劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXXのレビュー・感想・評価
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結局、QUARTET NIGHTの新たなる到達点(ユートピア)とはなんだったのか?
うたプリ初期から箱推しのオタクであり、3次元アイドルのライブにも頻繁に足を運ぶアイドルオタクの視点からの感想です。
前提として、私は今回の映画を、前回までの2作と同様にカルナイの「ライブ映画」のつもりで観に行きました。
アイドル(に限りませんが)のライブとは、非日常を味わえる特別な体験ができる場だと思っています。
その観点から言うと、今回の映画は没入感を削がれる場面が多く、非常に残念な仕上がりになってしまったと感じました。
以下に、気になった点を挙げていきます。
・テーマの一貫性のなさ
これが最も大きな問題だと感じました。
ライブの中で「タブーなんてない」という言葉が都合よく使われ、結果的に「何をやってもいい“だけ”」になってしまっていないか、疑問が残りました。
劇中劇にすること自体の是非はさておき、それをやると決めたのなら、全編をその形式で貫いたほうがよっぽど一貫性があったと思います。軸がブレすぎていて、何を伝えたいのかがまったく見えてきませんでした。
さまざまな要素を詰め込みすぎたことで、本当に伝えたかったテーマがかえって薄まってしまった印象です。
このライブのテーマである「QUARTET NIGHTの新たなる到達点(ユートピア)」とは、結局何だったのでしょうか?
・情報量に併せて説明の仕方に工夫が必要だった
ストーリーの説明が急にスライドとナレーションで入り、1回観ただけでは本当に何を言っているのか分からない部分が多かったです。
そのたびに気持ちを切り替えて次のセクションに進まなければならず、観客に頼り過ぎていると感じました。たとえば、カルナイの4人が役を演じているシーンを曲間に映像として流すだけでも、設定がずっと理解しやすくなったと思います。
・役割の重なりが生む視点の混乱
アイドルがファンに見せるのは、アイドルとしての“パブリックな面”と個人の“パーソナルな面”の両方あると考えています。
今回はそこに劇中劇の“役としての側面”まで加わったため、情報過多で混乱を招いた印象でした。
今この瞬間の彼らの発言や歌は、「個人として」なのか「アイドルとして」なのか、それとも「物語の役として」なのか、観客が把握しづらく、何度も「私は今、どの彼らと向き合えばいいのか?」と戸惑う場面がありました。
・ライブと曲のつながりを感じない
セットリストはライブにおいて最も重要な要素の一つだと思います。
選曲やその順番次第でライブ全体の印象が決まるといっても過言ではなく、通常は入念に検討を重ねるはずです。
おそらく劇中劇の展開に合わせて曲順を決めていったのだと思いますが、すべての曲がバラバラに感じられ、前後とのつながりやなぜこの曲順なのか意味が見えてきませんでした。
新曲が少ないため、劇中劇で間をつなぐ必要があったのでは?とも考えられますが、もしそうだとすると、既存曲を劇中劇にうまく組み込むなど工夫はできたかとも思います。
新しいことにチャレンジしようとしている一方で、ダブルアンコールだけ過去作と同様に既存曲にするという「型」にとらわれていたのも違和感がありました。
ソロパフォーマンス単体で見れば、それぞれの圧倒的な歌唱力で「さすがQUARTET NIGHT」と感じました。
それだけに、それを生かしきれずバラバラに感じられた構成が非常に残念でした。
・アリーナ規模より広くも狭くも感じられる空間
今回はアリーナツアーという設定だったため、アリーナの持つ「ファンとの距離の近さ」が大きな利点で、ライブ冒頭、嶺二が客席から登場したシーンは、規模に見合った適切で効果的な演出だったと思いました。
ただ、舞台セットとカメラワークのせいか、藍以外のソロ曲では会場がやたら広く感じられたり、逆に妙に狭く感じる場面もあり、空間演出の一貫性に違和感を覚えました。
・技術の進歩=ライブの評価ではない
衣装の質感など、映像クオリティの高さから技術の進歩や制作側の努力は十分に伝わってきました。
制作サイドのコメントなどを見る限り、このライブでは映像美に特に注目してほしかったのだろうと感じています。
技術の向上は素晴らしいことですが、それは「高解像度カメラで撮った映像」以上の意味を持たず、ライブそのものの良し悪しと直接は関係ないと私は思っています。
私は衣装を見にライブへ行っているわけではないので、いくらそこに力を入れても、ライブの印象を大きく変えることにはなりませんでした。
前作のスタツアでは、ライブ全体のテーマが一貫しており、没入感を削ぐ演出もなく、キャラクターの個性が光っており、ライブとしての完成度が非常に高かったです。また、例えば、スタアワで「未来地図」のオマージュがあったりなど、気づいた時に多幸感が感じられるような演出が散りばめられており、細部にまで愛が感じられる作品でした。
今回のように何度も足を運んで「頑張って演出の意図を探る」のではなく、自然に気づきが生まれるようなライブだったと思います。
さらに、スタツアでは、ST☆RISH自身が「自分たちがアイドルとしてどう見られたいか、どう見せたいか」「ファンに何を伝えたいか」を真剣に考えたうえで作り上げたライブだったと感じられました。
対して今回のダブナイでは、「QUARTET NIGHTが本当に自ら考え抜いて作ったライブなのか?」という疑問が拭えず、「QUARTET NIGHTが自ら考え抜いて作ったライブ」ではなく、「制作側が考えるカルナイっぽいライブ」という印象が強く残りました。これがこの2作の大きな違いなのではないでしょうか。
今や無数のアイドルグループがいる中で、アイドルたちは必死に「既存ファンを失わずに新規をどう獲得するか」を考え続けていると思っています。
その中でもライブは、自分たちを最も表現できる貴重な場であるはずです。今回はその貴重な場を生かし切れなかった作品だと思います。
少なくとも、私は今回のライブを観て「もうカルナイのライブには行かなくなるだろうな」と思いました。それほどまでに、心が離れてしまう作品でした。
次回以降は永岡監督の起用希望
ずっと楽しみにしており、公開日には有休をとって見に行きました。
まずいい点から列挙します。
① 歌
② CG
③ カルナイ
④ アンコMCのバリエーション
①どの曲も素晴らしく、特に「ゴッラブ」はお気に入りです。
カルナイ4人のハーモニーも最高で、何度でも聴きたくなります。
②CGは前作よりより滑らかに自然になったと感じました。服の質感等すごく素晴らしいです。
④アンコールMCのパターンが複数用意されていたのはリピートするモチベーションになります。
逆に悪い点も以下に挙げます。
① 衣装
② カメラワーク
③ファンサの少なさ
④演出
①衣装があまりにもダサいです。曲にもキャラクターにもマッチしておらず、カルナイの良さを潰しているように感じます。唯一まともなのは嶺二ソロ曲の衣装です。
②カメラワークにも良さを感じませんでした。部分をズームして写すので、全体像が分からず、今どこで何が起こっているか把握できません。
③スタツアと比較しても、今回はファンサが少なく、『自分も会場にいるんだ』という没入感が得られませんでした。
④OPであれだけ怪盗の紹介に尺を使っておきながら、本編ではすぐに退場してしまい、拍子抜けでした。むしろ全編怪盗モノにした方が良かったのでは…?
