劇場公開日 2024年11月22日

「夢で会いましょう」ドリーム・シナリオ bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夢で会いましょう

2024年11月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 ニコケイがあのナリで夢に出てきたら、何もしなくても不気味。ポールは進化生物学一筋だけれどもその世界でも突出しているわけではない。そんな教授が、そこら辺の人たちの夢に出てくるというだけで、バズってしまい、本人も舞い上がってしまう。
 借金返済のためにB級はおろかZ級まで出まくって変幻自在となったニコケイだからこそ成り立つ作品。普通の俳優だったら無理。
 いくら落ち目になったとはいえ、あのシーンをやり切るのがニコケイ。一生に一度あるかないかの夢のようなシチュエーションで、目も当てられない大惨事。まさに、夢でありますように。

 一度はバズって有名になりたい。それがどんなものかを教えてくれる貴重な寓話でございます。

bion