劇場公開日 2025年1月3日

「無差別殺人犯とまでは言わないけど。」ビーキーパー やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5無差別殺人犯とまでは言わないけど。

2025年1月3日
iPhoneアプリから投稿

過剰レベルな勧善懲悪クライムアクションです!

ターゲットの特定含め復讐の迅速さ、アクションのスピード感と殺陣?の面白さは大変高く評価出来ます。虐げられた弱者の復讐を淡々とこなすのは本当に胸の空く感じで、とても良かったです!

しかし、彼の制裁対象者が悪の組織の人間だけじゃなく、決して悪とは言い切れないFBIやらCIAの公的な制圧部隊も含まれてました。彼らの巻き込まれ方が大雑把過ぎて死傷者もかなりある感じで、少々ヤリ過ぎ感がありましたね。後半は特にギリ無差別殺人犯にならないレベル(笑)。

冒頭に象徴的なスズメバチの巣の駆除シーン(企業秘密あり)がありましたが、上記の大雑把なヤリ方は、スズメバチの巣がある木にガソリン撒いて火をつけて一帯の森ごと焦土化させるようなもんじゃないでしょうか。まあ、実際ガソリン撒いてたからそういう人なんでしょうけど(笑)。

公務員の制圧部隊は例えば偽情報流して無力化するくらいにしたら良かったと思います。一方で組織の悪人は選別して誘い込んだりし、悪い順に優先度を決めてヤッてくれるようなシナリオだったら、もっと応援できたのに。例えばエレベーターのアクションシーンなど、恩人の娘も一緒に始末しかねない広範囲で大胆な対処だったので内心ヒヤヒヤしておりましたよ(笑)。

アクションはとても良かったですが、シナリオにもうひとつ工夫が必要かな、と正直思いました。

では。

やまちょう
かばこさんのコメント
2025年1月5日

基本的に法も権威も金も通用しない悪党退治で痛快でしたが、FBIやCIAの公的制圧部隊を悪党同様に死傷させるのはやりすぎと私も思いました。
彼らはただ、仕事をしにきただけなので。
そこをやってしまうのは、彼も「イカれた人間兵器」、ということなんだろうと思いました。

かばこ