「いわくつきの宝石の過去」については説明不足のため意味不明です。
また、「カルナイエンパイア」も終始意味が掴めません。
演出全体が非常に派手で、視覚的に疲れてしまう場面も多かったです。
もう少し抑えた演出の方が、キャラクターの魅力や歌の良さが引き立つのではないかと思います。
そして、なにより全編に渡って『トンチキ』が過ぎます。
初回はトンチキすぎて話が頭に入ってこず、カルナイの良さより「???」という感情が勝ちました。それでも4回ほど観に行き、ようやくトンチキやダサい演出、衣装に慣れてきたところに、2週目で袖が落ちるシーンの追加映像があり唖然。
感動的なセリフの直後に唐突に挿入されたそのシーンにより、感動が冷め、むしろ怒りがこみ上げました。
「うたプリ=トンチキ」は理解していますが、過剰です。ファンを馬鹿にしているようにすら感じられ、とても不快でした。
アンコール以降はダサい衣装もなくなり、トンチキも減り、カルナイとしてライブをしてくれるので、安心してみていられます。
もし次回作があるのであれば、永岡監督をぜひ起用していただきたいです。
願わくば、永岡監督による「カルナイ単独映画」を一から観てみたいです。
残念なところが多い
良いところももちろん沢山ある。
楽曲は素晴らしいし、3Dも前作より進化していると感じる。
しかしファンが見たかったものとは多分ズレているんだと感じる。
全体的にライブとしてはテンポが悪い。
特にソロ曲の部分とJIN-Ω-RAYのWアンコールで追加された袖落ち前の部分。
前者は劇中劇が故、説明が必要になってしまっている。
過去の彼らと重なる部分など、発想は悪くないのでもう少し演出をどうにかできなかったのであろうか?
後者はきっとカルナイコールをさせてファンの力が〜とかさせたかったのであろう。
宝石の力が制御できないなどという設定なら百歩譲ってわかるが、そうでないのならば1時間程のライブで彼らがバテるなどとファンの誰もが思わないだろう。
公開までのプロモーションの仕方も良くない。
テーマは「怪盗」というのであればもっと怪盗を押し出さなければならない。
結局怪盗なのは最初のMCまでなので、期待していたファンにしたら余りに残念すぎる。
テーマは「宝石」とかにしておいた方がきっとしっくりきたファンも多いのではないだろうか。
最終的に彼らやキャストが尻拭いをしてファンを納得させているものとなっており、非常に残念である。
監督の手腕が足りないのか、トリッキーにするのであればもっと腕を磨いてほしい。
次回の映画に期待し、低めの評価とともに映画館に通い続ける。
役ではない、カルナイのライブが見たかった
ありのままのQUARTET NIGHTのライブが見たかったです。
公開されてから毎週4回以上は見ています。ゲーム、アニメ、映画全て履修している大分古参のオタクです。複数回見て、楽しめている部分はあることを前提に、それでもどうしても「本当に見たかったのはこれじゃないのに」と思ってしまいます。
今回はコンセプトライブとなっており、キングダムやスタツアとは全く違う構成です。
コンセプトライブであることが公開前に全く伝わっていませんでした。怪盗というモチーフがあることは知っていても、映画前2作品を見ている人は通常のライブ映画をやることを想定していたことでしょう。
初日に有給を取って、待ちに待った推しの単独映画を見た感想は、率直にいって「何これ?」でした。前2作のように自然と涙が出ることもなく、怪盗かと思ったら王子になるし、劇が挟まる関係でライブとしてのテンポは悪いし、置いてけぼりでした。アンコールのカルナイを見て、どうしてこの感じで全部やってくれなかったの?と思い辛かったです。
その後、豪華版パンフレットを読んだり、追加されたアンコール部分を見たり、SNSで考察している方の文を読むことで、製作陣がやりたかったことは理解できました。
役を演じるからこそ、カルナイがこれまで辿ってきた歴史をなぞって見せられる。バラバラだった4つの宝石が、導かれグループとして歌う。
しかしそれは、1回見ただけでは全く伝わらないです。劇場版で大切なのは、1回見てすごかった!面白かった!最高!と思えることではないのでしょうか?
「カルナイが、今までたくさんライブを重ねてきて、今回新しいライブ、タブーに挑戦した。」というのは、カルナイの意思ではなく、製作上の都合ですよねと思ってしまいます。
前2作、特にスタツアとの違いを出さなければいけなかったからそうした。製作側にとっては今回が「うたプリ作品の3作目映画」でも、私たちカルナイファンにとっては「初めてのカルナイの単独映画」なんです。
今回のようなコンセプトライブは試みとして面白いと思いますが、やるなら普通のライブのカルナイ単独映画をやってから、単独2作目としてやって欲しかった。シンプルに、歌とパフォーマンスで私たちを圧倒する彼らが見たかったです。
舞台挨拶等で、キャストの方が色々な意見に気を遣って話されているのがありがたくもあり申し訳ないです。
もう二度とないかもしれないカルナイの単独映画を、この作品で終わらせたくないです。そう思って何回も通っているのもあります。
つらつら書きましたが、3Dモデリングは今までより進化しており、衣装の質感や動き、アイドルの顔は常にかっこいいです。デュエット2曲は、コール曲なだけあり毎回とても楽しく見ています。
以下、細かい感想と気になる点です。
・導入
ミッション1!みたいな文字をスクリーンに工夫なく出すのはライブに入り込みづらく思いました。せめてミッション2は、ライブ会場のモニターに写ってる映像を挟む等して欲しかったです。
・メドレー
表題曲を頭に持ってくる予想を裏切るセットリストで良かったです。1人が歌うとき、警備員で他のアイドルが出る演出も良かったです。
・劇
ここでライブとしてのテンポが完全に切れます。ドローンの上に写る目が移った四面体?怖くないですか。黄色い宝石が海を飛んでいく謎演出も微妙です。結局そのあと宝石ワープして王国に行ってるっぽいし…
・カミュソロ
衣装(帽子)のトンチキさに初見では引いてしまいましたが、カミュならこのくらい振り切ってやるよなと思えるようになりました。ラスト、宝石があった場所にカミュが写る演出などがいいです。
・嶺二ソロ
衣装も表情管理も素敵です。
ただ、メロウな曲調なのに間奏で「嶺二、アチチ!」というトンチキコールが入り雰囲気が台無しです。スタツアでも面白コールはありましたが、あくまで曲の雰囲気には合っていたように思います。名前を入れるコールを無理やり捩じ込んだように感じます。「マイガール、マイボーイ」コールも困惑です。それは嶺二がファンに言ってくれるものではないんですか?
