「I Dreamed a Dream」ドリーム・シナリオ マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
I Dreamed a Dream
既視感(デジャヴ)
一度も体験した事の無いものを
体験した事のように感じること
ではどこでそれを体験したか
についてはハッキリと思い出せず
主に夢がベースになることが多い
脳内の情報処理のプロセスの
錯誤であるとされている
毎度イマイチわかりづらい
意識高い系ムービーでおなじみの
A24系プロダクションの作品
どうだったか
本人の知らず知らず有名人になり
知らず知らず嫌悪されていき
現実世界を脅かしていく
まさにこれって
ネットインフルエンサーの
暗喩ですよね
まあネットインフルエンサーの
場合は炎上した結果イメージが変わる
という自らの行いが原因であることが
殆どでしょうが
結局ポールが他人の夢に出てくる理由は
最後までハッキリしていない部分が
違いがありますが
当初の夢に出てくるポールは
何もせず立っているだけ
それで有名になるのですが
ポールが大学教授として
生物学の研究を本にする事が
夢だったのをパクられて
激高した瞬間から
夢の中のポールが凶行し始め
次第に人々は現実世界のポールを
糾弾し始めます
でもポールにはどうしようも
ありません
他人の夢の中で自分がどんな
事をしでかしているのかも
わかりゃしない
映画の終盤にポールを
利用してビジネスにしようとした
会社が夢の中で企業広告を行える
ブレスレットを発表します
ポールの体験を商品化したような
感じですがこれもネットっぽいですよね
あったこともない人と繋がってしまう
ということの恐ろしさみたいのを
とらえるとなかなか面白いんですが
ちょっとホラー表現が物足りない感じも
しました
夢の中の荒唐無稽な表現が正直弱い
決定的に現実世界と違う感じが
もう少しあってもと思いました
あの最近のAI生成動画みたいな
わけのわからなさをね