近映画を観ていて思うのは、集中して観るのってなかなか難しい。
物思いをしたり、周辺視野でなんとなくスクリーンを見たり、雰囲気だけ感じるぐらいの観方をしてしまう。
まあ日常に癒し時間を作るために映画を観てるので良いと言えば良いのだが、もう少し鑑賞眼を育てて、登場人物たちの表情や物語の情景を高い解像度でとらえてみたい。
# 五つ星評価
映画.com にも映画の感想を載せるようになってから、映画を観ながらも作品の評点を5段階で考えるようになってしまった。
「あーこれはとても楽しめないから2.5」とか「後半どんどん追い上げてきて4.0になってきた!」とか点数思考が走ってしまう。
まあたとえそうでなくても感想ブログの内容を考えたり、全く別の物思いをしてしまうと思うので、同じと言えば同じなのだけど。
RED SHOES レッド・シューズ 王道の青春スポーツムービー。...
RED SHOES レッド・シューズ
王道の青春スポーツムービー。バレエ作品は近年新作でも何作か見てきたけど、近年の新作映画の中ではバレエダンスシーンが多く非常に美しく魅了された。
ドラマ部分はよく見るタイプの王道ストーリー。
挫折してでもバレエが好きで最後はバレエも友情も恋愛も全てがうまくまとまるストーリーは王道でもあるが見やすくて良かった。
本作はとにかくバレエシーンが多く魅力的に描かれているのでバレエが好きな人には勧めたくなる作品である。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 ARGYLLE/アーガイル 4.7
5 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
6 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
7 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
8 アクアマン/失われた王国 4.5
9 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
10 異人たち 3.7
11 ミツバチと私 3.6
12 コヴェナント/約束の救出 3.0
13 僕らの世界が交わるまで3.0
14 ストリートダンサー 3.0
15 カラーパープル 2.9
16 弟は僕のヒーロー 2.8
17 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
18 関心領域 2.6
19 ジャンプ、ダーリン 2.5
20 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
21 マダム・ウェブ 2.3
22 落下の解剖学 2.3
23 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
24 哀れなるものたち 2.3
25 DOGMAN ドッグマン 2.2
26 パスト ライブス/再会 2.2
27 ボーはおそれている 2.2
28 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
29 瞳をとじて 2.2
30 ゴースト・トロピック 2.2
31 葬送のカーネーション 2.2
32 Here ヒア 2.1
33 ハンテッド 狩られる夜 2.0
34 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
35 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
36 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
37 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
38 VESPER/ヴェスパー 1.5
39 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0
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