・蘭丸ソロ
衣装と謎の顔ペイントに初見でダサいと思ってしまいました。間奏のダンスは素晴らしいのに、これもまた謎コールのせいで集中しきれないです。以前の曲のタイトルをいれればエモい感じになるだろ、と製作陣は思っていませんか?曲の雰囲気に合わせてください。
・藍ソロ
儚げな雰囲気と綺麗な歌声が素晴らしいです。鳥かごの演出も良かったです。ソロだと一番好きかも。人がワイヤーなしで飛ぶことには今までで慣れました。ラストの詠唱は曲の雰囲気とかけ離れていないのでありかなと思ってます。
・RttR
コール曲なだけあり楽しいです。でも、なぜ2番の「愛してるぜ」の部分を入れなかったんでしょうか…曲を聞いてライブでその部分を聞くのを楽しみにしていました。センターステージの立体物も謎です。歌詞が浮かぶだけだし必要ですか?アリーナから見づらいだろうな、とか考えてしまいます。
さらに言うと、スタツアではUUUUとSAMURAIZMで衣装が違い、スタアワでさらに衣装チェンジしたのになぜ今回は色替えだけだったんでしょうか?RttRはまだしも、ゴッラブはもっと可愛い衣装を用意しても良かったのではないでしょうか。
・ゴッラブ
こちらも曲はとても楽しいです。
ですが、カミュの途中のセリフはあのセリフである必要がありましたか?愚民って言えばなんでもファンは喜ぶと思ってないですか?
ソロでも言ってるのに、こんなに可愛い曲で、曲中でも「なんでもこなしてプロフェッショナル」と歌うカミュが、役を演じているという設定だとしてあのセリフを言う意図がわからないです。
途中のミニグリ船長というキャラも、ミニキャラが出ること自体はうたプリ映画のお約束なのでいいですが、単体で抜きすぎではないですか?あのキャラのみの姿が何回も抜かれるなら、もっと藍とカミュのカットを増やして欲しかったです。アイドルが映らないシーンを増やすのはなぜですか?
・タブナイ
Aメロの振りが全部違っていたり、顔と曲と振り付けは最高です。
しかし、表題曲なのに一番曲の時間が短いのはどういうことですか?サビがきて、これからだ!というときに2番にいかずもう転調して終わるのが本当にもったいないです。
劇場版は今までどの曲もフルでやらなかったからフルじゃないのは仕方ないにしても、せめて3分以上はやって欲しかった。
あんなに短いのに、しかもタブナイの前はまた劇が挟まってるから連続して曲を歌ってないのに、とってつけたように息切れの描写を挟むのもわざとらしいです。
・ジンライ
4人のハーモニーが素晴らしい名曲です。最初の月召喚も壮大で良いです。
しかし皆思ってるでしょうが、袖の演出なんなんですか?ボトッと落ちるシーンで毎回気持ちが切れてしまいます。2週目から挟まった苦しむシーンも意味がわからないです。ただでさえライブとしてはテンポの悪い今作のテンポがさらに悪くなりました。説明がないから、私たちの声で急に復活されても感動もないです。戸惑いしかないです。
いくらそういった演出だとしても、あのプロ意識の高いカルナイが、パフォーマンスを中断する姿を見たくなかったです。
・アンコール
新曲嬉しかったです。ハーモニーが綺麗で、ファンに歌ってくれているのが伝わります。
でも、嶺二のトロッコのアドリブは最初こそ嬉しかったですが、折角全国ツアーという体にしているのだから週代わりでペアを変えたりして欲しかったです。これは贅沢な意見だとは思ってますが。
そして、2週目から追加のMCは最初から入れるべきでした。あれを聞いてもわからない部分はありますが、初週のほったらかし感は減ったと思います。
ツアー期間ごとに変わるMCは、皆の特色が出ていてとても良かったです。
ラストはゴッズで、長年追ってきた身としては彼らがあの挑戦的な曲をラストに選んだことに感銘を受けて初めて泣けました。
でも、ゴッズや新曲のアンコール曲が素晴らしいからこそ、もっとこういう彼らが本編で見たかったと思ってまた苦しくなります。
アンコールが追加され、タブナイ最高じゃん!とおっしゃるファンの方がSNSを見ても増えたと思います。純粋に、そう思えることが羨ましいです。私もそう思いたかった。感じている違和感を消化しきれないから、このレビューを書いています。
私が見たかったカルナイの単独映画ではなかった。これにつきます。
良いところもあるし悪いところもある
週に1回、計4回観に行きました。
週替わりの展開があることから、初週から作品を評価するのはどうかと思い、週替わり展開はまだ控えているものもありますが映画の流れや全貌が見えたであろう今になりレビューをすることにしました。
前提として、私が映画を観る上で『映画』とはこうあるべきという指標があります。
それは『1度のみの鑑賞で楽しめること』です。
一部理解できない点やこれってどういう事だったんだろう?と思うこと(意図を持ってわざとそのように制作されている作品もあります)は考察や理解を含め更に映画を楽しむ助長になると思っています。
ですがこの映画はどうでしょうか。
まず、映画を楽しみにされていた方の多くは初日ないしは初週に観にいかれると思います。
ダブルアンコールの無い状態では余りにも説明が足りないと感じました。
『劇中劇』という今迄とは違うことをしたかった。演じるということにすれば彼等の今迄の歩みを隠すことなく表現することができる。
そういった意図を理解出来たのは随分後になってからでした。
1回観ただけではかなり理解しにくいと思います。
『怪盗→宝石に関わった人々→帝国のプリンス』という役柄の変化は説明不足の一言に尽きます。初見では次々と変わる役に着いていくことは出来ず、カルナイのライブ映画を観にきたのに、役になりきっているばかりでカルナイ本人たちの言葉や率直な歌はほぼ無く、何を見せられているんだと理解が出来ませんでした。
ダブルアンコールでは役についての言及があり成程そういうことだったのか、と思うことが出来るようになっています。
初週の時点でこの説明のMCは入れるべきでした。
2週目以降に驚きを感じさせたかったのかもしれませんが、それは初週を蔑ろにしていると私は感じました。
そして、この作品はプロモーションが失敗だったと思います。
謎が多い状態で期待感を上げるというのも分かります。ですが、分からなすぎた。
『ライブ映画』『怪盗(カルナイ)が宝石(多分この宝石というのは色んな意味がある)を盗む』『カルテットエンパイアというものがあり、領地が分かれている』
この情報は読み取れましたが、鑑賞前に関連付けることは難しく、一体どんな作品になっているんだろうと考えると、前作が王道的なライブ作品だったこともあり謎(設定)はさて置き、きっと同じようなものなのだろうと解釈してしまうのは自然なことです。
事前に前作とは違う構成になっている、劇中劇になっている、と分かっていれば少なからず鑑賞の印象は変わったと思います。
