「満たされた」無名 藍の2若君さんの映画レビュー(感想・評価)
満たされた
観客は女性多し、年齢層かなり高め…でした。
彼女たちがトニー・レオンのファンだ…と思われてる方もいますが、確かにトニー・レオンのファンもいるでしょうが、ほとんどが中国ドラマからのワン・イーボーファンだと思います。(SNS,当日の会話内容、ポスター前の撮影等より推測)
監督は、「正直、売れる映画を目指した」と確か言っておられました。
そのためのキャスティングだったようですが、期待以上の演技だったのでは?…特に、主役2人は。
舞台は1940年代の上海。
歴史を勉強してないと、??な内容なのですが、中国共産党、国民党、そして日本軍…の攻防戦、それも諜報機関が秘密裏に活躍していたようです。
私達の知ってる歴史には、歴史に名の残らない誰も知らない無名のスパイたちの活躍があった…ということ。
しかし無名のスパイ、家族にも婚約者にも明かせない、本当に孤独な存在です。
素晴らしいのは、映像とアクション。
とにかく映像が美しいです。
当時のファッションもいいですね。
そして、アクションシーンは本当に凄かった…!!…釘付けになりました。
フーとイエのアクションシーンでは、そこまでする??…と、正直、少々頭の中が混乱…??でしたが。
それら以外に特に印象的なシーンの一つは、最後、イエがワンの実家の店でアレを食べるところ…でしょうか。
よくもまぁ……
心理戦を繰り広げる中、敵なのか味方なのか最後までわからない、ドキドキ…という展開にも惹きつけられました。
エンドロールで流れるイーボーの曲も好きです。
大いに右脳が刺激されたので、気になりそうなところも気にならないですね。
久々に映画で満たされた気分になり、忘れられない映画となりました。
2回観に行きました。