「不敵だ」ビーキーパー Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
不敵だ
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◉やはり不敵
何がと言えば、骨を破砕し血飛沫を散らしながら先へ進むクレイ(ジェイソン・ステイサム)も不敵だが、タイトルの「ビーキーパー=養蜂家」が凄い。このR12のハードアクションに、ドキュメンタリーみたいな「ようほうか」とは何と言う不敵! 蜂の巣のようにして均衡を保つ世界の守り手と言うことらしいですが。
◉口元が少し歪むだけ
アクションヒーローにも、いくつかスタイルがあるけれど、ステイサムは手強い殺しの後も必死な表情を一切見せない。口元を少し歪めて当然の結果=斃された敵を見下ろすのみ。それが今回は特に強調されていたように感じました。
◉怒り即ちアクション、
寡黙なクレイの怒りは十二分に伝わったが、老婦人が無惨な死を遂げるまで展開的には一瞬であるし、ラスボスの女性大統領に辿り着くのも一撃だった。始まりと終わりを出来るだけ簡潔にして、アクションばかりが散りばめられた。クレイは何丁の銃を突きつけられても、FBI・CIA・傭兵集団から同業に囲まれても勝ち続けていく。
テイラー・ジェームスの赤ら顔の傭兵が身体が鉛みたいで、この戦いが元でクレイが瀕死の重傷を負って最後死ぬかと思ったが、しっかり越えた。
それで、女性大統領が抱き締める息子の頭を撃ち砕いた。取り返しのつかない大規模なヤンチャをした息子を抱き締めたまま、母の余生も死に等しいものになった。
FBIのタフな女子がライフルをゆっくり下ろして、余韻あるエンディング。続編期待。
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