QUARTET NIGHT、劇中劇、素材は悪くないと思います。3Dモデルも前作以上に良くなっており、動き、表情、服装の質感等とても良かったです。だからこそ尚更、プロモーションや映画内での表現の仕方次第でもっと良いものが出来ただろうと思うと残念で仕方がありません。
ライブの演出に関してですが『こういうのが好きなんだろ?』というものを詰め込まれたみたいで一貫性がなく、なにを見せたいんだろうという疑問が残りました。
プロジェクションマッピングや、巨大なセットから小物まで、様々な展開は飽き知らずですが『歌で伝える、歌があればいい』と言うカルナイにはやり過ぎなものだと感じる面もありました。
ど派手な演出も結構ですが、歌声にフィーチャーしたパートがあればもっとカルナイらしい映画だったと思うことが出来たのかもしれません。
上記の演出過多に付随して、カメラワークの悪さはより目立ちました。
アイドルを見せたいのかと思えばバストアップの画面が多く、会場を把握出来ない。アイドルを見せるべきなのでは?というところで演出を優先してアイドルが映っていない。すきなところを見れないというのはある意味本当のライブのビューイング感はありましたが、それにしても魅せ方が下手だなと思います。
制作陣のインタビューやXの投稿を拝見しましたがそれを読んで余計、制作陣はQUARTET NIGHTを通じて自分たちの高い技術を見て欲しいという欲があり、こういったカメラワークになってしまったのかなという印象です。
此方としてはカルナイを第一に見に来ているためそのズレは作品全体を通して大きく感じることになってしまいました。
毎週見ている為服装や劇中劇の設定に関しては自然と慣れましたが上記に述べたことや、ソロ曲はライブと言うより場面を繋ぎ合わせたMVを見ている様で没入感が少ないこと、その他気になることが多すぎて素直に楽しむことは出来ていません。
この先も定期的に観には行きますが、何度観ても作品自体は変わりませんし、改善されることはないと判断しこのタイミングのレビューとなりました。
この作品を楽しいと思えるならそれで良いと思います。どうか楽しめる方は楽しんで、良い時間を過ごされることを心より祈っております。
すごくかっこいいステージだった!でも…
数年前に10年来追っていたうたプリと距離を置いたカルナイ推しです。評価が賛否真っ二つだったので見るのを迷いましたが、見て良かったです。予想以上に良かったと思います。
そもそも、ビジュアルと曲が本当に素晴らしい!さすがうたプリ、さすがカルナイと思いました。今回の曲はほぼ予習せずに行きましたが、取り残された感も無かったです。
しかし、アンコールを見てしまうと、やはりQUARTET NIGHT4人としてのライブをしっかり見たかったなぁと言う気持ちは拭えません。
コンセプトがしっかりしているストーリー仕立てのセトリはミュージカルとライブの良いとこ取り的な感じですごく斬新でしたし、魅了されました。でも、アンコールの最後にGod's S.T.A.R.が流れた時「これこれ!これが見たかった!カルナイだー!」と、強く思ってしまいました。
本編でカルナイとしてのMCも聞きたかったですし、そもそも4人ならソロ曲などフルで聞きたかった。
キングダムやスタツアを初めて見た時の思わず涙が出てしまうような感動は正直ありませんでした。それが少し寂しかったです。
うたプリ☆TABOO NIGHT XXXX
今回、初めて作品を見ました。
凄くファンです!とかファンなので見に行きました!ってわけではないですが…
私の人生の中で音楽というものはずっと身近にあるものなので音楽、芸術といった観点から見させていただきました。
様々なご意見があるかと思いますが私一個の感想としては1回だけ観るというよりは何回も見て良さがわかる部分が大変、多い作品だと思いました。
製作者の皆さまや声優の方々、この作品に関わった多くの方の想いが凄く詰まった作品だと思います。
一度だけ観て『思っていた作品と違う』『残念だった…』と思ってる方がいるかもしれませんが…
それは非常に勿体無いです!
1度、2度、3度…と観ていくうちに細かいところや楽曲の素晴らしさ、パフォーマンスの素晴らしさがより深みを増していきます。
正直、私は声優さんがここまでやるのか?と思ってしまうぐらいの主旋律からのハモリの変わり方などアーティスト顔負けってぐらいのキレイな四重奏でした…
本当にビックリしたのと感動を覚えました。
1度しか観ていない方は特に2度目、3度目…と新たな発見をしに足を運んで欲しい作品だと思います。
伝わらない(責任の所在)
評価を★で。
3DCGアニメ映画★★★★★
LIVE感★★
初心者向け★★
ファンの純粋な感覚★★★★
God Love警報発令の飼い慣らされ度★★★★★
3週目に入り、ある程度理解してきたので評価したいと思い来た。
多くの方が感じただろう複雑な胸中を思いながら書いている。
まず、一度目の悲しみと寂しさ。
二度目の期待と納得。
三度目の安定と覆せなかった己の心の行き先。
四度目以降は……5千字で書きれるかわからない。
なぜ、今回の映画をこういうコンセプトにしようと思ったのだろう?
企画? 脚本? 演出?
どこから発生したのか純粋に知りたい。
前作のスターリッシュツアーズは新規客も多く獲得し、評価も良かったように思う。
何しろ7人も顔面と声の良い男たちがいれば、それだけで華やかだし見ていて飽きない。
分かりやすく『LIVE映画』として、かなりの成功を収めたのではないかと思う。
その流れからのQUARTET NIGHTの映画である。ファンの期待値は最高に高かった。
特に私のような、初期からカルナイのオタクには。
だが、蓋を開けてみればどうだろう?
戸惑いや落胆の声が静かに流れていたように思う。
大声で批判している人はさすがに少なかったけど、なんか変な空気があった。
私自身、1度の鑑賞で理解はできず、感情の処理も追い付かなかった。
それでも推したちが縦横無尽に大画面で動き回るのを見るのは楽しいし嬉しい。……でも。
でも、けれど、どうしてもそんな言葉が頭にチラつく。
友人の、推しからのファンサが欲しかったという、そんな純粋な気持ちを私には否定することができない。
いや、ライブはしてるけど。だけどさ、どうしてこんな中途半端にしたの?
スタツアの流れを汲まないからこそカルナイらしさがある。
カルナイだからこそこうなんだ。
そんな声も多い。でもそうかな? そうやってまとめちゃっていいのかな?
そう思ってn〇teにでも書けよと思われそうなことをここで書いている。偉い人たちに伝わるといいなと思って。
劇場型のショーだと、彼ら自身が言っている。
考えてみれば、歌って踊ってしかも劇までしてるカルナイを見られるのだから大変にお得である。
そうやって、なんとなく自分を納得させている。今日も。
今日は後ろの席にファンと誘われて来たと思われる二人組が座っていた。
「可愛かった、スタツアとは違うけどこれはこれで良かった」
偉い人たち、おわかりになるか?
