「色々と足りない」ザ・タワー maruさんの映画レビュー(感想・評価)
色々と足りない
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なんやかんやで5年生きながらえる。であれば、「水」の出どころが気になる。排便の処理もトイレでできていそうだし。仮に、どっかで排泄物をまとめていて黒い空間に定期的に捨ててるとしても、排泄物を包むもの=資源だろうし、そこは描かれていない。
サバイバル術でもなく、人種差別をテーマにするでもなく、死が近づくことを「闇が襲ってくる」という表現で、死に様の内容を描いただけの映画。
おそらくこの「アパート内で起こっていること」は「地球で起こっていること」を縮小しただけで、抵抗しない者は死を待つのみ・女子供は男の戦争に巻き込まれるのみなど、いくらでも意味の受け取りようはあるけれど、展開が暗いだけで残念ながらつまらない。「漂流教室」のすべての要素を1/10に薄めたアパート版のような感じ。
唯一いいなと思ったのは、暗闇で書いたかのような文字(フォント)で映画が始まったこと。そこがピークでした個人的には。
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