「誰もやらなければ、ステイサムがやる」ビーキーパー 澄千代さんの映画レビュー(感想・評価)
誰もやらなければ、ステイサムがやる
今年、最初の映画館はジェイソン・ステイサムの爽快アクションで。と思ったら、爽快どころか、もう国家反逆罪だった。
ビーキーパー、養蜂家、農家のオジサンと思うなかれ。CIA長官もまず犠牲者の数を聞く始末。
ジェイステと言えば〈流儀〉ですね。
『トランスポーター(2002)』は運び屋の流儀を、『メカニック(2011)』は殺し屋の流儀を、そして本作は養蜂家の流儀を。どんな流儀か、突飛だけどまま納得。その流儀に反した者が葬られる。本作、それが国の政治権力上層に近かっただけ…。
西洋のジェット・リー。
全盛期が過ぎたとは言え、格闘術を基にしたアクションは美しく強かった。ふと、エクスペンダブルズで共演していたジェット・リーの体術を思い出しました。たぶん、飄々としたジャッキーの方じゃないと思う。そんなジェイステと戦うと倍返しされるのがオチだからか、後半の敵のやる気の無さよ。
コメントする