「これはこれで」
この評価こそ、全てを物語っている。
ぽろっとこぼれた言葉の重み。私はその言葉に突き動かされてここに来ることに決めたのだ。
もちろん、ちゃんと楽しんでのめり込んでくれている新規の方たちもいっぱいいる。
私のように古参のカルナイファンでも心から喜んでいる人だっていっぱいいて、私の声が正しいとも全てだとも思っていない。
けれど。
たまたま誘われて来た人が感じる『これはこれで』の評価。これが恐らく中央値なのだ。それも印象が良い寄りの場合だ。そうでなくば★2.5くらいが本来の中央値になるだろう。
特別に良くはない。単純に、そういうことだ。
スタツアとは違う、スタリとは違う、そういうものを目指したこと自体は悪いと思わない。
カルナイらしさ、そういうものは確かにある。
何しろカルナイは生まれてからずっと難しい立ち位置に座らされている。
登場すれば文句を言われ、単独ライブをすれば文句を言われ、感謝していないと言われ……常に一部のスタリファンから厳しい目を向けられてきたし、実際そういう大きな声の人たちからクレームが公式に入っていたはずだ。
正直、私はスタツアの成功にほっとしていた。2部構成の単独キャストライブに感謝していた。
今回は大手を振って、心のままカルナイを応援して許されるのだ――! と。
私たちカルナイファンは今回の映画にとても期待をしてしまっていた。
だからこそ、多くのファンが落胆してしまったのではないか。
どう言えば良いのだろう。言いたいことは山ほどあるのに言葉にできない。
とにかく中途半端すぎる。
別のコンセプトにしたかったのなら、いっそとことん突き抜ける方が良かった。
正直、ライブでカルナイ帝国を宣言されても……スンとした気持ちがずっと消えない。
王国だとか帝国だとかうたプリはそういうのが好きだけど、メインに置いたわりに中途半端に絡めていてむしろ全て邪魔をしている。怪盗と帝国とコンセプトが煩雑すぎる。
最後の4人のシーン、普通に考えて意味が伝わらない。
んで、ライブって何? となる。
ハチャメチャになり切れず、とにかくそれっぽい着地点を探した結果が今回の映画と言われても、私ならデショウネと頷いてしまう。
なぜキャラクターを写さずに4分割で画面越しにする必要があったのか、
なぜ帝国を宣言しなければならなかったのか、
どうしていつもカルナイに遺影スタイルを入れたがるのか、
なぜキャラにいつも何か格言みたいに何かしら言わせないと気が済まないのか、
なぜ変なダサいタトゥーをふんだんに入れたがったのか、
あんなスタッズでは、ジミー〇ュウにもルブ〇ンにもなれない。
言い出したらキリがないし愚痴が混ざってしまったけど、とにかく、製作者の意図がよくわからないのだ。
意図が伝わってこない。
もちろん、こういうキーがあるのでは、というファンの推測は多く見られたし、それはもしかしたら間違っていないのだと思う。
ひとりひとりの今までの足跡を追いかけて、バラバラだった4人が背中合わせに同じ場所に立つ意味を、表情の変化を、カルナイのこれからも、もちろん、伝わるものだってちゃんとあった。
ツアー式にして4人で持ち回りにして、変化をつける努力もわかっている。
愛・キス・絆……うたプやカルナイで重要なワードを入れて、あなたたちがしたかったことは本当に『これ』だったのか?
それは迷走なのではないか? 最近ずっと迷走してるけど本当にそれでいいのか?
カルナイがこれをやる意味はあったのか?
私たちが好意的に捉え、前向きな見方をしてくれたらいいと、まさかそんなつもりではないですよね?
映画にするということは、ファン以外も2000円前後のお金を払い、時間を割いて観るのですよ。
万人に伝えることが、良く評価されることが、どれほど難しいことか。そんなことは誰だってわかっている。
けれど、これはこれでなんて言われるようなもので本当にいいのか、今一度しっかりと考えてみて欲しい。市場の需要を、読み違えたと理解してほしい。
目に余るダサさ、カメラワークの悪さ、カットの悪さ、この話が結構出ていると思う。
そうじゃないと思う人がいるかもしれないけど、私は共感しかなかった。
没入してときめくことができなかった。最推しなのに、本当に辛い。
ただでさえ原作者に落胆させられたのに、これ以上、私たちを落胆させないで欲しい。
10年近く出ないゲーム、アプローチを失敗した映画。
何がしたいのか、明確なビジョンがない。
なぜキャストにフォローさせるのか。好きでやってる?
そうかもしれない。私はそう思えないけど(いつもありがとう、大好きだ)。一体化と言えば聞こえはいいが、キャストとファンに甘えすぎてはいないのか、一度しっかり見つめ直すべきだ。
もっと直接的に、見た者にスッと伝わる作り方をするべきだ。
これはしなくていい考察をする映画であるべきではない。
永遠とは何か、私たちに投げかけるだけでその言葉の重みを貴方たちは真剣に考えているの?
真剣に、未来を切り開こうと本当に思っているの?
私は自己完結した自〇行為が見たくて映画館に通いたいんじゃない。きらきらと輝く彼らの人生に触れたくて通うのだ。
これを、彼らが企画したと彼らの口から言わせないでくれないか。
お仕事で過剰な自我や腐の部分を出すタイプの人を、主要スタッフに置かないでくれ。大半はそういうの望んでないです。去って行った人材が未だに惜しい、本当に。
ちりばめられた純粋な要素から紡がれるからこそ美しいのであって、彼ららしさから生まれた要素だからこそはわわっとなるのであって、はいどーぞ、とご用意されていて欲しくはないです。過剰にご用意された供給はいらないのだ。そういうものは、こっちが勝手に好きに拾うものなのだから。
他人の作ったキャラやコンテンツをフラットに見る努力ができないなら公的な製作者として多分間違っています。そういうことは二次創作でやってくれないか。それぞれのキャラクターに寄り添うファンがいて、○○組とか通称がついてはしゃいだり、それぞれの思いがあって成り立っている。そこへ過剰で不自然なものを押し付けられたくはない。
個々のキャラクターの持つ魅力が、このコンテンツの要で全てなのだ。
その輝きを、本来、輝きを増すように磨くべき貴方たちのその手で曇らせないでほしい。
スタリ、カルナイ、ヘヴ、一回ちゃんとライブをしきってくれたら良かった。
この後のヘヴンズ、どうなるんですか? やっと日の目を見る彼らの舞台を、また中途半端なものにするのですか?
もし初心に返ってライブ映画に戻ったとして、カルナイの不憫さは変わらないんだけども。
他のレビューに「もう一度カルナイ単独で作り直して」っていうのを見たけど、本音を言えば私も同じ気持ちです。無理でしょうけど。
でも、映像技術の進化は回を追うごとに目に見えていて、鑑賞していて面白いです。
ペンライトの良さとか分かりやすく向上しているし、関節のしなやかさとか、キャラクターの表情管理とか、作り手の努力がとても伝わってくる。
一部とはいえ5パターンのエンドを作るのはとても大変だっただろうことは考えなくてもわかる。物足りない部分はあれど、きっと時間やお金の問題があったんだろうなと思う。
もしかしたら5週目からの別の仕掛けがある(しらんけど)としたら土下座する勢いだ。本当にありがとう。
現場スタッフの方たちには心からの感謝と、敬意を込めて。
追記:誤字修正、文章の修正をしました。いくら直しても正解がわからない。どうしたって愚痴になってしまう。長文をここまで読んでくださってありがとうございました。
ソロライブというより、劇団シャイニング
アニメ、映画、全て視聴済みのオタクです
この気持ちを吐き出す為だけに、ここの会員登録までしました
賛否両論あるのは理解しているので、楽しんでいる方の気持ちを否定するつもりはありません
噛めば噛むほど味が出るという意見も拝見したので、1度しか見てない自分が文句言うのもお門違いかもしれません
ただ、2度目はもういいかなぁ…というのが私の正直な感想です
カルナイの絆で作るライブが見たかったのに、本編は最初っから最後まで初対面の他人行儀
そういう役だって分かってますが、役になりきるならそれはもう劇団シャイニングじゃないんでしょうか…?
