「ミーン・ガールズはラブリー・ムービー!」ミーン・ガールズ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ミーン・ガールズはラブリー・ムービー!
リンジー・ローハン主演の2004年の学園コメディの快作。
それを基に舞台ミュージカル化。
それを映画化したのが、本作。
ちとややこしいけど…。
オリジナル公開20年目となる今年、全米で公開されスマッシュヒット。
日本では未公開。配信のみ。
U-NEXTで見つけ、オリジナルと併せて鑑賞。
話はほとんど同じ。
脚本もオリジナルと同じくティナ・フェイ。ちなみにこちらでも同じ数学教師役で出演。ほとんど容姿に変わりナシのティナ・フェイがスゲェ…。
オリジナルからは主演のリンジー・ローハンもクライマックスの数学大会のMC役でSP出演。
話の感想についてはオリジナル版のレビューで。
こちらではそれ以外の感想や見所を。
何と言っても一番の違いは、ミュージカル化。
元々ミュージカルでない作品をミュージカルにして違和感は…特にナシ。
開幕、アフリカの大地で伸び伸び暮らすケイディの歌声は、本作がミュージカルとして新たに生まれ変わった事を印象付ける。
レジーナ登場シーンなんて、まさに悪の女王降臨…!
歌い出したくなるようなウキウキやトキメキ、打ち明けたい胸の内の悩みや本心。
思春期真っ只中の姿を、歌に代弁して。
ミュージカル・リメイクはぴったりだったと言えよう。
ミュージカル・リメイクであり、現代アップデート。
となると、ハリウッド昨今の“あれ”。
まあこれは、見る前からだろうなぁと。
でもオリジナルだって人種は混合し、ジャニスやダミアンも性的マイノリティー。
すでに20年前のオリジナルから描いており、本作はそれを継承。
一部、やっぱり人種変更はあったけど。
こちらもこちらで良かった。
けど、オリジナルにはちと及ばず。
その最大の要因は…
『ナイスガイズ!』などでキュートな魅力を振るったアンガーリー・ライスは勿論キュートだが、当時のリンジー・ローハンの方が圧倒的。
アーロンなんて一目惚れするほどイケメンだった…?
致命的なのは、プラスティックス。あんまり可愛くねぇ…。
揃いも揃ってスクールカーストの真ん中レベル。
改めて、ダイヤの原石を振り当てたオリジナルはスゲかった!
また20年後、この中から誰かがブレイクしていたりして…?
でも、これだけは変わらない。
ミーン・ガールズはラブリー・ムービー!
こんばんわ、この映画のDVDをむか~しアマゾンで買って観たのですが、ブックオフに50円で売ってしまいました。レイチェル・マクアダムスが出ていることに後で気がついて、ものすごく後悔しました。