「"To be or not to be..." ----- "Bee!"」ビーキーパー talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
"To be or not to be..." ----- "Bee!"
引退した孤高のBeekeeperすごい!正月にふさわしい!続編が楽しみ。
バカ息子は母親ゆえそうなったのか、もともとバカなのか。ママのために彼なりに頑張った方向性は確かにおかしかったが、それができるようなお金を20代の若造が持ってるっていうこと自体、親の甘やかし以上の何ものでもない。母親が真実を言う、と言っても元CIAトップを雇っていたことだけでもアウトでしょう。だから彼女は消える、ダメな女王蜂として。
この映画にしても「シビル・ウォー」にしても、アメリカ人の危機意識と当事者感に非常にリアルさを覚えた。日本人はもっと危機感を覚えておかしくないはず、と思うんだけれど。邦画では相変わらず高校生とか若者問題扱っている印象がある。それはそれで登場人物と同じ世代が観客だから儲かるのかも知れないが内側に向きすぎで相も変わらず思春期&年頃モードで幼な過ぎる(邦画あんまり見てないので的外れかも知れません)。この映画のようにエンターテイメント要素がたっぷりありながら、今の現実世界にありうる問題提起をする映画を邦画でも作って欲しい。
手垢がついてる言葉「多様性」ですが、キャスティングが多様で見ていて気持ちがよかった。クレイはイギリス訛りの英語と言われていた。そのふりなのか、実際そうなのか、イギリス人がアメリカ合衆国の為に働いていたのか。微妙。アングロサクソン同士はやっぱりツーカーなんだろうか?
おまけ
エロイーズ(養蜂家に納屋を貸していた女性)は、「クリード」でアポロの妻をやってた方ですね!品がある、見たことあるとずっと考えてました!彼女への蜂蜜プレゼント、グラスにエロイーズと名前を書いたシールを貼って用意していたクレイ🐝そりゃ怒る!
talismanさん、観ましたか!
ステイサム映画は何本が観てますが、この映画が一番スカッとしました。敵役の被害者は、私達のすぐそばにもいそうな善良な人達なんで、すごい実感が湧きました。親が子の行いを知りつつ直視しないのも、妙なリアル感がありますね。日本にもステイサム大魔神に出張してほしいです。
ジェイソン・ステイサムの作品の中でも、特に考えずに楽しんで良いんだよ!という作品という感じでした。
映画沼ハマるとヤバいですよね。私もすっかり本から離れてしまっています(-_-)