スタツアの時のようなキャラ同士の掛け合いもほとんどなく、今日が楽しみだった!皆に会いたかった!というようなライブ会場の一体感も本編では特になし
雑に変わる設定、雑な説明ナレーション、存在感のありすぎる小道具たち、とりあえず入れたかのようなコール、袖が落ちる演出
全部ライブを見る上での雑念でしかなかったです
終始ポカンとして、時折イヤイヤイヤと苦笑がこぼれる
皆さんが言うように没入感もなく、もう最後の一曲!?というような感覚も芽生え無かったです
あと、いくらホログラムとはいえ客を踏むような絵面はどうかと思います…
スタツアの完成度もあって期待しすぎてた自分も悪いのでしょうが…
私はアンコールの様な、ありのままのQUARTET★NIGHTが見たかったです
次をまともに作って欲しいから
本作は前作が公開された時点で既に作られ始めていたと聞いたので、制作陣に「次回もコレで良し」と思わないで欲しくてレビューを書きます。
現時点で、恐らく「初めて見る映画だからレビュー調べたい」と思ってこのページに来る人は殆ど居ないんじゃないかと思います。
カルナイファンで「アイドルに責任を負わせたくない」と思ってる方や、次回作に繋げたくて評価高めにつけた方、そろそろ本当に見たかったタブナイの話をしませんか。
素敵な曲が与えられて、カルナイは本当にあんな演出をすると思いますか。あんな衣装を選ぶと思いますか。
私は次に来るであろうヘヴのライブも、原案者が匂わせたスタリの次回作も楽しみにしていますが、何ならその前にもう1回カルナイを作ってあげて欲しいとすら思います。
内容に満足してる方たちも、みんなが楽しんでのめり込めなかったこの状況、できることならもう一度やり直して欲しいと思いませんか。
もちろん、公式宛に手紙やメールもしました。
ここに書いたことが公式に届くとは思っていませんが、それでも数は力になると思っています。
ジワジワ再燃中
カルナイの背中はカッコよかったです
今回のタブナイは原作ゲーム軸ということで、隠されているものが沢山あり、初回では気づかなかったライブのコンセプトに気づいたうたプリファンの方達の推測、憶測、解釈、考察が推理小説のようでタブナイを観に行く度に答え合わせができて、とても楽しいです。
また、ドラマCDからも紐解いていけるのも楽しいですね。
映像も美しく、歌詞の意味を考えるのも楽しいですし、カルナイのパフォーマンスはとてもカッコいいし、可愛い姿も見せてくれる。カルナイのアイドル達にはきちんと背景があるのが伝わってきます。
劇場版も三作目ということで、新たな挑戦をするのもカルナイらしく、長年うたプリに関わっている制作陣が「これがカルナイ!」と出してきているので、これがカルナイの姿だと感じました。
原作ゲームが何も分からなくてもライブとして楽しめるのはキングダム、スタツア。
スターリッシュも原作ゲーム軸では各アイドル達が色々な経験、挫折をしてスタツアの舞台に立っています。知らなくても良いけれど、知っていれば感動の仕方、見え方が違うのかなと感じます。
劇場版オリジナル作品、もしくは、原作があっても劇場版のみで完結させる作品でもない限り、テレビ版がヒットしたので劇場版が制作されるものだと思っています。今回のタブナイの流れは後者かと。
私はタブナイが大好きだし、今後もカルナイ含め、うたプリを応援していきます。
タブナイは、知略的に背景他が綿密に計算された作品だと個人的には思っています。
巨大化するのも、袖が落ちるのも、マイクの形、稲妻、グリフォンにも意味があるようなので。
深く感じる事ができる作品は私の好みです。
うたプリアニメのマジLOVEレジェンドスター第2話を観てから、タブナイを観るのも良いのではないでしょうか。
私は刺さりました
うたプリはゲームから入り初期から応援してた者です。
評価は賛否両論ありますが私にはぶっささりました。平成のトンチキアニメが戻ってきた!って感じです。
もともとうたプリのアニメはトンチキでしたので、久々にこの感覚が戻ってきてくれて嬉しいです。この頃アイドル売りが多かったので…まぁアイドルなんですけど、一味違ううたプリを最大限引き出してくれていると思います!
クスクスと笑ってくれてる方を見ると嬉しくなります笑
なんか癖になって噛めば噛むほど味が出る映画だと思います。
皆様が言ってる事も分かります。確かにスタツアを見てから見ると残念な部分もありますが、コレもうたプリの味が出ててイイっ!と私は思います。
アイドルのアイドルライブが見たい方はデュエット曲からが本番じゃないでしょうか?
ヴァイ!はカッコいいしゴッラブなんてテンション爆上がりです!!
アイドルのライブと思うと???ってなりますが、ギャグアニメのライブと思ってみると楽しめると思います!!
ダサいコールも私はありがとうって感じです。
人を選ぶ映画かも知れませんが、久々に笑かしてくれるうたプリを見れて良かったです!!!!中毒なのでまた見に行きます!!
とまぁ…コレが私の感想なんだけど、
改めて製作者の方々、公式の方々に「ありがとう」の感謝を表したい。赤字続きの大変な中彼らの「新しい顔」、動かしてくれた事、何より「見えるか?新しいユートピア」をくれた事。
私は彼らが望んでいるのならどこまでも着いていくし、彼らが見せたかったものを心からのありがとうで返したい。
彼らが「解散の危機」を乗り越えて作ったタブナイを私は大切にしていきたい。
全曲アンコールで歌い直してくれ
うたプリは2ミリくらいしか知らない者です。
前作スターリッシュツアーズの、まるで本当のライブのような臨場感に魅了され、今回も劇場に足を運びました。
が、今作はあまり楽しめませんでした。
まずライブではなく、ミュージカルのようなスタイル。
歌の合間に小芝居が挟まり、メンバー4人が代わる代わる怪盗になったり警備員になったりします。
それはまだよかったのですが、コールの興ざめなこと!
