「ただの偶然の夢なのか、悪夢への前兆か」ドリーム・シナリオ 𝐵𝐴𝑈𝑀さんの映画レビュー(感想・評価)
ただの偶然の夢なのか、悪夢への前兆か
何百万もの人の夢に現れて人気者になった大学教授が夢の中で悪事を働くようになり現実の世界でも非難を浴びる様を描きだす。ただの偶然の夢なのか、悪夢への前兆なのか。ニコラス・ケイジ主演の悪夢系スリラー爆誕。まさに”夢の続き”が気になる感覚と近しくそこにユーモラスを混ぜた不穏感。またアリ・アスターが製作に名を連ねてる文脈なりニコケイの芸達者ぶりが遺憾無く発揮される。端的にA24での「MEN 同じ顔の男たち」(‘22)の不気味感を連想した。シチュエーションが既に暴走してるためニコケイ自体の怪演もそれに相まって相乗効果的に上昇する。ニコケイの個性を最大化させたA24作品らしいヒトヒネリある奇怪な怪作へと昇華させる。
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