貴公子

劇場公開日:

貴公子

解説・あらすじ

「THE WITCH 魔女」シリーズのパク・フンジョン監督が、巨額の遺産を巡って繰り広げられる攻防戦を予測不能な展開で描いた韓国ノワールアクション。

フィリピンで暮らす貧しい青年マルコは病気の母のため、地下格闘で日銭を稼いでいた。ある日、マルコはこれまで一度も会ったことのない韓国人の父が自分を捜していると聞き、韓国へ向けて旅立つ。マルコは飛行機の機内で、自らを「友達(チング)」と呼ぶ怪しい男「貴公子」と出会う。美しい顔立ちで不気味に笑う貴公子に恐怖を感じて逃げ出すマルコだったが、執拗に追われ徐々に追い詰められていく。

ドラマ「海街チャチャチャ」でブレイクしたキム・ソンホが映画初出演にして主演を務め、魅惑的かつユーモラスな貴公子を熱演。ドラマ「こんにちは?私だよ!」のカン・テジュがマルコを演じ、「君だけが知らない」のキム・ガンウ、ドラマ「ヘチ 王座への道」や映画「蒼き狼 地果て海尽きるまで」のコ・アラが共演。

2023年製作/118分/PG12/韓国
原題または英題:The Childe
配給:シンカ
劇場公開日:2024年4月12日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5「海街チャチャチャ」で大ブレイクのキム・ソンホ、待望の映画初出演&初主演作!!

2024年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

韓国ドラマ「海街チャチャチャ」で大ブレイクを果たしたキム・ソンホの映画初出演にして初主演作品とあり、かなり前のめりで映画館へ足を運びました。「海街チャチャチャ」のホン班長は本当に魅力的な役柄で、ドラマの内容も素晴らしく私のイチオシ韓国ドラマベスト3に入る作品です。ドラマで大ブレイク後の大スキャンダルで、ついてないなこの人も…。キャリアを棒に振るのかな?と心配していましたが、復活してくれて本当に嬉しいです☺️

予告編すら見ずに「貴公子」というタイトルとソンホのなんとも言えないキラースマイルのメインビジュアルだけの知識で鑑賞に望みましたが、開始早々にPG12の意味を知りました。タイトルからは想像し得ない残虐ぶりではありましたが、不思議とソンホが演じると血生臭さが減るといいますか、やはり貴公子なんです。彼の笑顔、振る舞いはただの残虐な殺人犯のそれとは全く違います。パク・フンジョン監督が「貴公子というキャラクターについて、キム・ソンホ以外には代案がなかった」と語ったように、スキャンダル後&コロナ禍という困難な中、撮影に踏み切ったのも納得でございます。続編があるのか?ないのか?も期待しつつ、彼の今後の活躍に期待しています。とはいえ私は、火のないところに煙はたたないと思うタイプですので、私生活においても是非とも「貴公子」の彼であって欲しいと老婆心ながら願ってしまいます。
演じることがお仕事の俳優さんなのですから、マイナスのイメージは是非ともいい演技といい作品を重ねることで払拭して欲しいと思います。

「海街チャチャチャ」が久しぶりにまた観たくなりました。いや多分観る、今夜からまた寝不足や…。

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ななやお

3.5キラースマイルを最大限に生かした見事なキャスティング

2024年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

興奮

知的

 ぺ・スジと共演した「スタートアップ:夢の扉」、シン・ミナと共演した「海街チャチャチャ」のドラマで人気を博したキム・ソンホが映画初出演にして主演を務め、謎めいた男“貴公子”を魅惑的でユーモラスに演じているのが見どころです。

 その美しい顔立ちで不適に笑う表情に魅了されるとともに、得体のしれない恐ろしさを感じさせます。ソンホのキラースマイルを最大限に生かした見事なキャスティングと言えるでしょう。そして、これまでの爽やかなイメージを覆し、狙ったターゲットは絶対に逃さない冷酷さと、無駄な動作のない華麗なアクションで、ソンホの俳優としての新たな実力を堪能できる作品です。

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和田隆

4.0とんでもないもらい事故

2025年4月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

プロって凄いけど、
こんな命がけのハッピーエンドと、こんな呆れた友達はゴメンだ。

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上みちる

3.5無意識に潜む差別意識はないか?

2025年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

フィリピンに住む韓国人の父とフィリピン人の母の間に生まれた混血(コピノ)であるマルコを主人公に据えた作品。

韓国ノワールらしくキツめの暴力アクション・シーンも少なくない一方で、場合によってはイ・ビョンホンが『ターミネーター5』で演じたT-1000を彷彿させるかのような動きを含めた謎の男「貴公子」のコミカルさ、そしてマルコの出自にも関わるもの悲しさ等も多重的に描かれ、最後の30分くらいまでなぜマルコがこんな目に遭っているのか分からないミステリー要素も相まって、エンターテイメント作品としてよく仕上がっている。

『パスト ライブス/再会 』 でも韓国で生まれ育った韓国人とコリアン・アメリカ人の価値観の差などが描かれていたが、ここでも「コピノ」(=コリアン・フィリピーノ)という名称をわざわざ付けて純血との差を際立たせている辺りのメンタリティは日韓で本当によく似ていると思う。(冒頭で「混血」ということばを選んだのは意図的。)

「アメラジアン」の問題や、「純ジャパ」か否かを気にする人々など、殊更の差別主義者でなくとも、実は多くの人々が無意識のうちに線引きをしていることが少なくなく、それ故にこの問題は根深い。

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Tofu