本人ではない別の役を演じているはずなのに「黒崎蘭丸ナンバーワン!」「カミュ!」などと、メンバー本人の名前を呼ぶのです。他にもよくわからない掛け声がたくさん。
その妙なコールがことさら大声で、頻繁に出てくるので、映像の中の観客との心の距離がどんどん離れていきました。
ステージも「そんなところに額縁があったら現地の観客から見えないのでは」「岩が」「箱が」など気になる点が多く、ことごとく没入感が削がれていきました。
前作はファンタジー要素がありながらも、舞台やカメラワークに現実感があり、それが没入感につながっていたように思います。
きっと演出意図があるのでしょうが、ミリしらなので細かなことはわかりません。
そしてライト層なので、複数回鑑賞して理解を深めるようなこともしません。
ダンスや曲などかっこいいところもあったのですが、想像していたものと違ったせいか、残念な部分に目がいってしまいました。
的外れな感想でお目汚ししてしまい恐縮ですが、ふだんコンテンツを追いかけていない外部の者の意見として、今後の参考になれば幸いです。
★追記
「何度も見れば理解が深まる」とのご意見を拝見しました。カルテットナイトは、一度しか見に行けない観客を置いてけぼりにするのを良しとする人たちなのでしょうか。
わからないけど楽しい、わかるともっと楽しい。
もし次があれば、そんなステージを見せてほしいです。
★追記2
熱心なファンの友人に誘われて2回目を見ました。
本編は相変わらずな感じでしたが(なぜか袖落ちの演出が豪華になっていた)、アンコールはとてもかっこよかったです。シンプルな衣装で魅せる、歌とダンスの全力のパフォーマンス。全曲アンコールで歌い直してほしいと心底思いました。
しかし、メンバー自身が「今回のライブはこういう意図だったんだよ」と説明するのを見て、ファンの皆さんはもう批判することができなくなってしまったのではないかと心配になりました。批判すればカルテットナイト自身を批判することになるかもしれないから。まるで人質を取られているように、私には見えました。
それでも、当作品に不満がある方は怒りを表明し続けたほうがいいと思います。
そうでなければ、「何をしても金を出す」と思われて、うたプリというコンテンツの扱いがどんどん雑になっていくのではないでしょうか。
久しぶりのカルナイ
ゆるりと推しているうたプリの劇場版ということで、久しぶりにカルナイを観た。うたプリでは嶺二が最推しなので、楽しみにしていたが、観た劇場の音が良くなかったのか、ボーカルの音が聞こえにくく、せっかく楽曲は素晴らしいのに迫力に欠けるように感じた。一緒に行った友人も同じことを言っていたので、会場の問題なのか、映画の問題なのかは分からない…
短い映画の中にキャラ設定がたくさんあり、普通にアイドルの4人が歌って踊るだけでいいのに…と感じた。怪盗設定で行くのかと思ってたので、王子様になったり、妖精になったり、ピエロになったり、ついていけなかった。複数回鑑賞すればいいのかな?
4人のハーモニーが好きなので、ソロ曲ばかりの前半はちょっと飽きてしまった。4人になってからはテンション上がったので、構成の問題かな。
作画は良く、うたプリの絵がやっぱり好きだなぁと感じたので、もう少しTシャツののっぺり感とかなくなればいいのにな。
あと、God's S.T.A.R.はやっぱり最強に名曲。今回、事前に履修してなかったので、最後大好きな曲が流れて胸熱すぎた。
うたプリ超ライト勢だったのにどハマりしちゃいました…
うたプリはアニメ見たり、映画やっててタイミング合えば見に行こうかなあくらいの超ライト勢です。
グッズもほぼ買わないですし、CDも曲がかなり好き!と、思わないと買いません。
今回はたまたま初週に映画をやってることを知り、時間も短いしサクッと見れるなら、と気軽に見に行きました。
どハマりしました。
曲も何も知らないまま行ったことを大後悔して(曲と演出についていくのに必死で、彼らのライブを楽しみきれなかった気がして)、映画終わってすぐにパンフとセットリストCDを買いました。
豪華版パンフはもう売り切れてて悔しかったです。
セットリストCDは映画を見た映画館では売り切れで買えなくて、別の映画館まで行って買いました。
そこから毎日曲を聴いてコールを覚え、2週目も行き、3週目である今週は友人を連れて行きました。
来週も必ず行きます。
映画の曲のフルバージョンが入ったCDもネットで買いました。取り寄せにかなり時間がかかって、買えなかったらどうしようと思いましたが、今日やっと届きました。
久しぶりにこんなにハマる作品に出会いました。
多分しばらくは毎週通います。
なんでこんなにハマってるのか自分でも分かりません。
でもとにかく好き。
自分もライブ会場にいる1人だと本気で思わせてくれます。
ダブルアンコール、ちょっと泣きました。
あんなに盛り上がる曲なのになんかじーんとして、泣けてきます。
カルテットナイトがこの4人でよかったなってペンライトを振りながらいつも思います。
最高のライブをありがとう!
ヘブンズの映画も数年後にやるかもしれない?という情報を見て、絶対行きたいと思いました。
そのためにも、今できることとしてタブナイに出来る限り通いたいと思います。
アイドルを映さないカメラ
公開から3週目、鑑賞5回目。カルナイのメンバーのパフォーマンスはいいのに演出とカメラワークが悪くて所々冷めてしまう。どうしてもスタツアと比べてしまって申し訳ないが、スタツアはとにかく没頭できて何回観ても楽しかった。カルナイもそうなると思って楽しみにしてた。劇中劇で進むのは構わない。それはそれでスタリと違って楽しめる。でもライブとしてようやく盛り上がってくるのがデュエットに入ってから…。なのにゴッドラブでは無意味に船やグリフォンのアップが入りまくる。間奏ならまだしもアイドルが歌ってる最中にアイドルを映さないカメラなんて有り得る?グリフォンのキメ顔なんて見せられても嬉しくないしそこは二人を映して欲しいんだけど。追加された演出もカルナイがバテてるだけ…そこから袖が落ちるのは何?
