RED SHOES レッド・シューズ

劇場公開日:

解説

バレエを踊り続けることで喪失を乗り越えようとする少女の姿を描いたオーストラリア発のヒューマンドラマ。

バレエの名門校に通う才能豊かなダンサーのサムは、自身がプリマを務める演目「赤い靴」の上演間際に、同じバレエダンサーで憧れの存在である姉の訃報を受け、ショックのあまり踊れなくなってしまう。心に深い傷を負った彼女はバレエから離れ、自堕落な暮らしを送るように。ある日、万引きをして社会奉仕活動を命じられたサムは、以前通っていたバレエ学校で清掃の仕事をすることになり、当時のライバルやひそかに恋心を抱いていたダンスパートナー、厳格な師との再会を通して、バレエへの情熱を取り戻していく。

世界有数のバレエコンクールで金賞を受賞した経験を持つ主演のジュリエット・ドハーティを始め、キャストには実績のあるダンサーたちを起用し、バレエシーンもすべて本人が演じた。オーストラリア・バレエ・カンパニーのプリンシパルであったダニエル・ガウディエッロが振付を担当。

2023年製作/111分/G/オーストラリア
原題:The Red Shoes: Next Step
配給:彩プロ
劇場公開日:2024年3月15日

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(C)2023 One Tree Productions

映画レビュー

4.0中盤だけ好き

2024年4月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞82本目。
同じバレエダンサーの姉と電話中に姉が事故にあって亡くなってしまい、電話した自分のせいだと悔やんでバレエをやめた主人公がトラウマを克服するために元いたバレエ学校に学科目的で通わされるがある事をきっかけに去年踊るはずだった演目を踊ることになり・・・・・・。という話。

そこに至るまでがちょっと退屈でしたが、中盤先生がめっちゃ厳しく指導するところでは仕方なく頼まれてやってるのにそんな厳しく言われる筋合いあるんか?と思いながらもやっぱりこういうど根性ものは見てて主人公がどう乗り越えるのかが醍醐味だよなぁと。

まぁ乗り越えちゃったらまた退屈になっちゃったんですけどね。後ライバルキャラが意地悪すぎて全く好きになれません。

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ガゾーサ

バレエダンサーの挫折と復活。これでもかってぐらい王道で見てスッキリした。バレエシーンが良かった。

2024年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

バレエダンサーのサムは、プリマを務める「赤い靴」の上演直前、憧れのバレエダンサである姉の死を知り、ショックで踊れなくなる。バレエもやめ自堕落な生活を送る。
もうこれだけで一気にエンドロールまでのストーリーが思い浮かぶ。挫折、堕落、復活の王道ストーリー。

王道ストーリーを作るに当たって、新機軸を打ち出したり、機をてらったりせず、王道で押しきった感じがした。冒険せずに無難な道を選んだと言えるかもしれないが、見終わったあとの満足感が非常に高かった。

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マサヒロ

3.0ちょい弱い

2024年3月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

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ふわり

3.5劇場でバレエをみたことがない人に、お薦め

2024年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

バレエは、もともとオペラから分離したもので舞台芸術の一つ、劇場でプレゼンされるが、その代表はパリのオペラ座(ガルニエ)。
この映画では、一度はバレエに挫折したサマンサ(サムと呼ばれている)が、さまざまな経緯を経て、バレエへの情熱を取り戻して行く物語。ただ、ストーリーには難あり。
最初に、バレエの先輩であり、目標でもあった姉アニーを喪うところから出発するが、アニーが姉であったことを示すシーンはごくわずか。家族としてのふれあいは感じられない。
サムは、その後、自暴自棄に陥り、高校時代からの親友、イヴと連んで、万引きなどに手を染める。だけど、このイヴって、何をやっている人か、全く不明。家庭に恵まれていないことは分かるけど。総じて、登場人物たちの実像がはっきりしない。それに、商品管理がなされている現代風のショップで万引きしても、捕まることは目に見えている。寛大にも、彼女たちには社会奉仕が科されて、かつサムは母親に出身のバレエ学校に連れていかれる。そこで、皆に迷惑をかけぬ約束で、掃除を始める。
やがて思いがけない出来事があり、サムにチャンスが舞い込んできて、バレエ公演の主役としての訓練に入る。学校にもどったのも、恩師であるハーロウ先生(キャロリン・ボックの適演)の差金と知れる。しかし、主演を務めたサム役のジュリエット・ドハーティは実績があるとはいえ、顔も丸く、体型も相手役がリフトで困るくらい。よほど敵役のグレイシーの方が、顔つき、体型、性格もバレリーナそのもの。サムは、うまくゆくはずがない。6ヶ月も離れていたんだし、それをハーロウ先生が厳しく指導する。この指導は、バレエだけでなく、どこにでも通ずる内容だった。サムが自分を取り戻そうとして、イヴからのスマホに目もくれず、練習に打ち込むところはよかった。その後は、お決まりの出来事が、二つあって、大団円を迎えるというわけ。じゃあ一体、どこがこの映画の見どころなのか。
バレエの演技に尽きる。音楽もよかったけど。冒頭流れるモーツァルトのシンフォニー40番、それから復帰した後の最初の試練の時、流れるチャイコフスキーの6番「悲愴」。雰囲気にぴったり。
バレエでは、背景に、ラフマニノフのピアノ・コンチェルト3番が流れるところが、一番よかった。本当のバレエ・ダンサーが含まれているようで、そうした場面には惹かれるものがある。その分、演技やセリフは難しかったのだろう。ストーリーを歌で繋げるところは、議論が分かれるかも。
この頃見るバレエを題材にした映画の中には、バレエとモダンダンスひいてはストリートダンスや、ヒップホップとの交流を示すものも出てきている。そうした興味の連鎖に結びつくことができれば。

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