監督はこれにどんな反応を求めているんだろう…。曲は好きだし次に繋げたいので通うけれど、スタツアほどは通えないな…ってなってしまったのが本当に残念。巨大モニターに映されてる間カルナイがどこにいるのかいまだに分かりません。どこで喋ってるの?会場の規模とセットの大きさ、カルナイの立ち位置が噛み合ってなさすぎてライブ感は低いし、現地アリーナが可哀想すぎる…。もう一度スタツアをスクリーンで観たくなりました。
永遠なんてどこにもないのかもしれない
※3週目の影ナレ、豪華版パンフレットネタバレを含みます。
公開2週目までで20回近く観に行きました。ムビチケも大量に手元にありますし、それがなくなったとしても通うのだと思います。でもキングダムやスタツアのように、行きたくてしょうがないから行くのではありません。この映画がうたプリというジャンルを終わらせるきっかけになってほしくないからです。QUARTET NIGHTという最高のアイドルに、その責任を負わせたくないからです。
2025年のライブとは思えないダサい衣装も一貫性のないストーリー仕立ての演出もこの際すべて目をつぶります。その上でどうしても看過できないのは、この映画が劇場版の前2作と異なり、リアルなライブとしての再現度が低すぎる点です。
今までの劇場版はうたプリらしいファンタジー的な演出をふんだんに盛り込みながら、地に足のついたリアルさのある演出が実に見事に融合されていました。現実では決してできない特攻をバンバン入れたり空を飛んだりする演出を入れながらも、曲によってヘッドセットとハンドヘルドマイクを使い分けたりライブ中にヘアアレンジを盛り込んできたりと、現実世界のライブとして「ある」と思わせる工夫が随所に感じられました。それを余すことなく捉えていたカメラワークの巧みさも見事だったと思います。
でも、本作はリアルなライブ感を感じません。作中内でライブをやっているアニメを見せられているというのが一番近い感覚でしょうか。
もっともそれを感じるのがアンコールです。嶺二が藍を連れてトロッコに乗るのは、嶺二のアドリブだそうですが、そのアドリブは毎回毎回同じように繰り返されます。アドリブは1回きりだから「アドリブ」として機能するものなのに、週が変わってもその箇所が変更されることはありません(※注:これを書いているのは3週目です。今後変わる未来があるんでしょうか…)。わざとらしく盛り込まれた演出がかえってライブとしてのリアリティを損なっており、毎回興醒めします。
また、3週目の影ナレではまさにその嶺二のアドリブがメンバーから槍玉に上げられますが、ここでも「なぜ今更?」という疑問が浮かびます。1週目、2週目と同じことが繰り返されているのに、思い出したように今更メンバーが嶺二のアドリブに文句を言うのもまた不自然極まりないです。
ライブのリアリティのなさは舞台装置にも感じます。デュエット曲で舞台の真ん中に無造作に置かれた大量のでかいブロックは一体なんですか?なぜあそこに置いてあるのかも意味不明だし、そもそもデュエット曲においてあのブロックが必要な理由もわかりません。アリーナ席の視線を完全に遮るあの箱を誰が喜ぶんでしょうか。
極め付けにカメラワークが全然良くない。アイドルに寄るべきところで足元や腰元を映し、停止させるべきところでぐるぐる回し、なぜここで切ったのだろうという見切れも多く気が散り、かと思えば単調なワンパターンの四分割がしょっちゅう挟まれます。若干の余談ですが、股間のアップが多いのが個人的に大変不快です。現実の男性アイドルのライブを参考にしたのだと思うのですが、あれは一連のダンスの流れありきで黄色い声援が上がる、一種の様式美です。いきなり股間だけ映されても困ります。
また、オフマイクでの会話は今作にも入っていますが、これも以前の劇場版でウケたことに味をしめたのだろうなと感じます。「こういうの好きでしょ」という制作側の狡い意図が随所に透けているようです。
もっとも上記の演出も、何度も何度も繰り返し見ることで若干慣れた部分もあります。でもあれだけ楽しみにしていた映画の悪いところに目をつぶり、違和感をやりすごしてなんとか映画館に通う未来があるなんて思いもしませんでした。
今回、パンフレットや雑誌に掲載された総監督のインタビューを読みましたが、とにかく自分が信じる「かっこいいライブ」を、QUARTET NIGHTというアイドルを使ってやったのだなという印象を受けました。これがかっこいいライブかどうかはさておき、私は「総監督の考えるかっこいいライブ」が見たかったわけではありません。私が見たかったのは、QUARTET NIGHTという最高のアイドルを、あの4人を一番輝かせるライブでした。だからこそ、誰よりも彼らに寄り添って、彼らにふさわしい演出をもっともっと心を砕いて本気で考えてほしかった。
SNSでこの映画に対する批判の声を聞くことはもうほとんどありません。皆が満足したからでしょうか? 2週目以降の演出ですべてを納得したからでしょうか? 違います。この映画についてネガティブな意見を述べることは、このライブの演出に携わったであろう「QUARTET NIGHT」というアイドルを批判していると捉えられるからです。だから皆、思うことがあっても口をつぐみます。批判の聞こえない構造の中で、製作陣が「やっぱりこれでよかったんだ」と思っているのであれば、それは本当に恐ろしいことです。
自分も含め、熱心なファンは思うことがあってもSNSでは沈黙し、何度も繰り返し劇場に足を運ぶでしょう。もしかしたらスタツアの興収も超えるのかもしれません。でも、そういう盲目的とも言える熱心なファンに甘えたコンテンツを作り続け、内向きになっていくジャンルの行き着く先は一体どこなのでしょうか。
アイドルと永遠、というのはこの作品の一つのテーマだと思います。ずっと彼らがいてくれて、ずっと応援し続けられる、そんな永遠なんてどこにもないとわかっています。でも、もっともっと未来にあるものだと思っていた終わりは、もしかしたら案外近くまで来ているのかもしれないと、この映画を見て初めて思いました。
そんな予感が的外れな杞憂であり、これからもうたプリというジャンルが末長く続いていくことを、一ファンとして切に祈っています。
賛否両論に納得
今までの劇場版シリーズからはかなり離れた、思い切った構成でした。カルナイの4人は素晴らしいキャラクターであり、それを演じて下さっている声優さんも尊敬しているからこそ、構成と作りに対して勿体ない気持ちが大きいです。
何度も通えば分かるという評価もありますが、1度目で満足しなかった客の中で次も足を運ぶのはどれくらいの割合なのでしょうか?
・映像中の客の声が大きすぎる
ライブとして作っているので観客を大事にしています、というなら理解もできますが、作中劇を挟んでいるせいでどっちつかずになっている気がする。ドラマ性を見せたいのかライブとして楽しんで欲しいのか、両方取ったせいで互いに悪影響。カルナイは4人の歌声を武器にしているのに余計な物が多い。この辺りが賛否両論の要なのかなと思いました。席によって歌声と歓声の調整が必要な作品というのは通い詰める既存ファンでないと難しいポイントではないでしょうか。
・カオス
頭が追いつかない、でもなんかよく分からないけど楽しい!という気持ちにさせられるかは微妙。実際私は視聴後に「カルナイの良さを上手く扱えばもっと良い物になっただろうな」と思ってしまいました。エンターテインメントとしての楽しさを感じられれば満足感を得られたのかもしれないけど、今作はそれを味わうにはやはりなんか違う感が否めない。
・カットインの悪さ
ミッションを進める為に必要なのは分かるが、もっと別の方法はなかったのか?画面いっぱいに突然テキストで出すのはさすがに変。演出として初歩的な部分だと思いますが、どう言った理由でこれを採用したのか、指摘する人間はいなかったのか、なぜ完成まで辿りついたのか、本当に気になる。
・制作のエゴ
カルナイの生き様として挑戦し続ける、なのでうたプリ劇場版シリーズの中でも新たな分野です!というのは、キャラクターに背負わせ過ぎなのではないでしょうか?なぜなら今作では製作者の悪い部分が多々見受けられるから。それをキャラクター達に言わせて納得するには限界がある。制作側の言い訳にしか聞こえない。そんなものをカルナイに代弁させないで欲しかったです。
・歌唱力という武器はどこへ
カルナイといえば4人が織り成す旋律のイメージがあるのに、活かされていない。個人の歌唱力ももちろん楽しみたかったのですが、前述したように、ソロ曲ユニット曲でも余計な演出が多過ぎるあまりに歌唱を味わえなくて残念でした。
カルナイが好きだからこそ、制作側に対しての評価が必然的に低くなりました。どうしてこうなった。
必要な物欲しい物が足りなくて、余計な物が多い。何を伝えたくて、何を見せたくて、何を感じて欲しいのか、全部よく分からない。
好きな作品だから良い評判で新規獲得にも繋げたい気持ちは分かりますが、手放しに評価するのは私には難しかったです。
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